全国のドクター9,295人の想いを取材
クリニック・病院 158,642件の情報を掲載(2024年4月21日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 川崎市中原区
  4. 武蔵小杉駅
  5. 武蔵小杉矯正歯科
  6. 荻原祐二 院長

荻原祐二 院長の独自取材記事

武蔵小杉矯正歯科

(川崎市中原区/武蔵小杉駅)

最終更新日:2021/10/12

荻原祐二院長 武蔵小杉矯正歯科 main

武蔵小杉駅より徒歩1分の場所にある『武蔵小杉矯正歯科』。一般的には治療期間のかかる矯正歯科だが、荻原祐二院長はできるだけ患者の負担を増やさない診療を心掛けている。そのため要望に応じて治療期間を短くすることも。「人一倍、勉強してきた自負はありますよ」と話すが、その口調はとにかくソフトだ。何でも話しやすいジェントルな雰囲気も、きっと人気の理由なのだろう。

(取材日2010年7月16日)

東京大学講師も兼務する矯正専門の歯科医師

まずは先生が歯科医師、とりわけ矯正を専門にされた理由は?

荻原祐二院長 武蔵小杉矯正歯科1

歯科医師になった理由。うーん、他の先生のようにドラマチックな話しじゃなくてもいいですか(笑)。私は代々、歯科医師の家系だったわけではありません。子どもの頃にひどい口腔状態で悩んだわけでもありませんが、何か感覚的にと言いますか、直感のようなものを感じ歯学部に進学しました。大学時代はいろいろな科を勉強しましたが、矯正歯科を目指したのは、サッカー部の顧問の先生にお導きを頂いたのか、「私に合っているのかも」というようなものを感じました。一般的な歯科というものは外科的な要素が強いですが、矯正歯科は内科的な要素を多く含んでいると思います。精密な診査・検査をし、それを緻密に分析して、原因を把握し、治療目標を設定します。そして治療方針や方法を選択するといった、じっくりと取り組んでいく治療方法は、私の性格に合っていたのでしょう。

2006年に開業したばかりですが、多くの患者さんが来院しているそうですね

今まで診療において大事にしてきたのは、実際に通ってきてくださる患者さんの生の声や評価です。当院では患者さんの生活を配慮した、現実的な治療を行っています。働いている人が多いので、期間をできるだけ短くしたり、矯正器具も目立たないものを使うなど、患者さんの目線での対応を大事にしています。そのような方針が、今へと結びついたのかもしれません。とにかく必死で勉強してきたことは事実です。ハードワークも随分こなしてきましたよ。土曜、日曜、夜も治療や研究を行っていましたし、そのためプライベートの時間もほとんど取れませんでした。でも取り巻く環境がハードワークでしたので、私としては、目の前のタスクを実行してきただけなのですが。

東京大学顎口腔外科・歯科矯正歯科での勤務や、文部教官など経験も豊かですね。

荻原祐二院長 武蔵小杉矯正歯科2

東京医科歯科大学歯学部を卒業後、同大学院の矯正科に進み博士を取得しました。同大学の医局を終えてからは、東京大学の顎口腔外科・歯科矯正歯科に勤務し、矯正歯科の文部科学教官なども務めてきました。現在も東京大学同学科の講師をしています。教官というのは治療や研究も行いますが、学生や研修医を教えることも仕事のひとつでした。治療の方法を教えるということも必要ですが、その研修医が独り立ちしても、十分に患者さんの声に応えられる矯正歯科医師になれるよう指導してきました。それは教えてもらう期間より、今後、自力で習得しなければならない期間の方が圧倒的に長いからです。だから手取り足取り教えるというよりも、その若い矯正歯科医師が自発的に学ぼうという姿勢を見せてくれるような指導をしてきたつもりです。なのでけっこう厳しい指導だったかもしれないなあ(笑)。でも厳しい経験を積んだからこそ、できることや言えることがあると思います。といっても、厳しすぎると人間、性格が歪んでしまいますからね(笑)。その辺はいろいろと配慮しつつ、私も若い矯正歯科医師も頑張ってきましたよ。

治療期間もできるだけ短く。リアルな声に応える寄り添う治療

「患者さんに寄り添う治療」について、もう少し詳しくお聞かせください。

荻原祐二院長 武蔵小杉矯正歯科3

先ほどもお話ししたように、患者さんの負担をできるだけ減らすことも寄り添う治療だと考えています。読者の皆さんの中にも「矯正に行きたいけど、時間がない」「2年も通う自信がない」と考えている人は多いのではないですか?これがリアルな声だと思います。そんな場合に、一般的には2年ほどかかる矯正治療が、1年半で済むのなら、それはうれしいはずです。もちろん患者さんのお口の中の状況によるのですが、矯正方法や装置の選択によって、短期間の矯正治療は可能だと考えています。当院では先進の技術や方法の追求だけでなく、カウンセリングによって患者さんの疑問や事情などをしっかりとうかがい、インフォームド・コンセントも徹底しています。患者さんに寄り添い、生活や要望に応えられる、無理のない治療であることが重要なのでしょう。

やはり時間の少ない社会人の患者さんが多いのですか?

