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平嶋 雄一 院長の独自取材記事

ひらしま歯科

(北群馬郡榛東村/八木原駅)

最終更新日:2022/01/26

平嶋雄一院長 ひらしま歯科 main

JR上越線八木原駅からバスで30分に位置する「ひらしま歯科」は、歯科・小児歯科・歯科口腔外科を標榜する歯科医院だ。院長の平嶋雄一先生は日本歯科大学新潟生命歯学部を卒業後、歯周病治療について学ぶべく、群馬県にある「ほさか歯科」へ入職。同院在職中に日本歯周病学会歯周病専門医を取得し、ほさか歯科の分院である「みなみ歯科」の開業時は分院長も勤めた。2012年にみなみ歯科を譲り受けるかたちで、同地に「ひらしま歯科」として開業。以後、歯周病治療を基礎に置きながら、虫歯治療やインプラント治療など幅広い診療を展開する。今回は平嶋院長に歯周病治療にかける思いや同院のビジョン、診療で心がけていることなどについて語ってもらった。

(取材日2021年12月3日)

県内や県外の各地から患者が集まる

この地に開業した経緯を教えてください。

平嶋雄一院長 ひらしま歯科1

私自身の出身は千葉県ですが、中学生と高校生の頃は埼玉県にある全寮制の学校に進学しましたし、新潟県の日本歯科大学に進学したので、学生時代は各地を転々としてきたイメージです。群馬県にやってきたのは大学卒業後、歯周病治療を熱心に行う歯科医院を探していたところ、「ほさか歯科」と出会ったからですね。ほさか歯科には8年間勤務し、うち5年間で猛勉強して、日本歯周病学会歯周病専門医を取得しました。また、ほさか歯科の分院「みなみ歯科」が開業したときは分院長を任され、診療や経営の経験を積ませていただきました。分院長を2年間経験したあと「自分の歯科医院を開業したい」と思い、ほさか歯科の保坂院長に相談したところ、分院の土地を譲っていただけることになり、2012年に同じ敷地で「ひらしま歯科」として開業しました。また2017年には、建物そのものを隣に建て替えてリニューアルしたので、今の建物になって丸4年ですね。

なぜ歯周病治療をご専門に選んだのですか?

歯周病治療に興味を持ったきっかけは、大学で指導をしていただいた助教授の先生が歯周病治療を専門にしていたことですね。その先生にはたいへん親しくしていただき、歯周病治療のことについてもいろいろと教えていただきました。今は歯学部を卒業し歯科医師になると、2年間の研修制度がありますが、私が歯科医師になった時はそのような制度がなく、自分で勤め先や専門分野を探さなければならなかったんです。そこで、より歯周病治療について学べるような歯科医院を自力で探したところ、ほさか歯科にたどりつきました。

どのような患者さんがいらっしゃいますか。

平嶋雄一院長 ひらしま歯科2

本当にさまざまな患者さんがいらっしゃいますよ。名前が変わっても、同じ土地で長く歯科医院をしていますから、分院時代からずっと通ってくださる患者さんも少なくありません。私は歯科医師になって今年で18年目になるのですが、中には18年間続けて診療している患者さんもいます。あとは、すでに他の歯科医院に通っているにもかかわらず、歯周病がなかなか良くならず、駆け込むようにして当院を受診される方も少なくありません。クチコミやインターネットの検索をきっかけに、群馬県内はもちろん、群馬県外からはるばるお越しくださる方もいらっしゃいますね。

患者を幸せにする診療をめざす

歯周病治療の重要性について教えてください。

平嶋雄一院長 ひらしま歯科3

歯周病は世界で見ても患者数の多い病気といわれています。しかも、かかると口臭など口腔内のトラブルにつながることはもちろん、歯周病の細菌が歯周ポケットの血管から入り込み、全身に影響を及ぼす可能性も指摘されています。つまり歯周病は高血圧症や糖尿病、脳梗塞などの病気とも深く関与しているといわれているんです。しかしながら歯周病は進行してしまうと治療に時間がかかる病気でもあり、人によっては治療に2〜3年かかることもあります。また保険診療の最低限度の治療だけでは十分に改善しない方も少なくありません。そこで当院では患者さんと相談しながら、保険診療と自由診療をうまく組み合わせて、その患者さんに適した治療方法を検討しています。また歯科用CTやエックス線で、口腔内の写真を細かく撮影し、治療やケアを行うスタッフ全員が高精度の拡大鏡を所持して口腔内を詳しく見ながら行っています。

