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辻野 孝 院長の独自取材記事

辻野医院

(堺市北区/堺市駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR阪和線堺市駅から徒歩5分。下町情緒あふれる住宅街にある一般内科・泌尿器科「辻野医院」は、近所のかかりつけ医として13年間、人々の健康を守ってきた。院長の辻野孝先生は気さくで親しみやすいドクター。得意とする泌尿器では、高齢男性に多い前立腺関係や、女性の膀胱炎や過活動膀胱のほか、尿管結石・性病・血尿・男性更年期障害・男性機能低下(ED)などに対応。また、風邪や生活習慣病といった内科的な症状も広く診療し、近隣住民の頼れる存在となっている。診療では電子カルテに症状から趣味までをびっしりと書き込み、ゴルフや旅行の話で盛り上がることも。「看護師さんに『話が長い』と怒られます」と笑う辻野院長に、治療に込めた思いや訪問診療、趣味について話を聞いた。
(取材日2018年7月25日)

かかりつけ医として泌尿器科から一般内科まで広く診療

先生のご経歴と、この地域に開業を決めた理由をお聞かせください。

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私はここ堺市で生まれ育ち、大阪市立大学医学部を卒業した後は19年間、大阪市立大学医学部附属病院や和泉市立病院、明治橋病院、大阪市立十三市民病院などで勤務医をしてきました。正直な話、開業のことはまったく考えておらず、ずっと勤務医を続けていくのだろうと思っていました。ただ、40歳ぐらいになると医師は、今後どうしていくかを考える時期に入ってくるわけです。ちょうどその時期に、家具店を営んでいた妻のお父さんが、店を閉めることになってこの場所が空き、周囲の勧めもあって「よし、開業しよう」と決めたんです。堺市は私の生まれ育った場所でもあるので、愛着のある土地でこれまでの経験を生かして、地域医療に貢献したいという思いもありました。

こちらのクリニックには、どのような症状の患者さんがいらっしゃいますか?

泌尿器の疾患ですね。高齢の男性は前立腺肥大症や前立腺炎などの前立腺関係、女性では過活動膀胱や膀胱炎が目立ちます。また、若い人では性感染症の方もいらっしゃいます。一般内科の診療では、高血圧症・高コレステロール血症・糖尿病などの生活習慣病や、風邪、アレルギー疾患、胃腸炎など。今年の夏は、熱中症で来院される方も多いですね。通院患者さんは高齢の方が中心で、それこそここが家具店だった頃のお客さんや、この近くに住む80歳以上の方もおみえになります。

先生が専門とされている泌尿器科について、少し詳しく教えてください。

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泌尿器科は主に尿に異常が現れたときや、性器に関する疾患を扱う診療科です。守備範囲は尿路が基本ですね。腎臓、副腎、尿管、膀胱、これに加えて男性は前立腺や陰茎、女性は尿路関係と多岐にわたっています。泌尿器科診療の面白いところは、内科と外科の両面を兼ね備えている点です。手術をするので外科グループに分類されますが、幅広い分野の病気を診ることができ、透析による全身管理を行うこともできます。

世間話を大切に、患者とのコミュニケーションを深める

普段の診療で心がけていることはどのようなことでしょうか?

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泌尿器科の医療的なことにプラスアルファをすることです。クリニックは患者さんとの信頼関係で成り立っているので、紹介状はすべて自分で書き、電子カルテには症状のことはもちろん、病気とは関係のない、旅行やゴルフといった趣味についても細かく書き込んでいます。そして、次に来院された時にそのカルテを見ながら、いろいろとお話をすると患者さんも喜んでくれて、コミュニケーションが深まります。近所の患者さんとは医療的なお話は少しだけで、ほとんど世間話ばかりの時もあります。この間も近所のおばあちゃんが診察に来て、いろいろとお話をして「話したら元気になりました」と帰っていきました。ただ、その結果、どうしても一人にかける時間が長くなるので、看護師さんには「話が長い」とよく怒られています(笑)。

訪問診療にも力を入れていらっしゃるそうですね。

訪問診療は、開業した時から続けています。以前は今ほどメジャーではなかったのですが、今は多いときで月に約15人のお宅を月・火・水曜に回って診療します。私自身、患者さんのお宅に伺って診察をして、ご本人やご家族とお話をするのが好きですし、患者さんにも喜んでもらえるのでやりがいを感じています。訪問診療はこれからも、無理のない範囲でずっと続けていきたいですね。

女性にとって泌尿器科を受診することは勇気のいることですが、先生はどのようにお考えですか?

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そうですね。女性は、頻尿や漏れを人に話すことに抵抗を感じる方が多いかもしれません。ただ最近は、テレビの医療番組やコマーシャルの影響で、20年前、30年前と比べて、泌尿器科に対する意識のハードルも低くなってきました。一人でつらい思いをして悩んでいるのであれば、一歩踏み出して受診されたほうが、ご自身にとってもハッピーです。当院はお話だけでも相談に乗ることができますので、日常生活で苦痛を感じていらっしゃるのなら、一度気軽にいらしてください。

なんでも相談できる近所の「かかりつけ医」をめざす

医師を志したきっかけを教えてください。

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実は、医師になろうと思ったことはなく、泌尿器科医師になろうと思ったこともありませんでした。高校生の時、近所に住んでいた仲の良い同級生が、「大阪市立大学の医学部を受ける」と言ったので「じゃ僕も」と、一緒に受験し同じ大学に入りました。泌尿器科に進んだきっかけは、大学の教授が声をかけてくださったというご縁と、医師になるなら人と接する科に行きたいと思っていたためです。今にして思えば、こうして医師になったことも、泌尿器科に進んだことも、このクリニックを開業したことも、僕の人生には一本のレールのようなものが敷かれていて、その上を人と出会いながら、ガタガタと走ってきたような気がします。

先生ご自身が、健康面で気を使っていることはありますか?

6年前、脊柱管狭窄症で手術を受け、それから始めた山登りです。これまでに219回登山をして、金剛山には139回、富士山は毎年登っています。先週の土日も南アルプスに一人で行ってきました。ただ、登山を始めた当初は登っているとしんどくて、いつも途中でやめようと思っていたんです。それで「何でこんなにしんどいのか?」と考えた結果、当時は体重が83キロあったので「これは体が重いからだ」と気づき、痩せるためにジムへ通い始めました。今は週に6回プールで泳ぎ、土日はジムでトレーニングをしています。体重は普段は72~73キロをキープしていますね。来月は2日かけて槍ヶ岳に登る予定です。

最後に今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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なんでも相談できる近所の「かかりつけ医」というスタンスで、これからもずっと続けていきたいですね。診療もこれまでどおり、膀胱炎・尿管結石・性病・血尿・前立腺肥大・尿失禁、勃起不全(ED)の泌尿器科の疾患はもちろんのこと、一般内科として風邪・胃腸炎・アレルギー疾患・生活習慣病なども丁寧に診察していきます。検査や治療については、患者さんとしっかり話し合った上で最も良いと考える方法を提案し、必要に応じて適切な医療機関もご紹介していきます。寝たきりの患者さんに対しては訪問診療も行っていますので、泌尿器科のことだけでなく、悩み事があればなんでも気軽にご相談ください。

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