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昌山 浩三 院長の独自取材記事

フレンズ歯科クリニック

(高松市/林道駅)

最終更新日:2022/08/24

昌山浩三院長 フレンズ歯科クリニック main

木太中央公園の真正面にたたずむ「フレンズ歯科クリニック」は、シンプルモダンな造り。建物の周囲は植栽の緑が目に優しく、足を踏み入れると花が生けられたオブジェや植物の鉢が現れ、患者の緊張をほぐしてくれそうだ。待合室は明るく開放感があり、個室の診察室も自然光を取り入れたゆとりある空間なので、圧迫感を感じにくい。こうした空間づくりは、患者が心地良く診察に臨むための、昌山浩三院長のこだわりだという。「歯の健康は、生活の質を左右する。患者さんとじっくりと向き合い、歯の健康を長い目で見守り、そして支えていきたい」。昌山院長は穏やかな語り口で、歯科診療や患者への想いを語ってくれた。

(取材日2022年7月27日)

矯正治療など専門性を生かしつつ、幅広い診療に対応

歯科医師としての歩みをお聞かせください。

昌山浩三院長 フレンズ歯科クリニック1

歯科医師もいろいろで、専門分野に特化する医師もいれば、幅広い分野に対応する医師もいます。僕は自分が担当する患者さんはできるだけ自分で診たいという思いから、幅広い分野に対応できる歯科医師になりたいと考えました。しかし、技術で妥協はしたくなかったので、日本歯科大学を卒業後、まずは徳島大学歯学部歯科矯正学講座に入局し、5年間、矯正歯科を専門に学びました。矯正の技術を習得するには時間がかかるので、最初に学んでおきたかったんです。その後は、インプラントや歯周病の分野に特化した先生のもとで学ぼうと、大阪心斎橋にある歯科医院の勤務医として4年間勤めました。そこでインプラントや歯周病、虫歯治療などの臨床経験を積み、2004年に当院を開業するに至りました。

高松市のこの場所に開業したのは、なぜですか。

僕が育ったのは観音寺市なんですが、この近くに住む親戚から「いい場所があるよ」と教えてもらったんです。当時はまだ公園がなく、目の前は盛り土がされた状態でしたが、木太中央公園ができることはわかっていましたし、にぎやかなレインボー通りからも近い静かな住宅街なので、いいなと思いました。僕が思い描いていたのは、近所の方が歩いて通える、地域に密着したクリニック。他の候補地も何ヵ所か見た上で、ここに決めました。患者さんは近隣の集合住宅に住む若いご家族を中心に、若年層が多いですね。ただ、長年続けるうちに年齢層が広がっていきましたので、最近は義歯が必要な患者さんも増えてきました。

年月を経て、患者さんの傾向やニーズが変化しているのでしょうか。

昌山浩三院長 フレンズ歯科クリニック2

少子高齢化によるニーズの変化はあると思います。少子化によって、親御さんが子どもに手をかけるようになったこともあり、矯正治療が盛んになってきました。僕は地域の学校歯科医も勤めているんですが、昨今は子どもの虫歯が減る一方で、歯並びの悪い子どもの数が増えているんですよ。高齢化に関しては、もともと若い層が多いのであまり依頼はないですが、今後は訪問診療のニーズが高まるのではないでしょうか。今は元気に通院している患者さんが、高齢化によって健康に問題を抱えて来院できなくなったら、こちらから患者さんのもとに出向いて診察させていただきたいと考えています。

自分自身が受診したくなる、安心安全で質の高い医療を

診療の理念を教えてください。

昌山浩三院長 フレンズ歯科クリニック3

僕やスタッフが、自分たちも受けたい治療、身近な人に受けさせたいと思える治療を提供することです。具体的には、開業当初から3点を掲げています。1点目は、なるべく痛みを伴うような治療はしないこと。削るべき虫歯か判断する機械を用いて、なるべく削らないようにしたり、レーザーの使用で痛みを抑えたりしています。2点目は患者さんとよく話し合い、最適な治療を提供すること。カウンセリングルームでじっくりお悩みを伺い、インフォームドコンセントを徹底し、患者さんと二人三脚で治療していきます。3点目は院内感染を徹底的に防ぐことです。もともとB型肝炎やHIVなどさまざまな感染症を防ぐ体制を整えていたんですが、コロナに対してもこの体制はさほど変わりません。当院では可能なものは使い捨てにする・器具の滅菌や殺菌管理をする・うがいは殺菌した水を使用する・口腔外バキュームで飛沫の拡散を防ぐなど、さまざまな対策を行っています。

