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和久井 大輔 院長の独自取材記事

わくいクリニック

(我孫子市/天王台駅)

最終更新日:2026/06/12

和久井大輔院長 わくいクリニック main

JR常磐線天王台駅北口から徒歩約5分にある「わくいクリニック」は、脳神経外科と一般内科を中心に地域のかかりつけ医として親しまれているクリニック。CTや超音波などの機器がそろう院内は、清潔感のあるすっきりとしたインテリアでまとめられている。和久井大輔院長は大学病院で長年脳神経外科の医師として活躍し、その豊富な経験をもとに、生まれ育ったこの地で認知症や生活習慣病の管理など、幅広い診療を行っている。優しい笑顔と穏やかな話しぶりが特徴の和久井院長に話を聞いた。

(取材日2026年5月26日)

生活習慣病や認知症、脳梗塞、頭痛など幅広く診療

2025年4月に院長職を引き継がれました。

和久井大輔院長 わくいクリニック1

当院は私の父の和久井守前院長が2006年に開業しました。私が引き継いだ、2025年4月から常勤医として父と一緒に診療していました。当院がまさに生まれ育った地でして、患者さんの中には私の幼少期をご存じの方もおられます。父の専門は泌尿器科。遠方からご来院の患者さんも多く、現在も当時からの患者さんが多く来てくださいます。私としては脳神経外科医ですので、生活習慣病や認知症、脳梗塞、頭痛などが専門になりますが、それに限らず、まず幅広く診させていただきたいと思っています。町のお医者さんとして、いつでも何でもご相談していただける存在でありたいんです。まずはご相談いただき、そこから当院で診させていただくか、もっと専門的な治療が必要そうなら、他の診療科や適切な医療機関をご紹介します。

脳神経系疾患はどういう症状で来院すればいいですか?

脳神経外科の疾患の症状としては片側の手足、右なら右、左なら左の手と足の麻痺や動かしづらさ、フラフラする感じがあります。物をよく落としていたり、ろれつが回らないといった症状もあります。これらの症状は、前触れなく突然起こることも多いのですが、そういった症状がありおかしいなと思ったら、すぐにご相談ください。脳神経外科の疾患というと、脳梗塞や脳出血が思い浮かぶ方は多いでしょう。私はそのような患者さんをたくさん診てきましたが、高血圧症や糖尿病、高コレステロール血症などの生活習慣病をお持ちのことが多いんです。そうした生活習慣病の管理は再発予防の観点からも重要で、長年の経験もありしっかりと診させていただきます。入院治療をされた後のフォローアップも行っております。

赤ちゃんのあたまのかたちに関する診療も行っておられますね。

和久井大輔院長 わくいクリニック2

お子さんのあたまのかたちが気になる方は、生後6ヵ月を目途に受診してください。自由診療で行っています。生後6ヵ月を過ぎますとあたまのかたちを整えるのが難しくなり、生後8ヵ月を過ぎると治療の適用外となります。診察時には、まず頭蓋骨のかたちに先天的な奇形などの異常がないかどうかを見ます。その後異常がなければ、あたまのかたちを整えるためのヘルメットを作ります。見本が当院にありますので、質感や重さなどを実際にご確認いただけます。入浴時以外はかぶっていただくのが奨励されていますが、ほとんどの赤ちゃんが嫌がらずに最後まで治療できています。

認知症も早めの受診が大切

認知症の診療にも力を入れていらっしゃいます。

和久井大輔院長 わくいクリニック3

近年、認知症の初期段階に使用できる点滴のお薬があります。従来の治療よりも進行を抑制するのではないかと期待されていますが、この治療は認知症の手前、あるいは認知症の初期の段階に限られます。しかし、なかなかこの段階のうちに受診していただけないことが多く、それがネックになっています。患者さんご本人が気づく場合もありますが、ご家族など周囲の方が患者さんの認知能力などに違和感を持たれることもあるかと思います。初期の段階にしかできない治療がありますので、思い切って受診していただきたいと思っております。物忘れの度合いが強くなったり、ご自分で飲むお薬の管理やお金などの財産の管理が難しくなったり、以前は行けていた場所にたどり着けなくなったり、迷子になったりなど、気になることがあればぜひ早めにご相談ください。ただ、それ以上に進行した患者さんの治療にも対応していますので、受診してくださると嬉しいです。

