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前田 重人 院長の独自取材記事

前田ファミリークリニック

(尼崎市/立花駅)

最終更新日:2020/06/08

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「気軽に相談に来てくださいね」と呼びかけるのは「前田ファミリークリニック」の前田重人院長。JR立花駅前に2006年に開業して14年。「CT、大腸カメラ・胃カメラ・超音波エコーを導入」「土・日診療」「患者を尊重した診療」の3つを柱に、消化器内科・内科・外科・肛門内科・肛門外科・皮膚科と幅広い診療にあたる。消化器外科の第一線で内視鏡検査・治療にあたり、全身管理にも豊富な経験を持つ前田院長は、自身も病気をした経験から、一人ひとりの患者を尊重する丁寧な診察を行っており、そんな前田院長を頼って患者がひっきりなしに訪れるという。そんな前田院長にクリニックの特徴や、診療の際に大切にしていることなど話を聞いた。
(取材日2020年5月11日)

幼少期に出会った医師の存在がこの道に進むきっかけに

医師をめざしたきっかけは何だったのですか?

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小学生の時からよく病気をする子どもでした。中学生の時には長期の入院も経験しました。思えばいつも、病気のことを気にかけて過ごす日々でしたね。友達には気づかれないように、親の前では心配をかけないようにと、常に気を張っていたように思います。ところが、担当医の前でだけは、病気のことを忘れることができたのです。その先生の前では病気をしているそのままの自分をさらけ出すことができたからだと思います。「私もそんな存在になりたい」。この想いが、私が医師をめざすことになった原点です。

先生のご専門と、これまでのご経歴について教えてください。

奈良県立医科大学を卒業後、同大学第一外科に入局し、主に胃がんの消化器系のがんの研究や治療に従事しました。消化器外科は、内視鏡によって自分で病気を見つけることができ、内科的な治療もできるし、最終的には手術という外科的治療もできるという点にとても魅力を感じていました。その後、奈良の関連病院で勤務医をしていましたが、阪神・淡路大震災をきっかけに地元の兵庫県に戻ることに。兵庫医科大学第一外科の勤務を経て、2006年に開業に至りました。

なぜ開業しようと思われたのですか?

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会社員の方を助けたいという想いがありました。勤務医時代に大腸がんなどの患者さんを多く担当しましたが、中でも進行した状態で来られるのは会社員の方々でした。お話を聞くと、半年ほど前から痛みは感じていたのに平日は仕事が休めず、そのために来院が遅れてしまったと言う方がほとんどでした。進行がんに対して、医師は無力です。早く発見できていれば助けられたかもしれないと思うと、残念で悔しくてなりませんでした。なので、開業するなら、「土日も診療する」「病院レベルの医療設備を導入する」と決めていました。地域にいながら、いつでも病院レベルの検査が受けられるクリニックをめざしたのです。

それで、CT・大腸カメラ・胃カメラ・超音波など設備がそろっているのですね。

CT検査は、病気を発見するのには不可欠だと考えています。例えば、おなかが痛い人に聴診器で診察するか、CTで画像診断するのか。後者のほうが精密な診断ができると思うんですよね。クリニックでCT検査ができれば、最短で病気を発見し治療につなげることができると考えています。当院では、年間を通して数多くのCT検査を行い、ほかにも大腸カメラ、胃カメラ、超音波検査装置も備えています。土日も検査ができますので、平日の来院が困難な方にはぜひ利用していただきたいと思っています。

100人いたら100通りの対応をする

どのような患者さんが多く来られているのでしょう。

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JR立花駅前の商店街のすぐ近くという立地からか、若い人から年配の方まで患者さんの年齢層は幅広いですね。風邪や予防接種、腹痛や喉の痛み、アトピー性皮膚炎、胃潰瘍・胃炎、食道炎、がん疾患、高血圧症や糖尿病など症状も多岐にわたります。消化器関連の検査は、大腸カメラ・胃カメラを使って詳しく診ることができますし、皮膚科は皮膚科専門の先生に来ていただいて専門的な治療にあたってもらっています。糖尿病や高血圧などの生活習慣病の方には、管理栄養士による栄養相談・指導も行っています。地域のクリニックとして、患者さんのあらゆる悩みに対応すること。そして自分が対応できない場合は、速やかに適切な病院を紹介することを大切にしています。

診察時に心がけていることは何ですか?

患者さんの表情の変化や些細な動作を見逃さないことです。例えば診療中に「薬を処方しておきますね」と言うと、患者さんの顔が一瞬、曇ることがあるんですよ。そんな時、「薬は必要ないですか?」ともう一度聞いてみると、「実は家にまだ薬がある」「薬はできれば飲みたくない」といった答えが返ってきます。飲みたくないとおっしゃる患者さんには、薬のメリットとデメリットを説明してご自身で判断していただけるようにしています。患者さんの話をよく聞いて意図をくみ取り、できるだけ希望に沿いたいと思っています。

本当に患者さんのことを尊重されているのですね。

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私は患者さんとは対等な関係でありたいと思っています。「お医者さま」「お客さま」といったように、どちらかが上ではなく、ともに病気と闘うパートナーです。特に、高血圧や糖尿病の場合は長い目で病気をコントロールしていかなければなりません。合併症を起こさないようにするために、私ができることは病気を理解してもらい、治療をしたいと思ってもらうことです。そのための説明は何度もします。ですから私の患者さんは、どのような病気でなぜこの薬を飲んでいるのかを自分で説明できる人が多いですよ。一方、がん患者さんの場合は、再発のことを考えると怖くてたまらない人もいれば、明るく構える人もいます。患者さんが100人いたら、100通りの接し方をする。それが一人ひとりを診るということだと思っています。

気軽に検査を受けに行くことが健康維持の第一歩

趣味や休日の過ごし方は?

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スポーツは好きですね。若い頃は陸上の単距離走も早かったんですよ。旅行や買い物、外食に行くのも好きですね。でも、勤務医時代からずっと休日がない生活でしたから、休日ができると今はひたすら体を休めています。でも私は、医師の仕事が何より好きなんですね。内視鏡を扱うのも好きですし、人と話すのも好き。自分の技術と技量で患者さんの病気を発見、治療し、患者さんの笑顔が見られるのは本当にうれしいことです。

今後の展望についてお聞かせください。

開業時は少なかった患者さんの人数も、今では本当にたくさんになりました。患者さんが家族や知り合いを紹介してくださった結果で、診療に満足していただけたのだなとうれしく思っています。ただ、待ち時間が発生してしまうのは今の課題です。当院では、診察時間が近づいたら電話でお知らせできますので、ぜひご利用いただきたいと思います。そして今後は、医師の人数も増やし、患者さんお一人お一人との時間をもっと充実させたいと考えています。診察時にできるだけ雑談ができる時間を多くとりたいんです。 ポイントを押さえてスムーズに対応することも必要ですが、雑談の最中に「あれっ」と思ったのがきっかけで、病気を発見できることがあるんです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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体のことで気になることがありましたら、ぜひ気楽に相談に来てください。CT、大腸カメラ、胃カメラ、超音波などの検査機器をそろえていますので、すぐに体のチェックをできるのが当院の強みですし、検査のハードルを下げることが、健康維持の第一歩です。そして病気が見つかれば、どんな治療や薬が必要なのかをきちんとお伝えします。患者さん自身が納得して取り組める治療方法を選べるよう、しっかりサポートいたします。尼崎の地域の皆さんのお役に少しでも立てればとてもうれしく思います。

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