どのような診療に対応していますか。

虫歯や歯周病の治療、定期的なクリーニングやメンテナンスから、歯列矯正、インプラント治療、ホワイトニングなど審美目的の診療まで、幅広く対応しています。また、パノラマエックス線撮影や歯科用CT撮影、手術用顕微鏡による精密検査、顕微鏡による口腔内の細菌のチェック、噛み合わせや歯の形を調べるための歯型の模型製作、軟組織、顎関節の状態調査など、多種多様な内容に対応していることが特徴でしょうか。人間ドックのように、複数の項目で総合的にお口の健康状態を把握していくことも行っています。

特に力を入れている診療はありますか。

昌山浩三院長 フレンズ歯科クリニック4

医局で専門に学んだ矯正治療に力を入れています。歯並びが悪いと、見た目に問題が出るだけでなく、噛み合わせが悪くなる・虫歯や歯周病になりやすくなる・顎の発育に影響して顎変形症の原因になる・発音が悪くなるなど、さまざまな悪影響を及ぼします。当院ではブラケットを用いた矯正はもちろん、乳歯の段階で顎の成長を生かして歯が並ぶスペースを作っていく床矯正や、主に就寝中に装着していただく咬合誘導装置など、さまざまな選択肢から患者さんの状態やご希望に合う方法を提案しています。最近はマウスピース型装置を用いた矯正が人気ですが、これはまだ発展途上の技術です。実際、マウスピース型装置での矯正を行った後に当院を受診する方もいらっしゃいます。器具が目立たないなどの利点はあるので、当院でも対応可能なケースには用いますが、万が一の場合はブラケットに切り替えるなど、先を見越した治療計画を立てています。

情報が氾濫する時代だからこそ相談してほしい

お休みの日はどのように過ごされていますか。

昌山浩三院長 フレンズ歯科クリニック5

学生時代から続けているゴルフは、年齢のせいか体の節々にガタがきて、以前ほどは行けなくなりました。その代わりに、コロナ禍の自粛期間から映画や海外ドラマを観るのにはまっています。あとはドライブが好きなので、仲間とのツーリングがいい気分転換になっています。最近始めたのは、妻とドライブがてら四国八十八ヵ所霊場を巡ること。順番にはこだわらず、まず最大難関霊所の足摺岬から始めました。休みの日に朝から出かけて、お寺を巡り、ランチで地域のグルメを堪能するのも楽しみなんです。山の中のお寺が多いので、自然に癒やされて気持ちが良いですよ。

歯科医師として喜びを感じるのは、どんな時でしょうか。

転勤などで街を離れる患者さんから、「向こうに行っても先生みたいな歯医者さんにかかりたいので、いい歯科医院を知りませんか」「引越し先に先生が信頼できる歯医者さんがいたら、教えてください」などと相談を受けることがあります。そんな時は、自分のやってきたことが受け入れられているんだなと感じます。中には、転勤して数年後に再び戻ってきて受診される方もおり、多くの歯科医院がある中、また当院を選んでくださったことに感激を覚えました。それから、子どもの頃から矯正治療をしていた患者さんが大人になり、「歯科衛生士になった」と報告に来てくれたのも、歯科医療を仕事にしたいと思うきっかけづくりができた気がしてうれしかったですね。

最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

昌山浩三院長 フレンズ歯科クリニック6

今は医療の情報もインターネットで調べられて便利な反面、情報が氾濫していて、何が正しいか混乱することもあるのではないでしょうか。例えば、歯の詰め物にも多くの種類がありますから、詰め物の見た目が気になるという方がネットで検索したら、セラミックにも種類はさまざま、さらに保険適用の白いプラスチックもあり、選択肢が多過ぎて、かえって迷われると思うんです。口の中のお悩みや治療法などをご自分で調べるのもいいですが、実際に歯科医院に足を運んで歯科医師に相談するのが、解決への近道です。当院では患者さんのお話にしっかりと耳を傾け、丁寧にご説明しますので、遠慮なく何でもご相談いただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正(小児)/床矯正:27万円〜、咬合誘導装置:27万円〜、歯列矯正(成人)/マウスピース型装置を用いた矯正:30万円〜、インプラント/45万円〜、ホワイトニング/4万円 ※矯正料金はすべて検査、診断料込み ※価格はすべて税込み

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