杉本 日出雄 院長、杉本 圭 副院長の独自取材記事
杉本こどもクリニック
(川口市/南鳩ヶ谷駅)
最終更新日:2026/10/05
南鳩ヶ谷駅から徒歩6分の場所にある「杉本こどもクリニック」。同院は川口市に密着した小児科のクリニックとして2004年に杉本日出雄院長が開業、現在は杉本圭先生との二診体制で、利便性の高い小児科診療を地域に提供している。一般小児科診療をはじめ、同院が得意とする喘息やアレルギー疾患の診療、予防接種などのほか、子育ての相談にも応じる。子どもが本来持つ、「病気を治す力や健康に育っていく力」を高めることを重視するという同院の理念や診療方針などについて、日出雄院長と圭副院長に話を聞いた。
(取材日2026年9月11日)
小児科医の視点から子育てを支える
クリニックの診療理念について教えてください。

【日出雄院長】何かあったらまず相談できる地域のかかりつけ医として、保護者の皆さんと一緒に子育てをし、お子さんの成長をともに見守る存在でありたいと考えています。 発熱や咳、下痢などの一般的な症状はもちろん、アレルギー、予防接種や健康診断、子育ての何げない悩みまで、幅広く対応しています。病気の治療だけでなく、小児科医の立場と視点からご家族の子育てをしっかり支え、温かく頼れるクリニックをめざしています。
日出雄院長の小児科診療についてのお考えをお聞かせください。
【日出雄院長】子どもには、無限の可能性があると考えています。開業する前に、重症な気管支喘息のお子さんが入院して治療を行う「施設入院療法」に長年携わっていたのですが、お子さんが院内で規則正しい生活や運動を続けることによって症状が回復する姿を目の当たりにしました。その経験から、子どもには、病気を治す力や健康に育っていく力が本来備わっており、それを伸ばすには健康にとって望ましい環境を整えてあげることが重要で、その役割を果たすのが、最も身近な存在である「親」の役割だと実際に体験できたからです。毎日の生活の中で、親がその子の才能や好ましい行動を見つけ、認めてあげること。そして、それを言葉にして子どもに伝え、支え励ましていくことが大切だと考えています。ですから、そのときどきの治療だけでなく、保護者の方と一緒に子育てについて考えていくことも小児科医の大切な役割だと考えています。
圭副院長は小児集中治療などの医療現場でキャリアを積んでこられたのですね。

【圭副院長】はい、大学病院で初期研修を終えた後は、大学院でのアレルギー研究やPICU(小児集中治療室)の現場、都内クリニックでの診療を通じ、最新の知見や医療を学んできました。当院でもそうした知見を取り入れて生かしながら、地域に根差して長年信頼されてきた院長の、「地域や患者さんに寄り添う想い」を大切に受け継いでいきたいと考えています。自分が勤務してきた大学病院や総合病院と、一次診療を担うクリニックとでは診療の仕方も異なり、丁寧に診察しながらも、ポイントを押さえて、ある程度スピーディーに診ていく必要があります。そうした点で、簡潔にわかりやすく伝えるべきことを伝える院長の診察から学ぶことも多いですね。
治療だけでなく、子どもの成長を見守るパートナー
お二人で診療する中で、お互いから学ぶこともありますか?

