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水井 睦 院長の独自取材記事

みずい整形外科クリニック

(目黒区/祐天寺駅)

最終更新日:2019/08/28

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祐天寺駅東口から栄通り商店街を1分ほど歩くと、「みずい整形外科」が見えてくる。看板や院内の掲示物、ホームページなど至る所に登場し、見る者を和ませてくれる双葉モチーフの黄色いキャラクターは、水井睦院長が自らデザインしたという。院内のインテリアにもビタミンカラーがあふれ、「気軽に足を運んで、元気になって帰ってほしい」という同院のコンセプトが伝わってくるようだ。水井院長は長らく大学病院や基幹病院に勤め、豊富な経験を積んできた。そこから開業医へと転身したことを、「なけなしの力でどれだけ地域に貢献できるかを試したかったから」と謙遜する。今回の取材では、ゆったりとした口調で、芯の通った診療ポリシー、患者への思いを語ってくれた。
(取材日2016年9月15日)

依頼があれば、日本全国、海外にでも飛んでいきたい

今年で開院10周年を迎えられて、ご感想はいかがですか?

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振り返ればあっという間でしたね。2005年の開院当初から「優しく、温かく、元気良く」をモットーに掲げ、近隣にお住まいの方々に親しまれる整形外科医院をめざしてきました。おかげさまで多くの方にかかりつけにしていただき、ありがたく感じています。最近では整形外科も特徴のあるクリニックが増えていますよね。スポーツ専門、リウマチ専門、だから腰痛や交通事故、労災は診ないというふうに、分野を特化したスタイルです。初めはどうかと思いましたが、いろいろ見ているうちに、すばらしい取り組みに感動しました。しかし、当院はあえて分野を特化せず、広く深く患者さんを診ていきたいと考えています。「あそこに行けば何とかしてくれるだろう」と思っていただきたいです。気軽に頼っていただきたいですね。

モットーの一つ、「優しく」とはどういったものですか?

一つは「優しい医療の提供」ですね。長らく大学病院や基幹病院に勤務していたのもあって、初めは勤務医と開業医の違いに戸惑うこともありました。例えばホームドクターは、患者さんが訴える症状に対して診療を行うだけではなく、ご本人のご要望に絶えず耳を傾けながら、治療計画を定めます。そしてそれが信頼関係につながり、患者さんとクリニックとの垣根を取り払うんですよね。だから、コミュニケーションを大切にしています。整形外科疾患は特にお年寄りに多く、かつ生活に対するリスクの高い疾患でもありますので、そういった意味でも、患者さんにとって優しいクリニックでありたいと思っています。

先生は往診も行っているそうですね。

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当院の患者さんも足腰が弱って通院が難しい方が増えていますし、私は介護保険の審査委員も務めていますが、要介護者、認知症患者が年々増えている印象があります。今は休憩時に、週に30人くらいのご自宅を訪問しています。自転車で移動をしていると途中に坂があったりして、「ここを患者さんは登ってくるのか、大変だな」って、通院の大変さを実感しますね。遠いところでは鎌倉や川口から依頼があります。整形外科で往診に対応している医院は少ないのかもしれません。もちろん要望があれば全国各地、日帰りで行ける台湾や韓国にでも飛んでいきます。

患者の人生に寄り添えるのが開業医の魅力

クリニックの特色を教えてください。

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やはり、地域の皆さんにとって身近な存在であることでしょうか。当院には下は0歳、上は105歳の患者さんがお越しになります。105歳の女性はご自分で歩いて来院していて、元気で長生きの秘訣は「人の話を聞かない!」って(笑)。ある意味、説得力ありますよね。そもそも私が開業したのは、なけなしの力でどれだけ地域に貢献できるかを試したかったからです。そりゃあ大きな病院のほうが大掛かりな手術もできて、手ごたえはありますよ。でも開業医は患者さんと他愛のない話ができて、長く診てあげられて、元気になっていく姿を見届けられる。もちろん10年も経つと、入院したり、認知症になったり、亡くなってしまったりする方もいます。でもそういったことともしっかり向き合って、前に進んでいくのが大切だと思うんです。スタッフも患者さん目線で親身になってくれて、壁もなく距離もなく、私たち医師より接しやすいかもしれませんね。

診療面の特色はいかがですか?

