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村井純子 院長の独自取材記事

藤沢金沢内科クリニック

(藤沢市/藤沢駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR、小田急、江ノ電の3線が乗り入れる湘南のターミナル、藤沢駅。その南口からすぐのビル1階に「藤沢金沢内科クリニック」がある。美容院か、喫茶店と言われても頷けるような、おしゃれなインテリアで飾られた院内で、迎えてくれたのは村井純子院長。内科専門医として、糖尿病内科、内分泌代謝内科、睡眠時無呼吸内科を柱とする、慢性疾患の管理、治療に取り組んでいる。「長く通っていただく方が多い慢性疾患メインのクリニックだからこそ、濃密なコミュニケーションを大切にしたい」と語る院長に、その診療方針やめざす医療、医師としてのこだわりなどについてお話を伺った。
(取材日2015年12月25日)

糖尿病、甲状腺疾患、睡眠時無呼吸症候群を柱とした専門性の高いクリニック

糖尿病、内分泌代謝疾患、睡眠時無呼吸の専門クリニックということですが?

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はい。糖尿病のコントロールを行う糖尿病内科とバセドウ病、橋本病などの甲状腺疾患を中心とした内分泌代謝内科、また糖尿病との関わりも解明されてきた睡眠時無呼吸内科の3本の柱で診療を行っています。この三本柱は「医療法人みなとみらい」全体の統一テーマでもあり、グループをあげて学会・学術活動も積極的に行っています。グループで月に一度医局会を開き、症例検討会や勉強会も活発なので、データやエビデンスが豊富なのも強みではありますね。

糖尿病と睡眠時無呼吸症候群に関連があることは、一般にはまだあまり浸透していないように思います。

そうかも知れません。しかし、糖尿病のリスクファクターとして睡眠時無呼吸症候群(SAS)が深い関わりがあることは、近年の調査研究によって分かってきました。「医療法人みなとみらい」でも両者の関わりについての研究を深めていますし、睡眠時に無呼吸が起きるとその苦しさからか実際血圧と血糖値が上昇するというデータは多数発表されています。もちろん、肥満との関わりもありますが、両者を並行してコントロールすることで、病態の安定において大きな効果が得られるのです。

実際の診断、治療はどのようなものになるのでしょうか?

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)ではまず家で夜、指に酸素濃度測定器をつけておやすみいただく簡易検査で病態を把握します。その後、必要に応じてひと晩、睡眠の状態をより詳しく測定する検査を受けていただく場合もあります。治療は加圧した空気を送って気道狭窄を防ぐCPAPという機器を使用する方法がほとんどです。軽症の方では歯科でマウスピースを作るなどの方法をお勧めすることもありますが、CPAPは「一度使うと手放せない」とおっしゃる方も多い効果的な治療法です。月に一度受診していただき、データを見ながら空気圧の調整を行います。糖尿病の治療はインスリン注射などを含めた投薬と栄養指導、甲状腺では投薬の治療がメインとなります。いずれにしても長期に渡り、定期的に通院していただく必要があるので、「通いやすさ」には心を配っています。

慢性疾患中心の診療だからこそ、通いやすさとコミュニケーションを何より大切に

定期通院を支える「通いやすさ」とは?

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当院では完全予約制を採用しており、来院時に次回の予約を取っていただくシステムです。長時間お待たせすることがないので、スケジュールが立てやすく、快適に通院していただけます。通院時に待ち時間が長くなり、「どのくらい時間がかかるか読めない」ということは、患者さんにとって大きな負担です。そうした負担が治療へのモチベーション低下に繋がることも多いので、この予約システムには大きなメリットがあると思っています。初診の方や急性症状の方などを空いた時間にお受けすることもありますが、基本的にはすべて予約制。初診時にもお電話でご予約いただくことが可能です。

診療にあたって大切にしていらっしゃることは?