患者さんの層は小さい子から60代の方まで幅広いです。おそらく多くの矯正歯科医院でも言えることだと思いますが、かつては子どもや学生が行うイメージだった矯正は、今では社会人あるいはご年配の方が行うものにもなりました。当院でもご高齢の方がおられますが、入れ歯にならないで自分の歯で長く噛んで食べるために、矯正をなさる方が増えています。昔の人はいつかは入れ歯になって当たり前と思っていたのでしょうが、今では健康面や生活の質の向上という点からも、積極的に矯正を行うご年配の方が多いですね。当院は通勤に便利な武蔵小杉の町にあることからも、社会人の患者さんは多いです。なので矯正器具にも先ほどの患者さんへ寄り添う配慮をしています。最近は、見ているだけでも楽しいカラフルな矯正器具が増えています。でもこれは小中高生が多くするもの。多くの社会人の患者さんは、やはり目立たせたくないのが本音です。そこで当院では矯正器具のバリエーションも豊富に用意しています。

多くの矯正歯科医院がありますが、どのように選べばよいのでしょうか?

荻原祐二院長 武蔵小杉矯正歯科4

これは私自身、よく聞かれる質問です。こういう仕事をしているので、知人からも「○○エリアで一番いい歯医者さんってどこ?」などと聞かれるのですが、このような質問が一番難しい(笑)。なぜなら私が実際に治療を受けたり、その医師の技量を見極められるだけの経験をするのは限られています。学会などで顔を会わせる先生はたくさんいますが、だからといって知っている先生イコールいい先生というわけでもないでしょう。そもそもどのような歯科医師を求めているのかも千差万別ですからね。治療の仕上がりなのか、痛みの少ない治療なのか、先生の人柄なのか…。なので、矯正歯科医院を選ぶとき、先生が矯正歯科を専門に学び、専門に治療してきた実績があることは基本だと思いますが、一番いい方法は、まずはご自身で足を運んで、話を聞いてみることです。なにもいきなり治療を開始する必要はありません。まずは自分の聞きたいことや気になっていることを、遠慮なく聞いてください。その質問にきちんと答えてくれる先生を選んでください。費用や期間はもちろんのこと、アフターケアや矯正歯科治療のリスクまでしっかりと説明し、噛み合わせなども含め総合的な治療を提案してくれる矯正歯科医院を、ぜひ選んでいただきたいですね。

子どもの数だけ矯正時期もさまざま。まずは開始時期の相談を

歯並びが気になりつつも、治療を迷っている人も多いですね。

荻原祐二院長 武蔵小杉矯正歯科5

当院にもそういう患者さんが多く来られますよ。矯正歯科医師を長くやっていると、5年前あるいは3年前に話を聞きに来て、結局そのときは始めなかった人が、5年後、3年後に「やっぱりお願いします」とやって来られるケースを多く目にします。結局、悩んでいる人は、いつかは矯正治療を始めるのでしょう。でもよくよく考えてみたら、ずっと歯並びを気にし続けていた5年間、3年間の期間があれば、十分矯正治療は終わっていたはずです。歯並びをいっさい気にしない人もいますが、一度気になってしまうと、ずっともやもやと頭の中に気がかりとなって残り続けるようです。とくに女性の患者さんにそのような傾向を感じます。おそらく見た目を気になさっておられるのでしょうが、歯の矯正は見た目よりも健康を重視する時代になりました。健康の維持や歯周病の予防という観点からも、矯正歯科の意味は重要度を増しているでしょう。

お子さんの歯並びを気にしているママも多いですね。

おそらくお子さんの歯並びを気にしているお母様方がもっとも知りたいことは、「矯正は必要なの?」「いつ始めればいいの?」という点でしょう。矯正歯科医師の中には、矯正はできるだけ小さいうちから始める方がよいとおっしゃる先生もいますが、矯正治療の開始の時期は、その子の状況によってさまざまだということをお母様方に伝えたいです。例えば小学校2年生ぐらいで治療が必要な子もいれば、もう少し大きくなって6年生ぐらいで始めても十分だという子もいます。場合によっては治療の必要のない子だっています。逆に、小学校6年生や中学生ぐらいで治療を希望している子の場合、「もう少しはやく来てくれたら、負担も軽く済んだのに」と思うケースもあります。なので、いつ治療を開始すればいいのかはその子によって大きく違ってきます。そこで、相談する時期なのですが、小学1年生が1つの目安だと思います。1年生になったら、「矯正は必要なの?」「いつ始めればいいの?」といった気になることなど矯正歯科医師に相談することをお勧めします。

先生の今後の夢は何ですか?

荻原祐二院長 武蔵小杉矯正歯科6

歯科矯正に関するいろいろな活動をさせてもらっている中で、小さいクリニックではありますが、当院がこれからの矯正歯科治療の進歩や発展の一端を担っていくような、また、一方で開発・発展しているこの武蔵小杉の町になくてはならない、地域密着型の診療を提供していけるようなクリニックを育てていくことです。また地域の発展の一環として、学生時代サッカー部だったということもありまして、地元サッカーチームのオフィシャルサポーターにもなりました。社会人、学生、主婦の方や子どもたち、ご年配の方、あらゆる人々にとって、歯の矯正は健康を守る大事な鍵になっていると思います。みなさんの健康を守るためにも、これからも先進の矯正歯科医療を提供していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/20万円~ 歯列矯正/裏側100万~、表側68万円~
インプラント矯正/70万円~ (すべて税抜き)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access