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澤田 健 院長の独自取材記事

さわだ耳鼻いんこう科クリニック

(豊田市/上挙母駅)

最終更新日:2019/12/12

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名鉄三河線・上挙母駅より車で7分ほどに位置し、内科や皮膚科が隣接する場所にある「さわだ耳鼻いんこう科クリニック」。白とオレンジの明るい外観、院内もゆったりとリラックスできる空間となっている。独立したキッズールームを備えており、子ども連れでも気兼ねなく待ち時間を過ごすことができる。「グレートドクター(偉大な医師)よりグッドドクター(良い医師)をめざす」をモットーとする澤田健院長は、勤務医時代からアレルギー性鼻炎や睡眠時無呼吸症候群の治療経験を多く持つ医師。信頼・安心できるかかりつけ医をめざし地域医療を支えてきた。専門性と幅広い知識・経験、そしてコミュニケーションを重視し、患者との信頼関係を構築しながら、耳・鼻・喉の健康を守る澤田院長に話を聞いた。
(取材日2019年10月29日)

患者に寄り添い、対話と丁寧な説明を心がける

医師を志したきっかけや、開業の経緯などを教えてください。

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子どもの頃に心臓疾患の手術を受けたことがきっかけです。その頃より人の命に携わりたいと思うようになり、医師を志しました。耳鼻咽喉科を選んだのは、風邪や耳・鼻・喉の諸症状はもちろん、睡眠時無呼吸症候群、めまい、がんなどの疾患の診断から治療までを自分で行える幅広い専門性に魅力を感じたからです。将来的には開業を考えていたため、2005年に開業に至りました。開業当時は、耳鼻咽喉科といえば暗くて怖いイメージがあったので、開業するなら良い意味で「耳鼻咽喉科らしくない」をめざし、色合いや建物のデザインにこだわりました。個室のキッズルームを設け、ケガ防止のため床も壁もクッション性のある素材を用いています。院内の感染症対策にも配慮し、スリッパの消毒や院内清掃もこまめに行っています。常に清潔な院内を保てているのは、丁寧にしっかりと掃除してくれるスタッフのおかげですね。

先生の診療モットーを教えてください。

「グレートドクター」ではなく「グッドドクター」をめざしています。手術をたくさん行い、論文を多数書く医師が「偉大な医者」であるとしたら、患者に寄り添い、親身になって治療にあたれる医師が「良い医者」だと私は考えます。私は患者さんとの信頼関係を大切にしていきたいと思っています。患者さんを身内と思い、しっかり治していくために、時に優しく、時に厳しく、信念を持った治療をしていきたいと思っているのです。ですから基本的に、患者さんの要望にそのまま応えることはしません。説明をしっかり行い、複数の選択肢を提示して、その方の性格や生活習慣に適した治療を一緒に探します。常に患者さんとともに病気に向き合うよう努力しています。

澤田先生は患者さんとの会話を特に大切にしているそうですね。

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患者さんの訴えにきちんと耳を傾け、何を不安に思っているか見極めてお話を深めていきます。それは例えば患者さんがお子さんであってもそうです。私自身も小学生の子どもが2人いるので、自分の子どもに接するように声かけをしています。普通、声かけは看護師が行うことが多いのですが、私は必ず自分でします。お子さんと信頼関係を築き、安心感を持ってもらえるよう、友達になるつもりで接しています。そうするうちに一人で座って治療を受けることができるようになり、苦手だった吸入も進んでできるようになっていきます。大人の患者さんに対しては、専門用語を使わず、平易な言葉でかみ砕いてお話しするよう心がけています。図なども示しながら、患者さんが納得できるまでご説明します。

かかりつけ医として、耳・鼻・喉の幅広い悩みに応える

患者さんはどのような症状で来院されていますか?

