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三橋 孝之 院長の独自取材記事

三橋整形外科

(横浜市港北区/菊名駅)

最終更新日:2020/02/05

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東急東横線・JR横浜線の菊名駅より徒歩1分のクリニックビルの2階にある「三橋整形外科」。開院以来、三橋孝之院長は子どもから高齢者まで、近隣住民のさまざまな痛みや悩み、ケガに対応してきた。「回復に向かうのは、患者さんの努力の成果。私は患者さんのお話をよく伺って治療やリハビリテーションのお手伝いをすることに集中しています」と三橋院長。もともとは手術を得意としてきたが、高齢化社会の中で整形外科・リハビリテーション科の役割が変わってきていることを敏感に察知し、保存的治療に重点を置くようになった。理学療法士の人数も増やし、運動療法にも力を入れる。患者にとって一番良いと思う治療法を選択してよく説明し、提供するという流れを大切している。
(取材日2019年12月10日)

地域のニーズに応えた整形外科診療やリハビリを提供

まず、こちらのクリニックについて教えてください。

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私が1999年に開業し、20年にわたって整形外科とリハビリテーション科の診療を行ってきました。骨折や捻挫などの外傷、膝や肩など関節の痛み、首や腰の痛み、肩こり・五十肩、骨粗しょう症、リウマチなど幅広く診療しています。手術の必要のない患者さんの保存的な治療を行うことが多いため、腰、膝、首、外傷の治療が中心ですね。また理学療法士が在籍し、理学療法のリハビリテーションを行っています。物理療法としては、疼痛緩和や創傷の治癒促進、筋・靭帯などの弾性促進などを目的に温熱や電気刺激、けん引などを用いるリハビリを行っています。ほかには、運動療法やマッサージ、徒手療法、ホームエクササイズの指導などを行っています。

開業されるまでの経緯について聞かせてください。

医学部卒業後、横浜市立大学附属病院に勤務しました。当時は今のように研修制度が確立されておらず、卒業と同時に自分の行きたい科に入局するというスタイルが主流でした。しかし、当時の横浜市立大学附属病院は今の研修制度に近い形で、卒業後2年間は自由なローテーションで研修を受けられたのです。私はその中で整形外科を選び、横浜市立大学附属病院の紹介で、藤沢市民病院の麻酔科にて半年間研究を受けました。整形外科は、麻酔科で研修することが義務づけられていたのです。その後藤沢市民病院の整形外科で研修を受け、横浜市立大学附属病院に正式に入局しました。その後、平塚共済病院やこども医療センターなどの関連病院で診療に携わっていました。大口東総合病院に勤務していた頃、そろそろ開業をと考えていた時に、ちょうど当ビルのオーナーから声をかけてもらって開院に至ったのです。

整形外科の医師を志したきっかけは?

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研究など細かいことをするよりも、手術のようなダイナミックなことのほうが向いていると思い、メスを持つ医師になりたいと考えていました。中でも整形外科手術は、治療の結果がはっきりと出るところが良いと思いましたね。もちろん、病気の質によっては後遺症や障害が残るということもありますので、他の分野に比べて、比較的結果がわかりやすいという意味です。また、外科は脳外科や心臓外科など細分化されていますが、整形外科は範囲が広いんですよ。例えば脊椎について、アメリカでは脳外科の医師が担当しますが、日本の場合は整形外科で診療しますし、リウマチや人工関節などについても整形外科ですから。私自身、顕微鏡を使って手の手術をしたこともありますし、体全体に携われることにも魅力を感じていました。

整形外科の医師として患者にとってベストな診療を

どのような患者さんが多いのでしょうか。

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地域性と、整形外科という性質上でしょうか、やはりご高齢の方が多いですね。だいたい菊名駅付近にお住まいの方が来られます。ただ、このエリアは子ども人口も多いので、子どもさんも多いのです。子どもは9割以上が捻挫、打撲、骨折などの外傷で、学校でケガをして保健の先生に連れてこられるケースもあります。こども医療センターで勤務したこともあり、子どもの対応は慣れているんですよ。また理学療法士によるリハビリを始めてからは、希望される患者さんが増えていますね。

