医療法人 ふじかわ小児科

医療法人 ふじかわ小児科

藤川 泰弘院長

142531

2006年の開院以来、多くの親子に愛されている「ふじかわ小児科」。玄関を入ると、小さな子どもの緊張も緩みそうな甘い香りに包まれる。優しい色使いとかわいらしいイラストも、ホッとする雰囲気を醸している。また、子ども同士の感染を防げるように配慮されており、予防接種や専門外来のための診療時間を設けるなどの工夫もされている。院長を務めるのは藤川泰弘先生。大学付属病院や市立病院などで勤務してきた経験豊富な小児科の医師である。より地域に根差した子どもたちのための医療をと願い、「ここに来てくれたすべての患者さんに、来て良かったなと思って帰ってもらうのが一番の目標です」と話してくれた院長。日々、多くの子どもたちの診察をする藤川院長の小児医療にかける想いを聞かせてもらった。
(取材日2017年9月6日)

一人ひとりに合わせた診断と治療、経過観察を大切に

―こちらに開業されてからの10年間、特に印象に残っていることはなんですか?

僕は開業するまで、あえて忙しい病院ばかりを選んで勤めてきて、脳腫瘍や白血病はもちろん、小児科の教科書に載っているような症例はほぼ経験したと思っています。開業医の場合は、最初から重症の患者さんを診るということは少ないですし、比較的軽症の患者さんが多いんですよ。それでも、ここで白血病の珍しいタイプのものであったり、脳腫瘍などを発見することがあります。見落としていたら危なかったかもしれない、という症状を見つけたことは、やはり印象に残りますね。医師になって35年ですが、どんなに経験しても当たり前はないんだと思い知ります。ですから、毎回、身が引き締まる思いがしますね。

―先生が診察の際、特に大切にしていることはありますか?

僕が大切にしていることは、まずは診断と経過観察です。一人ひとりを丁寧に診て、まずはきちんと診断をする。その上で丁寧な説明をして、それからよく観察する。いくら多くの子どもさんを見せてもらっていても、その子の体力や体質によって、経過が違います。その子に合わせた診断や治療、経過観察が必要だと思いますね。そして、病気の本人はもちろんですが、連れてきてくださったお母さまたちの話も注意深く聞くこと。お母さまたちの言葉の中には、いろいろなヒントが隠されています。やはり多くの時間を一緒に過ごしている「母親の勘」はすごいと思うことが非常に多いですね。実際に、帰り際にドアのところでお母さまがふと漏らした一言が、病気が快方に向かうきっかけになるということがよくあるんです。

―どんな症状になったら病院に連れて行けばいいのでしょうか?

僕がよくお話ししているのは、まずは、48時間以上熱が下がらないとき。それから、おしっこが全く出ていないとき。子どもって熱があったり、下痢をしていたりしても元気なときがあるじゃないですか。そういう場合は、無理に連れて来なくても、経過観察でいいかなと思いますね。そして、意外と一番大事なのは、先ほども言いましたが「親の勘が働いたとき」です。具体的に症状が出ていなくても、ご両親の「何かが変」というのは、意外に当たるものなんですよ。親の目から見て、顔色が悪い、元気がない、機嫌が悪い、様子がおかしい……といったことです。ですから、「あれ?」ということがあったら、自分の勘を信じて来ていただければと思います。

記事更新日:2017/10/04

標榜の診療科目を同じ行政区・駅で探す



Access