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村上 友則 院長の独自取材記事

とも歯科クリニック

(養老郡養老町/美濃高田駅)

最終更新日:2022/11/14

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養老町の田園地帯を走る県道227号線沿いに「とも歯科クリニック」はある。この町の出身で、地元に深い愛着を持つ院長の村上友則先生が「生まれ育った養老町の歯科医療に貢献したい」と2005年に開院した。総合病院や歯科クリニックでの豊富な症例経験を生かし、歯科、小児歯科、歯科口腔外科を標榜。地域の高齢者から子どもたちまでの幅広い歯科診療を担っている。「地域の皆さんの予防歯科への意識を高めたい」と話す村上先生に、新型コロナウイルス感染症対策の取り組みやスタッフとのチームワーク、そして予防歯科の大切さを聞いた。

(取材日2022年1月27日)

感染症対策を向上させ安心の歯科診療を追求する

患者さんの層や主な診療内容を教えてください。

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ここは郊外の住宅街ですから地域にお住まいの方たちです。午前中は高齢の方たちが虫歯や歯周病の治療、義歯の相談にいらっしゃいます。午後から夕方は、幼稚園や学校を終えた子どもたちが中心です。夕方からは、仕事帰りの方がいらっしゃいます。おじいちゃん・おばあちゃんからお孫さんまで、3世代で来院されるご家族もいらっしゃいます。私は生まれも育ちも、この町なので、小さい時からかわいがってくれた近所の方たちや同級生たちが応援してくれるんです。ありがたいですね。患者さんの世代も症状も幅広いので、オールマイティーに何でも診られる、地域の歯科医院でありたいと思っています。

コロナ禍に際して、どのような感染症対策を講じられましたか。

昔から歯科医療業界は、他の職業に比べて歯科医師や歯科衛生士の感染リスクが高いという認識で感染予防対策を徹底してきました。当院でも患者さんごとに滅菌済みの診療器具を使い、診療チェアを消毒します。また、治療の際に飛び散る粉塵や飛沫を吸い込む口腔外バキュームという装置を導入しています。スタンダードプリコーションといわれる、感染症の有無に関わらずすべての患者さんと医療者を感染症から守るために予防策を実践してきました。コロナ禍の今はそれに加えて、受付に飛沫防止用のパーティションを設けたり、待合室や診療室の換気を定期的に行っています。またウイルス対策のために空気清浄器を新たに導入しました。コロナ禍をきっかけに感染症対策は向上していますので、安心して受診していただきたいです。

診療スペースがとても広いので密を避けられそうですね。

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このクリニックをつくる時に、親御さんとお子さんが一緒に診療を受けられるように、また車いすの方が行き来しやすいサイズにしてもらいました。設計士さんには「広すぎますよ」と言われましたが、コロナ禍の今となっては正解だったと思います。今、私たちが心配しているのは、患者さんが新型コロナウイルス感染を不安視するあまり治療を中断して、虫歯や歯周病を悪化させてしまうことです。お話ししたように感染予防対策は向上しています。クリニック内が密にならないように予約の間隔を調整したり、急患の方には車で待機していただくなどの工夫もしています。口腔内を清潔に保つことは新型コロナウイルスを含め、さまざまな感染症の予防にも有用といわれていますので、これまでどおり、治療や定期的なメンテナンスを続けていただきたいと思います。

口腔の健康管理が全身の健康づくりにもつながる

総合病院の口腔外科や麻酔科で研鑽を積まれたのですね。

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朝日大学歯学部を卒業後、岐阜大学の口腔外科学講座に入局しました。歯科だけでなく口腔全般の症例を診たかったからです。骨折や口腔がん、顎関節症、顎の骨の中にできる嚢胞の切開手術など、さまざまな症例を経験できました。また、県立岐阜病院の麻酔科で1年間学ばせていただき、痛みの処置だけでなく、手術の際の血圧や呼吸などを安定させるための、全身管理を担います。ここでは口腔の手術に限らず、脳外科、産婦人科、泌尿器科の手術にも麻酔担当として携わらせてもらいました。開院すると「持病の治療と歯科治療を並行してもいいでしょうか」という相談を受けることがあります。そんな時、「大丈夫ですよ」とか「歯科治療は持病の手術が無事に済んでからにしましょう」と判断できるのは総合病院で幅広い疾患や治療薬の知識を得たおかげだと思います。持病のある方が安心して歯科治療を受けられるように、今後も知識をアップデートしていきたいです。