【日出雄院長】圭副院長がクリニックに入ったことで、来院者が多く忙しい時期でも、あまり患者さんを待たせず診察ができるようになりました。また、私は診察時には結論を中心に簡潔にものごとをお伝えする傾向があるため、患者さんがもっと聞きたいであろうことを、副院長が診察後に補足してくれるのです。そうした点もとても助かっていますね。
【圭副院長】例えば予防接種の際、少し前まで付属の針で切れ味があまり良くない種類のものがあったのですが、子どもが少しでも痛くないよう、わざわざ別の針に換えるなど、患者さんからは見えないところでも、子どものことを考えて工夫している姿勢に、同じ医師として、改めて尊敬の念を抱きました。また、新しい知識や技術のアップデートはもちろんのこと、長いキャリアがあるからこそ、薬の使い方など若い世代の医師だけではわからない、蓄積に基づいた知見を持っているのも心強いですね。
どのような症状や相談で来院される患者さんが多いのでしょうか?
【日出雄院長】発熱、咳、鼻水などの一般的な感染症や風邪症状、乳幼児健診や予防接種でのご来院が多いです。そのほか、当院が得意とする気管支喘息や食物アレルギー、アトピー性皮膚炎といった、アレルギー疾患のご相談も多数お受けしています。また、診療だけでなく、子育てのちょっとした疑問のご相談に来られる方もいらっしゃいますね。当院は、一緒にお子さんの成長を見守り、子育てを支えるパートナーでありたいと考えています。「こんなことを聞くのは恥ずかしい」「こんなことを相談していいのかな」と思わず、疑問に思ったことや心配なことは、何でもご相談ください。
子育てについては、どのような相談を受けることが多いですか?

【日出雄院長】おうちでの熱の下げ方やケアの方法、夜泣き、離乳食や偏食の心配事、スキンケアやアレルギーについて、発達や行動で気になっていることなどさまざまです。 小児科医としての専門的な視点はもちろんですが、一人の人間として、子育てに奮闘する保護者の皆さんの気持ちに共感しながら、具体的で実践しやすいアドバイスをお伝えするよう心がけています。
保護者の方とのコミュニケーションで心がけていることを教えてください。
【日出雄院長】専門用語を避け、わかりやすい言葉で丁寧に説明することです。診察室を出るときに、「不安を持ち帰らせない」「納得・安心しておうちに帰れる」状態をつくることを意識しています。 お子さんが体調を崩すと、保護者の方も不安でいっぱいになりますよね。だからこそ、病状を説明するだけでなく、家で、どのように対処してあげたらよいか、今後の見通しをお話し、ご家族を励ますことを心がけています。また、当院ではお子さんの症状やお悩みに合わせて、冊子やプリントを用意してお渡ししています。これらを適宜、持ち帰っていただき、ご家庭でも参考にしていただければと思います。
どんなことでも気軽に頼れる地域の総合窓口に
お子さんの感染症や院内の予防についてもお聞かせください。

【日出雄院長】感染症はウイルス性のものと、細菌性のものの2つに大別できます。両者では薬の用い方なども異なるため、まずはいずれの感染症であるかを見きわめることを重視して診療しています。また、クリニックは病気のある方が治療のために訪れる場所です。当院では、院内で感染を広げることがないよう、時間による細かい予約システムを採用し、院内ではマスクを着用していただくほか、咳や熱などの症状がある場合には、他の患者さんとは別の場所でお待ちいただいています。感染が拡大して部屋が足りなくなった場合には、車や院外でお待ちいただくこともありますが、ご理解とご協力をいただければと思います。
診察以外の面での、患者さんやご家族への配慮についてお聞かせください。
【圭副院長】院長も自分も、病院での長い待ち時間が患者さんやご家族に与える負担を痛感しています。そのため、できるだけスムーズに診療を行える効率的なオペレーションを徹底し、待ち時間のストレス軽減に努めています。また、当院では待合スペースにはテレビを置かず、本やおもちゃを用意しています。待ち時間も、お子さん自身が興味のあるものを選び、自分なりに過ごす時間にしてもらえたらと考えているからです。そのほか、十分な駐車場・駐輪場スペースを確保していますので、お車や自転車でご来院の方にも安心です。近隣には薬局だけでなくスーパーもあるため、「受診・お薬・お買い物」を一度に済ませることができ、ご家族が大変な時期の時間を効率良く使える環境が整っています。
最後に、クリニックの今後の展望をお聞かせください。

【圭副院長】「何かあったら、まず杉本こどもクリニックへ行こう」と、安心して選んでいただけるクリニックであり続けたいですね。専門領域に限らず、どんなことでも気軽に頼っていただける地域の総合窓口として、 お子さんが生まれた時から大きくなるまでずっと成長を見守り続け、保護者の方に「このクリニックに子育てをサポートしてもらえて良かった」と思っていただける存在をめざしていきます。

