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徳武 大輔 院長の独自取材記事

池之上クリニック

(鹿児島市/鹿児島駅)

最終更新日:2026/09/24

徳武大輔院長 池之上クリニック main

住宅街の一角に、洗練された外観が目を引く「池之上クリニック」がある。幅広い世代を迎え入れるこのクリニックで、2026年4月から院長を務めるのが徳武大輔先生だ。鹿児島県内の複数の病院でさまざまな内科疾患を診てきた徳武院長は、「人の役に立ちたい」との想いで医師を志したという。穏やかでありつつ、取材中、時折見せる当意即妙な受け答えにはユーモアがあり、そうした人柄こそが多くの患者から親しまれている理由なのだろう。こちらの話に真摯に耳を傾けてくれる姿が印象的で、日頃、患者の話を丁寧に聞き親身な対応をしている様子が垣間見えた。そんな徳武院長に、診療や患者への想いを聞いた。

(取材日2026年8月1日)

「相談してみよう」と気軽に思えるクリニックをめざす

2026年4月から新体制になられたそうですね。

徳武大輔院長 池之上クリニック1

はい、そうなんです。院名は町の皆さんに親しみのある「池之上クリニック」の名前をそのまま残しました。以前はしていなかった発熱の外来なども行い、より地域の方々にとって“あって良かったクリニック”をスタッフ一丸となってめざしています。町のクリニックはいろいろなことを相談できる場所であるはずなのに、「ちゃんと話を聞いてもらえるだろうか」「こんな些細な症状を相談していいのだろうか」「科が違うと冷たく言われたりしないだろうか」など、相談していいのか悩むという患者さんの声をよく耳にします。当院では、地域の皆さんが何かに悩んだとき、「あの先生に相談してみよう」と気軽に思える、そんなクリニックをめざしており、薬一つに関しても、医学的な正解だけではなく患者さんの気持ちをきちんと伺った上で方針を決めています。「池之上クリニックに行けば大丈夫」、そう思っていただけるような場でありたいですね。

どのような症状や悩みで来院される方が多いですか?

幅広い世代の方が、さまざまな症状やお悩みで来院されています。腹痛・めまい・発熱などのご相談で来られる患者さんや、睡眠時無呼吸症候群の治療で通院されている方、季節によってはインフルエンザなど感染症の方も増えますね。中でも、高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防や治療で通院される患者さんが多く、60~70代の方が多い印象です。当院では心電図や心エコー、下肢静脈のエコー検査を院内で実施できるほか、採血や心電図と合わせて総合的に状態を把握する体制を整えています。また、禁煙をめざす外来も行っています。広く対応しておりますので、どの科を受診すればいいかわからないといった方も、お気軽に一度ご相談に来ていただけるとうれしいです。

患者さんへの対応で、日頃心がけていることは何ですか?

徳武大輔院長 池之上クリニック2

一人ひとりに合わせた接し方を心がけていますね。皆さん不安を抱えてクリニックに来られますから、まずは患者さんのお話にじっくり耳を傾けます。一方で、お仕事やお家のことで忙しいから薬だけほしいという方もいらっしゃいますので、そのような場合はむやみにお時間を取らないよう、テンポ良く対応するようにしています。一人ひとりの表情や雰囲気を見ながら、それぞれに合わせて寄り添う感覚ですね。「患者さんに寄り添うこと」は、例えば生活習慣病の治療にも共通しています。高血圧や糖尿病などの生活習慣病は治療を長く続ける必要がありますが、「塩分を控えましょう」「運動しましょう」などと医学的に正しいとされることを押しつけるだけでは、かえって通院から遠ざかってしまう方も。そうではなく、患者さんとの対話を重ねる中でご本人が何を大切にしているかを知り、気持ちを尊重しながら、少しずつ行動を変えていけるような声かけを心がけています。

多彩な専門性と訪問診療で地域のニーズに応えていく

こちらのクリニックを継承された経緯についてもお聞かせいただけますか?

