口腔内スキャナーや白い素材を活用
多様化する保険適用の補綴治療
天神みなみ歯科医院
(福岡市中央区/天神南駅)
最終更新日:2026/08/12
- 保険診療
- 自由診療
虫歯の部分を削り、詰め物やかぶせ物で修復する補綴治療。近年は自由診療のセラミックに加え、保険適用でも白い素材を用いるケースが増えている。以前は限定的だったCAD/CAMシステムを用いた白い素材による治療も、2026年6月から保険適用範囲が拡大され、選択肢が広がった。「天神みなみ歯科医院」の南弘(みなみ・ひろし)院長は、患者の生活背景にも配慮し、保険診療においてもより良い治療の選択を重視。自由診療のセラミックの良さを熟知しながらも、保険適用の白い詰め物・かぶせ物にも幅広く対応している。歯科医療の新しい情報や技術を積極的に取り入れながら、培ってきた知識と経験を生かし、患者一人ひとりに適した補綴治療に努める南院長に、それぞれの治療の特徴や適用のポイント、実際の治療の流れについても詳しく聞いた。
(取材日2026年7月24日)
目次
歯科医療の新しい情報と技術を積極的に取り入れ、質の高い補綴治療の提供に努める
- Q補綴治療にはどのような素材が使われるのですか?
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A
▲患者一人ひとりに適した補綴治療に努めている
詰め物もかぶせ物も、虫歯や欠け・割れなどで失われた歯の形や機能を回復するための治療です。虫歯になると、虫歯菌に感染した部分を削って取り除きますが、削った部分をそのままにしておくと、歯が薄くなって破折しやすくなるほか、見た目や噛み合わせにも影響します。そこで、失われた部分を元の形に修復するために行うのが補綴治療です。治療方法には、歯科用プラスチックにセラミックの微細な粒子を混ぜた白い歯科材料を詰めるコンポジットレジン、かぶせ物で修復する冠などがあり、虫歯の大きさや部位、神経が残っているかどうかなどによって適した治療法を選択します。
- Q補綴治療にはどのような素材が使われるのですか?
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A
▲定期的に口腔内をチェックすることが大切
保険適用の素材では、先ほどお話ししたコンポジットレジンのほか、CAD/CAMインレー、CAD/CAM冠、従来からある銀合金インレー、自由診療では、セラミック100%のセラミックインレーやオールセラミッククラウン、ゴールドなどがあります。何を選ぶかは、患者さんの要望や年齢、ライフスタイル、優先順位によって異なりますが、当院では保険診療を基本に提案。それぞれのメリット・デメリットを説明し、補綴物の見本をご覧いただいた上で選んでいただきます。審美性を重視する方は、自然な透明感があり耐久性にも優れたセラミックを選ぶケースもありますが、費用面を考慮すると、保険適用の白い素材も十分な選択肢になります。
- Q保険診療でも白い素材が使用できると聞きました。
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A
▲「なるべく少ない治療回数で白い歯に」というニーズに応えている
若い方で審美性も気になるが、価格が高いのも困るという方もいらっしゃると思います。そういう方には、CAD/CAMインレーやCAD/CAM冠など、保険適用の白い詰め物やかぶせ物をお勧めすることがあります。万が一、割れたり変色したり、色がどうしても気に入らない場合は、将来的に自費のセラミックに替えるという選択肢もお話ししています。ただ、どちらの補綴物を選んでも一生使い続けられるわけではありません。セラミックのかぶせ物も、年月とともに歯茎が下がって隙間ができたり、合わなくなったりすることがあります。保険適用の白い歯も、年月とともに欠けたり変色したりして、やり替えが必要になることがあります。
- Q設備面や型採りでのこだわりを教えてください。
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A
▲口腔内スキャナーを用いて、患者の負担を抑えた型採りができる
2026年6月より、CAD/CAM冠に対する光学印象が保険適用となり、口腔内スキャナーを用いた治療の選択肢が広がりました。そこで当院でも、自由診療の詰め物、かぶせ物だけでなく、保険適用のCAD/CAM冠でも口腔内スキャナーを用いた型採りを行っています。当院は天神という場所柄、比較的若い患者さんも多く、保険診療で白い歯を希望される方が多い傾向にあります。導入した口腔内スキャナーは、当院の診療用ユニットと同じメーカーのため親和性が高く、作製を依頼している歯科技工士さんも精度の高さを認めています。これにより、補綴治療における患者さんの身体的負担の軽減、治療時間や治療期間の短縮などが期待できます。
- Q実際の治療の流れについて教えてください。
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A
▲わかりやすくかみ砕いた言葉で説明することを徹底
まず、初診では問診票を記入していただき、詳しい症状や治療へのご希望などを歯科医師がお伺いします。不安なことや気になることは、この時にお話しいただいています。その後、口腔内を確認し、必要に応じてエックス線検査や歯科用CTによる検査を行い、検査結果をもとに治療方針を決めていきます。補綴物の選択は、患者さんによって何が適しているかが異なります。そのため、当院では患者さんが納得して選択できるよう、治療方法を丁寧に説明することを大切にしています。初診時の問診票には、「保険の範囲内で治療を受けたい」「保険と自由診療の違いを聞いてから決めたい」という項目を設け、あらかじめ費用に関するご希望も伺っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミック治療/3万3000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