診療で大切にしていることはなんですか。

一言でいうと、患者さんを幸せにする診療を心がけていますね。当院にお越しになる患者さんの中には、現在治療を受けているにもかかわらず歯周病が改善されず、自然に歯が抜けてしまうなど深刻な悩みを抱えている方も少なくありません。そのため、初診ではスタッフが30分間入念にカウンセリングを行ってから検査や診療を行いますし、その後も繰り返しカウンセリングや説明を行いながら、一人ひとりの患者さんに適した治療を検討することを大切にしています。また自由診療には、歯周病で溶けてしまった歯の周辺組織の再生を促す再生療法や、骨が溶けた部分に人工骨を入れる治療など、さまざまな選択肢があります。そのため患者さんが後からこれらの治療を知り、「こんなの知らなかった、やればよかった」と思うことがないように、治療計画を立てる段階で私からも詳しく説明することを大切にしているんです。

インプラント治療などにも力を入れていると伺いました。

平嶋雄一院長 ひらしま歯科4

はい。歯周病で歯を失ってしまう患者さんも多いため、歯周病治療完了後、口の中の土台がしっかりした段階でインプラント治療を提案することも多いですね。当院のインプラント治療は、3Dで患部を見ることのできるソフトを使って治療計画を立てています。また、インプラント治療後は適切にメンテナンスを行っていかなければ、インプラント周囲炎という歯周病にかかってしまう可能性があります。そこで当院では、インプラント治療後のメンテナンスについても丁寧に指導を行っているほか、他の歯科医院などでインプラント治療を受けた後にインプラント周囲炎にかかってしまった患者さんの手術治療を行うこともあります。

経営者として自分が理想とする歯科医院にしていきたい

先生はなぜ歯科医師になったのでしょうか。

平嶋雄一院長 ひらしま歯科5

私の父親は歯科医師で、現在も千葉県で歯科医院を経営しているのですが、私自身は父親の姿を見て歯科医師になろうと決めたわけではないんです。むしろ学生時代は野球ばかりしていたので、「体育系の学校などに入学するのもいいな」と漠然と思っていました。そんな私が歯科医師になろうと思ったのは、自分の意志で決めてビジネスをする「社長になりたい」と思ったからです。歯科医師になると、ほとんどの方は開業して経営者となりますから、私も自分の理想とする歯科医院を経営したい、人を教育できるような立場になりたいと思い、歯科医師の道をめざすことにしました。とはいいつつ、歯科のことを本気で勉強するようになったのは、歯学部を卒業して歯科医師になってからですね。学生時代は勉強だけでなく、たくさん遊んで、いろんな経験をしてきたと思います。

スタッフ同士も仲が良く勉強熱心と伺いました。

はい。当院は開業当初からスタッフがほとんど変わっていないんです。非常に仲が良く、休日にはスタッフとその家族が集まって出かけることもよくあります。また私自身、スタッフには自分と同じ目線で患者さんを見てほしいと思っていますので、歯周病治療についての知識も学んでもらいますし、患者さんへの接し方などについても指導します。毎日一つでもできることを増やして、気持ち良く退勤してほしいと思っていますので、クリニックの清掃など誰でもできることは、率先して私がやるようにしているんです。時には厳しい言葉をかけることもありますが、よくできていると感じることがあれば素直に褒めますし、私にとって自慢のスタッフたちです。心から尊敬しています。

最後に読者へメッセージをお願いいたします。

平嶋雄一院長 ひらしま歯科6

歯周病は身近な病気ですが、口腔内だけでなく全身に影響を及ぼす可能性のある注意すべき病気です。歯周病にお悩みの方には、ぜひ日本歯周病学会歯周病専門医のいる歯科医院の受診を検討していただきたいと思います。当院では丁寧なカウンセリングを行った上で詳しい検査や説明をし、さまざまな治療の選択肢を用意して歯科治療に臨みます。まずはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(1本)/46万円〜、歯周外科基本治療/2万円〜、歯周組織再生療法/10万円〜、インプラント骨造成/5~22万円、歯科CT撮影/1万3000円

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