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桜田 明宏 院長の独自取材記事

さっぽろ矯正歯科クリニック

(札幌市豊平区/中の島駅)

最終更新日:2022/06/03

桜田明宏院長 さっぽろ矯正歯科クリニック main

札幌市豊平区にある「さっぽろ矯正歯科クリニック」は、札幌市営地下鉄南北線・中の島駅から徒歩5分の場所にある矯正専門の歯科医院だ。院長を務めるのは桜田明宏先生。大学卒業後、国内外で研鑽を積み、1995年に父の診療所を引き継ぐかたちで開業。当初は一般歯科診療も行っていたが、2000年に矯正歯科に特化した現在のスタイルに変更し、再スタートを切った。矯正歯科を専門に選んだ理由や、同院が行っている矯正方法、診療で気をつけている点などについて話を聞いた。

(取材日2022年3月17日)

患者の歯の健康を生涯にわたってサポート

歯科医師を志し、矯正歯科を専門に選ばれた経緯を教えてください。

桜田明宏院長 さっぽろ矯正歯科クリニック1

父が歯科医院を開業していて、小さな頃から父の姿を見て自然と歯科医師をめざすようになりました。日本歯科大学新潟歯学部を卒業して、大学院に進み、4年間矯正歯科を学びました。アメリカや日本の講習会でも勉強しました。矯正歯科の根底に流れる「新しいものを作り上げる、新しいものにしていく」という感覚が、自分に合っていると思いました。その後、1995年にこの場所で桜田歯科医院を開業。父の診療所もこの場所で一般診療を行っていたので、引き継いだかたちです。当初は一般歯科も診療していました。そして2000年にさっぽろ矯正歯科クリニックに改称し、矯正歯科を専門に診療するようになりました。

どのような方がクリニックには来られますか?

多くの方は、顔や口元の形、歯並びを気にされて、いらっしゃいます。女性7割、男性3割です。10代、20代が多いですが、40代、50代の患者さんもいらっしゃいます。矯正歯科を受けるのに年齢は関係ありませんが、年齢により矯正にかかる期間が長くなることがありますので、なるべくなら30代までに矯正をしたほうがいいと思います。あと、矯正をスムーズに行うために関係があるのは、歯や歯茎の状態です。これらがあまりにも不健康な状態だと、矯正するのが難しい場合があります。

クリニックでは「生涯にわたる皆さまの健康」を理念に掲げていらっしゃいますね。

桜田明宏院長 さっぽろ矯正歯科クリニック2

はい。一度矯正をしたら終わりということではなく、生涯にわたる長い期間を見据えてお付き合いさせていただき、患者さんの健康管理のお役に立ちたいと思っています。例えば、歯がでこぼこな状態で60代を迎え、虫歯になって抜歯をして、いざ差し歯を入れようとしたときに、差し歯が入れられない場合があります。歯並びがきれいな状態であれば、差し歯をしっかりと入れられることが多いです。そのようなことも想定して、生涯にわたり健康な歯をご提供していきたいです。また、「ここに来て良かった」と思ってもらえるような診療をしたいとも思っています。考え方の参考にしているのが、テーマパークです。テーマパークは何度行っても楽しく、感動が繰り返されます。矯正は期間が長いので、当院も来院していただくたびに、安心や喜びなどの感動のスパイラルをご提供したいと思っています。

患者一人ひとりに合わせた矯正法を提案

診療の流れを教えてください。

桜田明宏院長 さっぽろ矯正歯科クリニック3

最初はまずカウンセリングで矯正方法や料金を丁寧にご説明します。2回目の来院で精密検査をします。口内の写真とエックス線写真を撮り、パソコンで画像を見て、歯や口元の状態を確認します。それから、矯正のゴールをどこにするかを患者さんと相談しながら決めるのですが、単純に歯並びをきれいにするというだけでなく、顔の全体的なバランスも見ながらゴールを決めます。さらに、抜歯をする、手術をすることについても説明します。また、虫歯リスクの検査もします。矯正中は、ワイヤーを入れているので、通常よりも歯ブラシが当てにくくなってしまうため、できるだけ虫歯にならないように管理するために行います。さまざまな検査結果をもとに、矯正の方針を決め、矯正法や料金の説明をしっかりと行い、患者さんが納得されてから矯正開始となります。金具が外れるまでの期間は2~3年で、その後は取り外しできる保定装置を使って歯列の安定を図ります。

こちらではどのような矯正法を扱っていますか?