保存療法を軸とした治療計画を練っていくのが当院の診療の特色です。具体的には薬物療法やブロック注射、ギプスや装具を用いた治療、そして低周波治療器やマイクロ波治療器を活用したリハビリテーションですね。例えばヘルニアの場合も、大きい病院では手術に至ることが多いのですが、当院は手術をあくまで最終手段と考え、なるべく体への負担がないようあらゆる治療を検討します。最近では圧力波治療器を導入して、先進の治療を行っています。

医師としてこだわっていることはありますか?

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大きく分けると3つあります。一つは「医療提供のカタチ」。これまで培ってきた知識や技術に偏るのではなく、目の前の患者さんと真摯に向き合い、治療方法を決定すること。「治療はこれしかない」というのではなく、さまざまな選択肢を提案しながら、患者さんとともに最良の結果を生む医療の形をつくっていく。これが私のこだわりですね。もう一つ、「絶えずアンテナを張る」のもそこに通ずることです。医療は進歩し続けていますから、一人ひとりに沿う治療を提供するためにも、最新の情報に目を向けることを課題にしています。そして最後が「当たり前の整形外科である」こと。当たり前とは何か? 通いやすい、話しやすい、相談しやすい、はたまた精度の高い治療を実施している……。今はまだその答えは見つかっていません。でも、その「当たり前」を模索しながら日々の診療を行うことが、ホームドクターとしての私の成長につながっていくと感じています。

朝でも夜でも、気軽に頼れるクリニックをめざして

先生のご経歴をお聞かせください。

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実は、私はもともと形成外科の医師なんです。北里大学病院の形成外科に入局後、研修ローテーションでいろいろな科を回った際に、整形外科の魅力にはまりまして。横浜市立大学整形外科に入局し、研鑽を積みました。以降は、さまざまな病院やクリニックに勤務し、当クリニックの開院に至ります。開院のきっかけは、ある整形外科医院に代診で行った時のことです。「今日、院長先生はどうしたの?」とほとんどの患者さんが聞くのです。患者さんからの信頼の厚い医院で、毎日数百名の患者さんが往来していることに驚きました。患者さんが院長先生を信じて尊敬されていて、皆が笑顔なんですよ。ずっと病院勤務でしたから、こういった世界もあるのかと衝撃を受けましたね。患者さんと医師が身近な環境で医療を提供することに魅力を感じて、整形外科の医師としての今後を開業医に定めたというわけです。

休日はどのように過ごしていらっしゃいますか?

自宅に戻れば3児の父ですので、家族サービスですね。2歳、5歳、8歳とまだまだ小さいですが、強い人間になってほしくて、登山に連れて行ったりしています。といっても、ついついおんぶしてしまったりして、甘いですが……(笑)。子どものために時間を費やして、自分の趣味はなくなってしまいました。強いていえば、日々の診療でしょうか。私は好きでこの世界にいるのであって、仕事だと思ったことはありません。仕事だと思うから早く帰りたくなるし、休みたくもなりますからね。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

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より幅広く、整形外科疾患で悩む患者さんのお役に立ちたいというのが、私の常日頃の願いです。だから当院のことを気軽に相談できる「相談所」と思っていただき、いつでも頼りにしていただければ幸いです。時々20代くらいの若い方から、「ヘルニアで動けなくなった」「突然ぎっくり腰になって助けてほしい」とSOSが入ることがあります。そうしたケースにも年齢に関係なく対応していますので、急に症状が悪化して歩けない、痛くて病院に行けないというときは気軽にご連絡ください。朝でも夜でもかまいません。どなたにとっても身近で安心なクリニックでいられるよう、これからもスタッフ一同、全力で診療にあたっていきたいと思います。

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