歯科医師を志したきっかけや地元で開院されたいきさつを伺いたいです。

歯学部に合格した時から、将来は地元で開業して地域に恩返ししたいと思っていました。実は、浪人して医学部を受けようか迷ったのですが、高校の担任の先生に「一日でも早く医療に携わることも社会貢献だよ」と助言をいただいて決心がついたんです。口腔外科や麻酔科に勤務したのは、一度は医学部をめざしたこともあって全身を理解したいと思ったからです。口は栄養の入り口ですから、不具合があれば全身の健康に影響します。その意味でも歯科以外の分野と横断的にスキルを磨きたかったのです。開業前には岐阜県内の歯科クリニックにも勤務しました。とても患者さんの多いクリニックで、いろいろな症状を勉強できました。行く先々で経験を積ませてもらい感謝しています。担任の先生とは今もお酒を飲んだりするんですよ。「君の進路を決めてしまってよかっただろうかと思っていたけど、歯科医師として頑張ってくれているからうれしいよ」と言ってくださいます。

近年、関心が高まっている予防歯科に取り組んでおいでですね。

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予防が難しい病気もある中で、虫歯や歯周病は歯磨きと口腔管理をしっかり行うことで予防していけるのですから、皆さんにもっと関心を持っていただきたいと思っています。虫歯や歯周病の治療を終えた方には、再発しないように定期的なメンテナンスやブラッシング指導を受けていただくようにお勧めしています。小さいお子さんの親御さんに「予防歯科は何歳から始められますか」と聞かれることがありますが、歯が生えたら始めていただきたいです。小さいうちから定期的に通っているお子さんは歯科診療を怖がらない傾向がありますね。「うちの子、歯医者さんが好きみたいなんです」とおっしゃる親御さんもいらっしゃいますよ。

予防歯科の啓発に取り組み、健康寿命を長くしていく

スタッフとのスムーズな連携のために心がけていらっしゃることはありますか。

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週に1回、朝10分ほどのミーティングをしていますが、連絡事項だけでなく、幸い失敗には至らなかったけれどドキっとした体験なども披露してもらい、全員で共有するようにしています。そういう体験にこそ成長や改善のヒントがあるんですね。ですから叱らないで報告しやすい雰囲気をつくるように心がけています。また、技術や知識をアップデートするための勉強会などは受講料や交通費、食事代を負担するので全員が年に1度は参加してほしいと奨励しています。クリニックに講師を招いて研修会をすることもあります。消防署の方に来ていただいてAEDの使い方や心肺蘇生法の講習を受けたり、接遇の先生に来ていただいたこともありました。初心に返り、スキルアップできる、いい機会になっています。

スタッフが働きやすい職場の環境や制度づくりに取り組んでいらっしゃるそうですね。

私たちの仕事はリモートではできません。人間の技術と気遣いが必要な職業です。それだけに歯科衛生士や歯科助手、受付スタッフが楽しく能力を発揮できて、長く働ける職場にしたいと思っています。今年はおめでたいことに産休に入るスタッフがいるのですが、子育て中の人は家庭を優先できるように時短正社員の制度を導入しています。また、食事会や慰安旅行などをしてねぎらってきました。今後はワーク・ライフ・バランスをより充実させたいですね。時にはリフレッシュしてもらいながらスタッフが長く活躍してくれる職場にしたいです。

地域の歯科クリニックとして、どんな役割を果たしていきたいと思われますか。

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まだまだ「歯科医院は歯が痛くなってから行くところ」と思っていらっしゃる方が多いように感じます。けれども痛くなってからの治療は歯を削らなければなりません。削った部分は再生しませんから、その前に予防することが大切です。また、たとえ歯を失っても義歯や補綴の処置で噛む機能を取り戻すことは期待できます。高齢になっても食べ物を噛めることと認知症の発症リスクに関連性があることがわかってきました。年齢を重ねても食事を楽しみ、健康寿命を延ばしていただけるように地域の歯科診療に取り組んでいきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本 34万1000円~

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