経験豊富なスタッフと充実の機器でめざす
精度の高い歯周病治療
ハートデンタルクリニック
(鹿児島市/高見馬場駅)
最終更新日:2021/12/22


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歯を失う大きな原因である歯周病。歯そのものではなく、歯の周囲の組織が破壊される病気であり、高齢者のみならず若い世代にも発症のリスクがあるという。知らず知らずのうちに症状が進行するため、歯周病治療に注力する「ハートデンタルクリニック」では定期的な受診を推奨。歯周病の知識・経験ともに豊富な歯科衛生士が入念な検査を実施し、国内外で研鑽を積んだ谷口宏太理事長も、その専門性を生かして精度の高さにこだわった治療を行う。「患者さんご自身が現状をきちんと把握することが重要」と谷口理事長。本人の理解と歯周病に対する意識がなければ、治療後のセルフケアがおろそかになり、歯を長持ちさせることが難しいためだ。今回は歯周病の進行度や重症化した場合の症状、また同院で実践している予防・治療法について谷口理事長に話を聞いた。
(取材日2021年11月25日)
目次
歯周病治療は歯を残す上でも必要な治療。自身で気づきにくいからこそ、定期検診で早めに現状把握を
- Q歯周病はどのような病気で、どう進行していくのですか?
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A
▲歯周病治療に注力する谷口宏太理事長
歯周病は、歯の周りの歯茎が破壊されたり骨が溶けたりして、最終的に歯が抜けてしまう病気です。原因としては、主に食べかすが残ったところに細菌が付着・増殖することで発症します。歯周病は自覚症状に乏しく、ある程度進行してからようやく歯茎が腫れる、膿が出る、口臭、口腔内がねばつく、歯の動揺などの症状が現れます。注意すべきは、歯周病は慢性的な病気である点です。歯茎の腫れは一時的な症状のため、腫れが引くと治ったと勘違いしやすいのですが、実際は腫れている間に骨が溶かされ、進行しています。歯が動揺するまで放置すると歯を残せないケースもありますので、皆さんには日頃から歯周病に関心を持っていただきたいですね。
- Q症状が出にくい歯周病を、患者側はどう意識すれば良いですか?
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A
▲口腔内の現状を丁寧に説明
口の中は自分では詳細に見ることができず、歯周病の兆候にもなかなか気づけません。そのため日頃から歯科医院を受診し、歯茎の検査やエックス線検査を通して、ご自身の口腔内の現状を知ることが大切と考えています。症状の進行度合いを把握するにあたり、一つの目安となるのが歯周ポケットの深さ。歯周ポケットとは歯と歯茎の間にできた溝のことで、これが3ミリ以内であれば健康な状態といえます。歯ブラシが届かない6ミリ以上は中等症から重症で、治療せずに放置すると歯が抜けてしまう確率が高まってしまいます。患者さんの歯を守るために、当院では見落としがないよう口腔全体を時間をかけて確認し、悪い箇所などを丁寧にご説明しています。
- Q若い世代の歯周病についても教えてください。
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A
▲すっきりとして清潔感のある待合スペース
歯周病は一般的に高齢者の病気というイメージが強いですが、20代などでも歯磨き不足や食習慣が原因で罹患します。特にやわらかい食べ物は歯につきやすく、それを歯磨きできちんと落とさないことが問題なのです。またレアケースで、侵襲性歯周炎という若い人がかかる歯周病もあります。こちらは体質や遺伝が一因とも考えられますが、原因はまだはっきりとわかっておりません。ただ特徴的なのは、慢性的な歯周病のように歯石が付着していないこと。口腔内が一見きれいなため、エックス線検査を行わないと骨が溶けていることに気づけないのが難点です。いずれの歯周病も症状が出た段階で重症化していますので、早期発見が重要といえます。
- Q歯周病予防のためには、どのようなケアが必要ですか?
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A
▲歯周病ケアの経験豊富な歯科衛生士がブラッシング指導
予防法は、ブラッシングによるセルフケアと定期検診に尽きます。磨けていない箇所を患者さんが自覚し、指導に沿って歯磨きを行っていれば、急激に症状が悪化することは基本的にありませんからね。当院では定期検診の際、患者さんに歯ブラシを持参してもらい、歯周病ケアの経験豊富な歯科衛生士がブラッシング指導を担当。さらに、磨けていない箇所の割合を数値化してご提示するなど、より実践しやすいアドバイスに努めています。セルフケアが不十分だと歯周病が再発する恐れがあり、歯周病が改善されていないと、歯が抜ける度に治療が必要になってしまいます。大切な歯を長く残すためにも、まずはしっかり歯周病を治すことが肝心です。
- Qこちらのクリニックで治療する場合の方法についても伺います。
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A
▲仕切りを設けた診療スペース
軽症であれば、歯石の除去やブラッシング指導によって改善をめざします。一方、歯周ポケットが6ミリ以上で骨がかなり溶けてしまっている重症例に対しては、骨の再生を促す歯周組織再生療法を採用しています。こちらは保険適用外ではありますが、根本から治すためであれば有用と考え、歯科用マイクロスコープも活用して治療の精度向上を図っているのが特徴です。また、当院では虫歯と歯周病、噛み合わせを踏まえた総合的な治療を行っており、歯ぎしりや食いしばりが歯周病を悪化させている場合は噛み合わせの治療も実施します。そうして歯周ポケットを3ミリ以内に戻し、磨き残しを示すプラークスコアを20%以下にすることが治療のゴールです。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯周組織再生療法/2万2000円~