医療法人社団宙麦会 ひだクリニック

医療法人社団宙麦会 ひだクリニック

肥田 裕久院長

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南流山駅から徒歩3分。麦をくわえたカエルがシンボルマークの「ひだクリニック」は、精神科・心療内科の外来だけでなく、精神科リハビリテーションや社会参加、地域医療を中心に据えた多機能型の精神科クリニックだ。充実したデイケア・ナイトケアのプログラムや設備、自立支援や就労支援など、治療の枠を超えた手厚いサポートで、心の病を抱えた人たちの熱い信頼を得ている。優しい笑顔が印象的な肥田裕久院長は、地域医療のために尽力する意欲あふれるドクター。「一人ひとりに笑顔がかえる、そんな医療をめざして」をモットーに活動するクリニックの現状、地域に根ざした多機能型精神科医療を展開する医療法人社団宙麦会(そらむぎかい)について詳しく聞いた。
(取材日2016年7月11日)

地域医療の核として必要とされるクリニックに

―まずはご経歴を教えてください。

1996年に帝京大学医学部を卒業し、同大学附属病院で研修医をした後、1998年から流山市の隣の柏市の柏水会初石病院で勤務。その医師業務の傍ら、市役所窓口の相談業務に携わることになり、病気とはまた違った困りごとや悩みを聞いていくうちに、医療というのは病院だけでは限界があるなと気づき、地域医療に関心を持ちました。その後、東京大学保健センターの講師や社会福祉法人よつば理事などを兼ねながら、地域医療に貢献できる病院をめざして2005年にこのクリニックを開院しました。出身は福岡県なのですが、帝京大医学部の入学前に東京理科大学へ通っていたという経緯もあり、ずっと野田に住んでいました。その後の医学部時代を含めて、学生時代からこの地域に縁があり、愛着もあったことから開院を決めました。

―精神科医をめざされたきっかけはありますか?

障害があろうがなかろうが、病気だとか健康であるとか等、いろいろな制約に捕われず、みんなが同じ土壌で暮らせる社会がいいなと常々思っていました。医大生になって進みたい科を考えた時、それらを体現できるのは精神科領域だと思ってこの科を選びました。学ぶにつれて、あらゆる分野、あらゆる社会にコミットしやすい科だと感じたことが決め手ですね。実際、そのめざしていた医療に少しずつですが近づいてきていることもあり、多忙ながらも充実した日々を送っています。

―外来だけでなく、デイケアや支援など幅広いですね。

精神科・心療内科の外来、リハビリテーション、デイケア、ナイトケアなど多様な診療を行っています。これには流山市の地域の特性も関係しています。流山市は人口約17万人もの街なのですが、実は保健所がありません。また、精神科の入院病棟もゼロなのです。そのような特殊な理由もあり、地域医療をめざしながら必要なものを加えていった結果、幅広い診療形態になっていき、医療法人社団宙麦会としてトータル的な展開をすることになりました。地域で活動する医師は、スペシャリストでありながらゼネラリストでもなければならないと考えています。つまり、疾患を選ばずに門戸を広くし、専門的な知識と技術を発揮しながらも、広範囲の分野の医療を支えていかなければならないということ。地域密着のクリニックとして、必要とされる存在になるための最善策を模索しながらすすめています。

記事更新日:2016/08/09


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