慢性疾患中心の診療ということで、長く通っていただく方が多いということもあり、コミュニケーションは大切にしています。私は診療の際にドアを開けて患者さんのお名前を呼びながら診察室に呼び入れるようにしているのですが、これも大事なコミュニケーションの一つ。お名前とお顔を確認することもできますし、待合室からこちらに歩いてきていただく数歩の様子を見ることでも、お体の状態を把握することができます。高齢の方ではどなたかに付き添っていただけているのか? ご家族は? などの情報を得ることも。お一人で来院されている高齢者には、介護保険をお勧めするなどのアクションをとることもあります。スタッフ一同、お話をしっかり伺うことはもちろんですが、言葉に頼らないコミュニケーションも大切にし、ライフスタイルに合わせて、お一人お一人に寄り添う診療を提供するように心がけているのです。

栄養士の方の指導も受けられるのですね?

はい。特に糖尿病では食事面での管理はとても重要です。当院では週に二度ほど栄養士による指導日を設定し、必要に応じて指導を受けることをお勧めしています。糖尿病だけでなくSASの原因となる肥満対策などでも必要があれば指導を受けることが可能です。分かりやすく、役に立つ栄養指導をめざして、具体的なメニューを提案したり、野菜の必要所要量などは実際の量を見ていただいて明確にお伝えするようにしています。

公開講座も開催していらっしゃるのですね。

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院内にも掲示してあるとおり、待合スペースで昼の休憩時間を利用した講座も開催しています。必要な情報を分かりやすくお伝えすることは、病気の治療はもちろん、予防のためにも有効なことです。1日に必要な野菜を実際に触って体験していただく栄養士による講座や、指先で血糖値を測ってみようという臨床検査技師による講座などがあります。患者さんはもちろん、ご家族、ご友人など受診されていない方もご参加いただける気軽な会です。ご興味がある方はどなたでも参加可能ですので、ぜひお問い合わせいただければと思います。

高い医療レベルを維持しながら、「来るだけで元気になれる医院」をめざして

循環器もご専門とのことですが、糖尿病内科を診る上での強みは?

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糖尿病が原因で死亡するということはめったにありませんが、血流障害による合併症は深刻です。特に狭心症や心筋梗塞など、循環器の疾患として表れるケースも多く、血糖値のコントロールはこうした循環器疾患を防ぐためにも重要になるのです。経験のある循環器専門医はお話を伺うだけで狭心症などの疾患を疑うことができます。病気を早期に把握することができるのです。当院では心電図、レントゲンなどの検査機器も完備しておりますし、大きな病気の治療後の予後管理なども、専門医としての知識と経験から安心してお引き受けすることができます。

漢方も取り入れていらっしゃるのですね?

漢方薬の効果は人によって異なるのですが、症状によってはすごく効くものもあるのです。SAS(睡眠時無呼吸症候群)や甲状腺疾患を疑って来院される方で、特にこれといった診断がつかないケースなども多いもの。不眠や疲れやすいなどのいわゆる不定愁訴には漢方をお出しすることもよくあります。糖尿病患者に多い足のつりには芍薬甘草湯という漢方薬を使うことも多いですね。

院長がドクターをめざされたきっかけを教えていただけますか?

実は医師をめざしたことはありません。姉が子どもの頃から「薬剤師になりたい」と公言していて、その影響で自分も薬学部を受験しました。当時まだ在籍中だった姉の先生から、「あなたの妹はすごくできた。他も受験してみたら?」とお声がけいただいて受けてみた医学部に合格してしまったのです(笑)。薬剤師もそうですが、手に職をつけるという意味ではとても良い選択であったと今では思っています。夫も外科医師なのですが、長男も現在医学部に在籍中です。

ドクターズファイル読者にひと言メッセージをいただけますか?

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病気が見つからなくても、「ここにきて話をしただけで安心して体調が良くなった」とおっしゃる方もいらっしゃいます。不安を一人で抱え込むことなく、聞いてもらうという行為だけでも効果があることがあるのです。「医療法人みなとみらい」ではグループ全体での取り組みで、高い医療レベルを維持しており、安心して受診していただくことができます。糖尿病、甲状腺疾患、睡眠時無呼吸症候群はもちろん、一般内科診療も行っておりますので、気になることやご心配なことがあればぜひご相談ください。予約はお電話でも受けつけております。

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