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矢吹 司 副院長の独自取材記事

矢吹歯科医院

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2022/11/22

矢吹司副院長 矢吹歯科医院 main

綱島駅より徒歩5分。駅前商店街の先にある「矢吹歯科医院」は、地域に根差した歯科診療で親しまれる歯科クリニックだ。2021年より副院長に就任した矢吹司先生は、一般歯科から小児歯科、インプラント、根管治療、口腔外科などさまざまな症例に携わってきた豊富な経験をもつ歯科医師。歯科用CTやマイクロスコープを駆使した精度の高い診療に打ち込む矢吹先生だが、何よりも大切にしているのは、患者自身に納得できる治療法を選んでもらうこと。「治療の主役は患者さん」という考えのもと、治療のメリットやデメリットについても丁寧に説明するなど治療に入る前のカウンセリングを重視。朗らかに笑う矢吹先生に、同院ならではの診療のメリットやこだわりについて、じっくり聞いた。

(取材日2022年7月6日)

父が築いた信頼関係を、精度の高い治療でさらに強固に

綱島エリアで地域に根差した歴史ある歯科医院だそうですね。

矢吹司副院長 矢吹歯科医院1

当院は私の父、院長の矢吹秀哉が1984年に開院した歯科医院で、40年近くこの近隣にお住まいの方のお口を診てきたことになります。今でこそ歯科と全身の状態が深く関係あることが広く認知されていますが、父は早くから港北区で歯科と内科の連携の大切さを提唱した一人で、2010年にはその関連の本も出版しています。今はほぼすべての患者さんに私が対応していますが、患者さんについてはカルテに詳しく書かれているので、当院では患者さんに糖尿病や心疾患、肝機能低下、腎機能低下などの全身疾患がないか、抗血栓治療用の薬など服用していないか等、常に全身の状態をみながら診療を行っています。開院当初から通い続けてくださる患者さんも多く、中には父に会うのを楽しみに来てくださる患者さんもいらっしゃるので、そのような時は父が対応しています。

副院長に就任されるまでの経緯を教えてください。

私は大学を卒業後、大学病院や横浜の総合歯科医院で4年間、虫歯や歯周病などの一般歯科から小児歯科、義歯、口腔外科、インプラント、審美歯科、予防歯科とさまざまな分野の治療や症例に携わらせていただきました。その後、東京の歯科医院で副院長をやらせていただいていたのですが、ある日父がふと「後を継いでくれる人がいなければ、ここはもう畳もうかな」と言うのを聞いた時に、これまで父が綱島で築いてきた信頼関係や、長く通い続けてくださる患者さんのことを思ったら、自分が継ぐしかないなと。それまで1度もここを継げと言われたことはなかったし、私自身、ゆくゆくは東京で開業するつもりでいたのですが、そこからはもう急展開で昨年11月には副院長に就任していました。自分でも驚いていますが、今は長年当院を信頼して通い続けてくださる患者さんや地域のために、これまで培ってきたスキルでお役に立てればという気持ちでいっぱいです。

先端の設備を導入するなど院内のリフォームも着々に進んでいますね。

矢吹司副院長 矢吹歯科医院2

とりいそぎ、床と壁紙、ユニットを一新し、歯科用CTを導入しました。私は、これまで歯科用CTやマイクロスコープを日常的に使って診療してきたので、エックス線画像や肉眼では見ることのできない神経や血管、骨の形状、歯の隙間や影になっている部分などを見ることなしに治療を進めることは考えられません。患者さんは自分のお口の中を初めて鮮明な画像で見ると、最初は驚かれるかもしれませんが、具体的にどこがどう悪いのか、治療する前と治療した後の様子などがはっきりわかるので、治療に対するモチベーション向上につながると思っています。

複数の選択肢から納得の治療を選べる歯科医院

診療方針について教えてください。

矢吹司副院長 矢吹歯科医院3

当院では複数の治療法について、それぞれのメリットデメリットをきちんと説明し、患者さんの価値観やライフスタイルと照らし合わせながら一番納得のできる治療法を選んでいただきたいと思っています。治療の主役は歯科医師ではなく、患者さんです。自分のお口の現状について知っていただき、それぞれの治療法について理解した上で、患者さん自身に納得のいく治療を選んでいただくことこそ、満足いただける治療への一歩です。それだけでなく、患者さんにさまざまな治療法を提案できるよう、当院では常に知識と技術の向上に努めていきたいと思っています。