徳武大輔院長 池之上クリニック3

大学卒業後、鹿児島県の大学病院や市中病院などで循環器内科を中心に診療していました。やりがいのある現場でしたが、だんだんと「地域に根差した医療、患者さんにとって身近な医療に携わりたい」という思いが強くなってきました。そんな時、前院長である馬渡先生から当院の継承のお話をいただいたんです。以前の先生方が築いた地域とのつながりを大切にしながら、地域の方々から求められる存在でありたいと思っています。

こちらには、さまざまな専門性を持つドクターが在籍されていると伺いました。

副院長はリハビリテーション科を専門としており、鹿児島出身なので地域の事情にも精通しています。とにかく元気で明るく、目の前の患者さんにとことん丁寧に向き合う先生です。適切な処置や、親身な生活習慣のアドバイスが素晴らしいだけでなく、「先生に会うと元気をもらえる」と患者さんをはじめスタッフたちからも親しまれていますよ。また、糖尿病や甲状腺などの内分泌領域に詳しい医師も長年にわたり非常勤で在籍しています。前院長の時代から勤めてくださっている先生で、私も糖尿病や甲状腺の疾患について日頃から相談させてもらっています。患者さんへの対応が丁寧で、信頼を寄せている方も多い印象です。こうして異なる専門分野の医師が連携しながら診療にあたる点は、当院の強みといえますね。

外来に加え、訪問診療にも取り組まれているそうですね。

徳武大輔院長 池之上クリニック4

ご自宅のほか、有料老人ホームやグループホーム、障害者施設などにも訪問しています。訪問診療では特に生活の中での困り事などあらゆることについてお話に耳を傾け、さまざまな提案をしています。スタッフや訪問看護ともこまめに情報共有を行い、患者さんの情報を細かく把握して治療に生かしています。連絡をいただいたらできるだけ早く伺い、必要に応じて紹介状もすぐに用意するなど、迅速な対応を心がけています。ゆくゆくは副院長の専門性を生かした訪問リハビリテーションの導入も検討しています。

「人の役に立ちたい」との想いで、医師の道へ

ところで、先生が医師を志したきっかけは何だったのでしょう?

徳武大輔院長 池之上クリニック5

親族に医師はいませんでしたが、昔から「人の役に立ちたい」という思いがありました。困ったときに頼りになる、そんな存在になりたいという気持ちが原動力だったと思います。循環器内科を選んだのは、さまざまな病気を診られる点に魅力を感じたからです。また、治療の手応えを実感しやすい分野であることも理由の一つです。私を頼ってきてくださる患者さんたちに、より安心して生活を送っていただくために、日本循環器学会循環器専門医と日本内科学会総合内科専門医の資格も取得し、循環器を軸に内科全般を診る力を磨いてきました。

これまでのご経験の中で、現在の診療に生きていると感じることはありますか?

どの病院でも内科全般を幅広く担当していたので、症状を限定せず総合的に診る力は鍛えられましたね。ある病院では、技師の数が少なく心臓や頸動脈のエコー検査を自分で行っていたので、検査の技術が身につき、今の診療に直接役立っています。また、新型コロナウイルス感染症に重点的に対応する病院にも勤めていましたので、発熱や感染症の診療に対する心構えができたと感じています。ちなみに現在は、当院での診療の傍ら、鹿児島大学大学院にも在籍し、研究を続けています。そこで得た知見も、日々の診療に生かしていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

徳武大輔院長 池之上クリニック6

当院では、日常的な体調不良から、生活習慣病や感染症、不整脈などの循環器疾患まで、さまざまな症状やお悩みに幅広く対応しています。地域の皆さんにとって身近な相談窓口でありたいと思っていますので、どこに相談したらいいかわからない症状やご不安など、どうぞお気軽にご相談くださいね。「池之上クリニックに来て良かった」「心配していたけれど、安心した」と言っていただけたなら、これほどうれしいことはありません。