患者さんご自身は認めたくない気持ちが強いことも。周囲はどのように声をかけたらよいでしょう。

そこは本当に難しいところですよね。ご本人に優しく「最近、物忘れしない?」といった感じでお話しされるのも一つの手かと思います。ご本人も少なからず自覚されていることが多いので、「そうかな」と思われた時に、「じゃあ、受診してみようか」と提案してみては、と思います。周りの方の「このまま進行してしまうと心配なんだよね」ということが患者さんご本人に伝わるといいですね。受診時はご予約をお勧めしています。でも患者さんが突然気が向かれることもあるでしょうし、予約なしでも受けつけています。とにかくどんな段階でも早めの受診が大切ですから、何か違和感を感じたらぜひご来院ください。

認知症の患者さんのご家族への対応で気をつけていることはありますか?

和久井大輔院長 わくいクリニック4

認知症の方の場合はご本人だけからお話を伺っても情報を得にくいことが多いので、基本的には、ご家族も一緒にご来院をお願いしています。ご本人にもご家族にも、診察室で一緒にお話を伺いますが、場合によっては別々にお話を聞くこともあります。ご家族には、患者さんに優しく接していただきたいと思っています。お元気な頃をよくご存じで、患者さんへの期待からついつい怒ってしまうこともあるかもしれません。それ以上会話ができなくなってしまうぐらい怒ってしまうと、認知症の悪化を招いてしまいます。患者さんと会話したり、積極的な日常生活を送ることが、物忘れを予防する上でとても大切です。優しく接して参加しやすいようにする、コミュニケーションを絶やさないということが、認知症の方に対する対処法のコツだと思います。また聞こえや見え方も認知症の進行を防ぐために大切ですので、必要に応じて専門の医療機関をご紹介しています。

不安なく快適な生活が送れるよう尽力

診療時に心がけておられることはありますか?

和久井大輔院長 わくいクリニック5

その患者さんを深く知るということを大切にしています。お体の症状やお困りのことはもちろんですが、趣味やお仕事など、お話しくださるようでしたらそういったことまで聞いてみようと思っています。認知症の方でも、現役時代は看護師さんなど医療関係の方ということもあって、そうすると詳しいお話のほうが受け入れやすかったりしますのでね。それから、一連の流れで治療ができるように心がけています。例えば「次回は採血で、その次はMRIです」などと、患者さんが迷わないように、また不安に思わないようにある程度前もってお伝えしておくようにしています。治療のストーリーをきちんとご案内できるようにと考えています。なぜこの検査をやるんだろう、この後はどうなるんだろう、といったことは、患者さんから医師に聞きにくいこともあるかと思います。そのため私から先にお話しするようにしています。

頭痛に関するご相談も多いとか。

日常的に頭痛に悩まされている方の中には、長年市販の頭痛薬でやり過ごしている方も多いかと思います。そして頭痛薬を長年飲み続けて、効果が期待できなくなってしまっても、ずっと我慢しながら日常生活を続けておられる方が本当に多いです。何とかして差し上げたいといつも思っております。長い期間、月に10日以上頭痛薬を飲んでいらっしゃる方は、その薬のせいで頭痛が誘発されてしまうこともあるので注意が必要です。実はそういう方のために「頭痛の予防薬」というものがあるんです。頭痛があってもなくても毎日飲む薬です。それでも不十分な方には、月に1回ご自分で注射するタイプのお薬もあります。最近はその成分が含まれた内服薬もあり、発症抑制を図ることによって頭痛の頻度の減少だけでなく、1回の頭痛の程度も軽減が見込めます。頭痛にお困りの方は、ぜひ早めに受診していただきたいですね。

読者へメッセージをお願いします。

和久井大輔院長 わくいクリニック6

脳に関する疾患だけでなく、まずは地域のかかりつけ医、町のお医者さんとしてプライマリケアを実践していますので、何かお困り事やお悩みがあればお気軽にご来院ください。これから5年後、10年後を見据えて、地域の方々のニーズがどこにあって、脳神経外科医としてどう貢献できるのかを常に考えております。健康診断、予防接種なども行っておりますので、幅広く、かつ脳神経外科医としてできることを模索しながら、私自身を育んでくれたこの地域への貢献度を高めていきたいと思っております。

自由診療費用の目安

自由診療とは

乳児の頭蓋変形症の治療/45万円程度