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耳・鼻・喉の疾患や風邪など、いろいろな症状の患者さんがいらっしゃいますが、中でも多いのがアレルギー性鼻炎の患者さんです。私は勤務医時代、アレルギー性鼻炎について詳しく勉強してきましたので、今までの知識と経験を生かし、適切な治療を提供したいと努力しています。薬による治療のほか、スギ花粉とダニアレルギーに対する舌下免疫療法を実施しています。レーザーによる手術も行っていますが、レーザー治療は花粉症の時期の直前に集中的にすることが多いですね。小児のアレルギーについては、なるべく薬の量を少なくし、飲む期間も短くできるよう配慮しています。お子さんは体が未熟ですから、少しでも負担が軽減できるような治療をしてあげたいと思っています。

こちらでは睡眠時無呼吸症候群の患者さんも来院されているそうですね。

睡眠時無呼吸症候群については、年間数多く治療しています。検査はパルスオキシメーター(酸素飽和度・脈拍数モニター)でスクリーニングを行います。お子さんでも簡単に行うことができますよ。治療は、CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)を中心に、マウスピース型の器具を使ったり、場合によっては手術を行うこともあります。検査や患者さんのお話から原因部位を特定した後は、患者さんの性格や生活環境も考慮し、複数の選択肢の中から、患者さんにとって負担の少ない方法を選び治療を行っていきます。

めまいや耳鳴りの患者さんにはどう対応していますか?

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めまいや耳鳴りは、ストレスや睡眠不足、疲労などが原因で起こることが多い病気です。こうした症状に悩んでいる患者さんは、メンタル的な問題が多い傾向があるので、コミュニケーションを取るときに詳細な問診が必要です。大きな不安を抱え、医師に治療の方向づけをしてほしいと望んでいる方が多く、「あなたはこういう病気です。この薬でこう治療しましょう」とはっきり言ってあげると安心されるようです。最初から「検査の結果に異常がないのでストレスですね」などと決めつけることなく、お話を聞いてから診察を始めます。「この先生なら安心して任せられる」と思っていただけるような信頼関係を構築することが大切だと思っています。

患者を抱え込まず、必要に応じて他科との連携も迅速に

他科との連携はどのように行っていますか?

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当院で患者さんを抱え込むことがないよう、常に気をつけています。もちろん自分で診れる範囲のことは力を尽くしますが、診察してみて「これは耳鼻咽喉科の領域ではないな」と感じたら、速やかに他科の医師を紹介するようにしています。やはり、専門の知識と経験を持つ医師に診察してもらうのが一番だと思いますから。例えば、お子さんが鼻や咳の症状で来院された場合、通常は私が治療しますが、熱があってぐったりしているなど全身症状がある場合は小児科専門の医師に診てもらったほうがよいのでそうお伝えします。患者さんがどの科に行っていいかわからないようなケースでも、まずは当院に来てもらえば方向性を示せるような環境を整えておきたいと思っています。何かあってもあそこに行けば道がつく。そんなふうに信頼してもらえればうれしいですね。

澤田先生の健康法を教えてください。

趣味で数年ほど空手を習っています。息子と一緒に習い始めたのですが、私のほうが一生懸命になってしまいました(笑)。空手を始めてから体の動きにキレが出て、姿勢も良くなりました。空手の魅力は武道であるということ。以前、空手の師範から「『武道』の『武』の成り立ちは、戈(ほこ)を止めるという字からきている」というお話を聞いたことがあります。力より技を重んじ、相手を倒すことではなく自分を守ることを大切にする。そんな考え方に惹かれます。ますます打ち込んで、黒帯をめざしていきたいですね。強さだけでなく人間性も重視する武道は、心身ともに鍛えられる良い健康法だと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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自分である程度の知識を持ち、なるべく専門の科にかかっていただきたいですね。領域の違う科にかかり、悪化してから専門の科に行くのでは、患者さん自身の負担が大きくなってしまいます。今はインターネットでいろいろな情報が手に入りますから、自分の症状ならどの科を受診したらよいか、ある程度まで自分で選択することをお勧めします。それが難しい場合は、まずは何科でもよいので治療の方向づけをしてくれるかかりつけ医を見つけ、そこからいろいろな科に紹介してもらうのが良いでしょう。逆に良くないのは、情報だけの知識で治療についてあれこれ考えてしまうこと。専門家である医師の言うことをよく聞いて、信頼関係を土台に安心して治療を受けていただきたいと思います。

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