当院ではスタンダードエッジワイズ法という古典的な矯正方法を中心に行っています。患者さんの歯の向きや形などに合った針金の形を作っていくいわゆるオーダーメイドの手段です。経験を積んでいるからこそできる矯正法といえるでしょう。一方、セルフライゲーションブラケットを用いたストレートワイヤー法も取り入れています。金具に角度が既に組み込まれていて、他の金具よりスムーズに動くので効率的に歯を動かすことがめざせるという矯正法です。従って、当院ではハイブリット的な手法を取り、効率化を図りながらも、患者さん一人ひとりに合わせた矯正でしっかり治療していきます。このように、複数の手法を扱っているので、患者さんの歯や歯茎の状況やご希望などを考慮して、矯正を進めていきます。

子どもの矯正歯科についても教えてください。

桜田明宏院長 さっぽろ矯正歯科クリニック4

噛み合わせによって顎の発育が変わるので、子どものうちに整えておくと良いと思います。ただ、小児矯正をしても、それで完結するわけではありません。どちらかというと予防的な矯正とお考えください。大人になってから矯正をするときに難しくならないように、子どものうちから備えておくというイメージです。診療の際は、親御さんだけでなく子どもの患者さんにもしっかりと説明を行うよう心がけており、わかってもらえるような言葉を使って工夫をしています。子どもの患者さんとも、長いお付き合いになるので、ゲームの話などをして友達になり、信頼関係をつくり上げています。

「美しい口元」を追求し、患者の人生をより豊かに

診療やカウンセリングで気をつけていることはありますか?

桜田明宏院長 さっぽろ矯正歯科クリニック5

カウンセリングでは患者さんのご要望をしっかり聞くようにしています。矯正したいと思っているところをしっかりとお聞きして、適切な方法をご提案し、選んでいただくようにしています。カウンセリングでも、その後の診療でも、お話しするときは患者さんと目線を合わせ、わかりやすく説明するようにしています。そしてその日の診療が済んで患者さんがお帰りになる際は、疑問が残らないようにするということも意識しています。矯正歯科を専門にしているクリニックだからこそ、患者さんお一人お一人に時間をとって、向き合えるということもありますね。技術的なところでいうと、これまでの経験から、矯正を行う上で気をつけなければならない点はしっかり把握していますので、患者さんの状態に合わせて急激に負荷をかけずにゆっくりと、丁寧な矯正を行うようにしています。

矯正を終えた患者さんの変化についてお聞きします。

矯正を終えた患者さんは、その後も定期的なクリーニングを続けたり、ホワイトニングを希望されたりするようになるケースが多く、歯に対する意識の変化を感じます。また、「人前で笑えるようになった」「おしゃれに興味を持つようになった」という声を聞くと、自分に対する自信や、美容への関心といった部分にも波及的に良い変化をもたらすのだなとうれしくなります。以前、通院が困難な病状を持つ患者さんの矯正を行ったことがあるのですが、長い期間、一生懸命通ってくれたことがとても印象に残っています。私はそういう皆さんの「きれいになりたい」という思いに応えたいという思いで、これまで矯正歯科に取り組んできました。歯並びが変わることで、その人の人生が豊かになれば、とてもうれしく思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

桜田明宏院長 さっぽろ矯正歯科クリニック6

今後もより早く、より美しさにこだわった矯正をめざし、工夫を重ねていきたいと思います。一人の患者さんの矯正が終わった後、私自身も前後の写真を見比べて勉強をするのですが、歯列だけでなく口元や顔の印象の変化を実感できると、うれしく思いますし、感動します。きれいな口元はその人の人生をより豊かにしてくれると思っています。きれいになりたい、健康になりたいという思いの強い方は、ぜひ矯正についてご検討いただきたいと思います。当院では、クリニックのホームページに問い合わせフォームを設け、SNSによる相談にも対応しています。まずは気負うことなく、気軽にご相談していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

【成人の矯正】メタルブラケットによる矯正/診査費用4万円程度、矯正費用66万円、※保定経過観察料は4~6ヵ月の来院ごとに3300円、セラミックブラケットによる診査費用4万円程度、 矯正費用77万、※経過観察料は4~6ヵ月の来院ごとに3300円
【小児の矯正】初期矯正 診査費用4万円程度、矯正費用3万円~

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