診療の際、どのようなことを心がけていますか。

患者さんにとって、どういう治療がベストかを選んで差し上げることが、私の一番の役目だと考えています。MRIのある近辺のクリニックで検査を受けてもらい、手術したほうがいいのか薬で様子を見るのかを判断することもあります。手術の必要がある方には、設備が整っている専門施設をご紹介しています。また高齢の患者さんが多いため、できるだけ優しく失礼のないように接するようにしています。症状について説明する際も、なるべくわかりやすい言葉でお話しするように心がけています。医師という観点からは当たり前のことでも、患者さんにとってはわかりづらいこともあると思うのです。わかりやすいように足と腰などの模型も用意しています。

診療の中で、どのようなやりがいを感じていますか。

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やはり、患者さんが良くなっていくことが、一番うれしいですね。これは私のおかげなどではなく、患者さんご自身の努力であり、治療に通っていただいた結果なのですが、患者さんから「ありがとうございました」と言われると、医者冥利に尽きますね。またおじいちゃんやおばあちゃんが治療にいらして、そのお子さんやお孫さんまで来られるようになると、私やスタッフたちを信じていただいている証のようで、こつこつ診療を続けてきたかいがあったと思います。地元の方が、安心して来院できる、そんな雰囲気をつくってくれているスタッフにも感謝しています。スタッフには恵まれているんですよ。みんな明るく熱心で、患者さんへの接し方も親切で丁寧ですので、安心して任せています。

理学療法士も増員して、患者のニーズに応える

勤務医時代の経験が生かされた出来事はありますか。

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背中が痛いといって来院した子どもさんで、あまりにも痛がるのでレントゲンを撮ったところ、背骨が1ヵ所つぶれており、こども医療センターにいた頃、診たことがある「好酸球性肉芽腫」に違いないと思ったことがあります。血液を作る骨髄の細胞のうち、組織球と呼ばれる大型の細胞が増殖する、子どもに多い病気なのですが、内臓や皮膚にも異常があることがありますので病院に紹介しました。検査の結果、やはり「好酸球性肉芽腫」だったとのことです。こういうケースもありますので、子どもさんがどこか痛がる時は、そのうち治ると思わずに、整形外科を受診していただきたいですね。

これからの展望を聞かせてください。

開院当初は局所麻酔をして手術することが結構ありましたが、設備の問題もありますので、最近では手術をすることは減りました。整形外科の医師になったきっかけは手術に関することでしたが、このまま整形外科の医師として全うしたいと思っています。今は保存療法が中心となりますので、理学療法士ももっと増やし、ニーズに応えていきたいですね。また日本整形外科学会整形外科専門医として勉強会にも定期的に参加しています。整形外科領域では、鎮痛剤の勉強会が増えているんですよ。新しい薬が開発され使用法も変わってきているので、勉強しながら対応していかなければと思っているところです。高齢化に伴い、骨折や関節の病気などの患者さんは増えていきます。私も歳をとってきましたが、頼りにしてくださる患者さんが来てくださる間は頑張らなくてはと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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働き盛りの世代の方は忙しいと思うのですが、1日のうち10分か15分でいいのでストレッチをしていただきたいですね。体を動かすことでさまざまな病気の予防になりますし、将来的な肩や膝、腰などの痛みの予防にもつながります。軽い運動をして、関節や筋肉を動かすということを毎日の生活パターンに取り入れてください。パソコンで仕事をされる方は、ちょっと手が空いたら、少しでも体を動かすことをお勧めします。特に肩甲骨周りのストレッチが良いと思います。また、中高年になってくると、膝の周りの筋肉や靭帯などの柔軟性が落ちてきますので、長時間じーっとしていて急に動かすのはやめましょう。膝を痛めるもとになります。とにかく運動することが大事ですね。そして、女性の方は特に、40代になったら骨密度の検査を受け、骨粗しょう症予防にも取り組んでください。

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