対症療法ではなく、根本的な治療に力を入れていると伺いました。

悪くなった部分だけを治しても、悪くなる根本的な原因がそのままでは、何度治療しても再発してしまいます。特に多いのが、「歯医者に何度も通ったのに、歯の痛みや歯茎の腫れを繰り返す」というご相談です。歯髄と呼ばれる歯の神経まで達した虫歯の治療のことを根管治療といいますが、根管治療は建物に例えると、基礎部分の工事にあたります。つまり、基礎にあたる根の治療をきちんと行っていないと、セラミックなど上物にどんなにいい治療をしても、将来的に痛みや腫れなどの不具合が出て、再治療が必要になってしまうのです。そのため、根管治療は治療の予後を左右する重要な治療となります。当院では単に悪くなった部分だけを治療しておしまいという治療ではなく、悪くなった原因を突き止め、根本から解決を図れるような治療を大切にしています。

先生は口腔外科の分野も得意とされているそうですね。

矢吹司副院長 矢吹歯科医院4

もともと外科的なことが好きだったことに加えて、多数の口腔外科の症例に携わらせていただいてきたので、親知らずの抜歯やインプラントなど大抵のことは対応可能です。ほかにも「骨が薄いのでインプラントは難しい」と言われた方の骨造成などにも携わってきました。また、開業医では遭遇すること自体が珍しいと言われる初期の口腔がんの患者さんも何人か診てきたため、日頃の診療の中でお口に異変がないかのチェックも行っています。これらの経験を生かしさまざまなお口の悩みや疑問に対して、多角的に対応してまいりますので、些細なことでもお気軽にご相談いただければと思います。

患者が主役の歯科診療で、口の悩みの解決をめざす

印象に残っている患者とのエピソードはありますか?

矢吹司副院長 矢吹歯科医院5

歯科医師になりたての頃、入れ歯の調整を担当した患者さんにものすごく喜んでいただいたことがあって、治療したその場で患者さんの喜ぶ顔を見ることのできる歯科っていいな、歯科医師になって良かったなと痛感したことを今でもよく覚えています。また、前に勤めていた東京の歯科医院から綱島のこちらのクリニックまで追いかけて来てくださっている患者さんもいて、本当にありがたいですね。

今後の展望をお聞かせください。

前に勤めていた歯科医院では、大勢のお子さんを担当させていただいていました。お子さんがいると、それだけで院内の雰囲気が明るくなるし、私は子どもが大好きなので、ゆくゆくは大勢のお子さんの笑顔あふれるクリニックにしていきたいですね。これまで広告一つ出さずにやってこれたのは、当院で治療を受けて満足してくださった患者さんが大切なご家族や友人を紹介してくださったおかげですが、これからは、根管治療や予防歯科の大切さ、患者さん主役の歯科治療に関する情報発信にも力を入れ、お困りの方のお役に立てればと思っています。それと、私がこれまで培ってきた精度の高い診療を提供していくためにも、マイクロスコープの導入を考えています。院内の改装も少しずつ進めていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

矢吹司副院長 矢吹歯科医院6

副院長に就任するにあたって、父は私がやりやすいようにと一切口を出しませんでしたが、内科の医師であった祖父の代から受け継いできた「医科と歯科は医療において同源である」という思いをしっかり受け継いでいきたいですね。また、月に1度歯科医院に通ってケアを受けたとしても残りの29日ほど、ご自宅でケアを行うのは患者さん自身です。「自分の歯は自分で守る」という意識のもと、一人ひとりの患者さんに納得していただける診療体制を、地域の皆さんとともに創っていきたいと思っておりますので、些細なことでも気軽にご相談ください。また、当院ではできるだけ患者さんのニーズに応えるため、多彩な治療の選択肢を用意しております。他院でインプラントを断られた、あるいは抜歯するしかないと言われた方のご相談、審美歯科や義歯治療にも対応しておりますので、お口のことで困った時はお電話ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~、セラミックインレー(詰め物)/4万4000円~、セラミッククラウン/11万円~、ノンクラスプデンチャー/11万円~、金属床義歯/27万5000円~
※症例によって費用が異なります。詳細は歯科医院にお問い合わせください。

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