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清水 美輝雄 院長の独自取材記事

しみず矯正歯科クリニック

(奈良市/高の原駅)

最終更新日:2024/07/24

清水美輝雄院長 しみず矯正歯科クリニック main

近鉄京都線・高の原駅前にある「しみず矯正歯科クリニック」は、この地に開業してから25年となるクリニック。清水美輝雄院長は、長年、矯正治療を専門に研鑽を積んできた矯正のエキスパート。さまざまな装置や治療法に精通しており、患者一人ひとりの口の状態に適した矯正法を提案している。そんな清水院長が危惧しているのが、近年、手軽なイメージから安易にマウスピース型装置を用いた矯正を選ぶ人が増えている現状だ。「マウスピース型装置を用いた矯正に限らず、少ない回数ですぐに終わると矯正はとても危険です。めざす歯並びと違う結果になるリスクもあります」と警鐘を鳴らす。「患者さんが後悔しない選択ができるよう、専門家として力を尽くしたい」と語る清水院長に、矯正にかける思いやクリニック選びの重要性について話を聞いた。

(取材日2024年7月4日)

ワイヤーやマウスピース型装置など豊富な選択肢を用意

長年地域に根差して診療をされてきたと思いますが、まずはどのようなクリニックか教えてください。

清水美輝雄院長 しみず矯正歯科クリニック1

矯正専門のクリニックとして、ワイヤー矯正やマウスピース型装置を用いた矯正、歯の裏側に装置を取りつける舌側矯正など、さまざまな矯正法に対応しています。大人はもちろん小児矯正も行っていて、お子さんの場合にはプレートと呼ばれる取り外し可能な装置を取り入れています。矯正治療は、基本的に条件さえそろっていれば何歳からでも始めることができます。当院にも、小学1年生のお子さんから上は50代くらいの人まで幅広い年齢の患者さんが通われています。この周辺にお住まいの人のほか、一般歯科からの紹介や専門的な治療が必要ということで遠方からいらっしゃる患者さんも少なくありません。

駅に近く、とても通いやすい立地にありますね。

高の原駅の改札を出たら見える場所にあり、歩いて5分ほどで到着します。矯正期間中は定期的な通院が必要となりますので、患者さんの負担を少しでも減らしたいと考え、この場所を選びました。院内についても、診療までの時間やお子さんを待っている時間も落ち着いて過ごしてもらえるよう、待合室は木目を基調に温かみのある空間を意識しています。椅子も備えつけのものではなく、座り心地の良いソファーを選んで設置しました。長い年月がかかる矯正だからこそ、患者さんにはできるだけ負担が少なくなるよう努めています。

矯正歯科を専門に選ばれた理由や、これまでのご経歴についてお聞かせください。

清水美輝雄院長 しみず矯正歯科クリニック2

もともと手先が器用だったのが、矯正歯科を専門に選んだきっかけです。同じ大学で学んでいた兄が一般歯科を専攻していたため、兄とは違う分野を極めようと思ったのもありますね。朝日大学歯学部を卒業後はそのまま大学院へ進み、矯正に関する研究を続けながら、週末は矯正専門の歯科医師として一般歯科で働きました。大学院を卒業して1年後に、当院を開業。長年、患者さんに喜んでもらえることを第一に、専門家として恥ずかしくない治療をめざし技術を磨いてきました。また、見た目を整えるだけでなく、歯の健康も考え、噛み合わせが長持ちするような矯正を心がけています。

適切な診断に努め一人ひとりに適した矯正法を見つける

矯正におけるこだわりを教えてください。

清水美輝雄院長 しみず矯正歯科クリニック3

当院では、ワイヤー矯正にセルフライゲーション型のマルチブラケット装置を採用しています。従来のワイヤー装置は、細い針金やゴムでブラケットとワイヤーを結束するのが一般的で、強い力で歯を動かすというイメージをお持ちの方もいるでしょう。しかし、あまり強い力がかかると歯の周りの組織の破壊や歯根吸収のリスクが出てきてしまうんです。一方、開閉式のキャップを用いてワイヤーを固定するセルフライゲーション型の装置だと、従来のワイヤー装置に比べて摩擦抵抗が少なく、歯や歯周組織に対して強すぎない適度な弱い力をかけてアプローチしていくため、矯正特有の痛みも軽減され、患者さんに負担の少ない矯正法といえます。

矯正を行うにあたってクリニック選びのポイントはありますか?

矯正治療で重要なのは、正しい診断とそれぞれの患者さんに合った矯正法が提案できるかどうか、です。最初の診断を間違ってしまうと、誤った矯正法を選んでしまう恐れがあり、かえって歯並びが崩れるなどのトラブルにつながりかねません。その点、矯正専門の歯科医師であれば時間をかけて学んできた知識と多くの経験がありますから、それをもとに一人ひとりに的確な診断を心がけています。仮に矯正中にトラブルが起きた場合にも、早急にリカバリーすることが可能です。矯正治療を受ける際には一般歯科のクリニックではなく、できるだけ矯正治療を専門とするクリニックを選んでもらいたいと思います。そして、実際に担当する歯科医師と話をして、不安や疑問を遠慮せずに話せる相手か見極めることも大切です。

安心して治療を受けられる環境が重要なのですね。

清水美輝雄院長 しみず矯正歯科クリニック4

ここ数年、手軽にできるというイメージからマウスピース型装置を用いた矯正を希望する人が増えています。確かにマウスピース型装置を用いた矯正は、手軽に着け外しもできて、装置も目立ちにくいですよね。ですが、実際に適している症例はとても限られており、当院で矯正を希望する人のほとんどはワイヤー矯正を選択しています。ワイヤー矯正のほうが歯を抜かずに矯正するケースに適していたり、より精密に歯並びを整えることが望めたりするケースが多いのです。マウスピース型装置を用いた矯正がいけないというわけではなく、自分に適した矯正法を選ぶことでトラブルの予防やゴールへの道筋にもつながることを患者さん自身にも知ってもらいたいと思います。そのためにも、信頼して長く通える歯科医院を見つけてもらいたいですね。

負担の少ない矯正治療で、患者との信頼関係を築く

先生がやりがいを感じる瞬間を教えてください。

清水美輝雄院長 しみず矯正歯科クリニック5

人によっては人生が大きく変わる、そんな可能性を秘めているのがこの矯正という分野だと思うんです。口元をコンプレックスに感じていた人などに矯正を受けていただいて、顔つきが明るくなったり、笑顔が増えたりして、「やって良かった」と言ってもらえるような矯正を心がけています。その人が前向きになれるお手伝いができる。それがこの仕事の醍醐味ですし、一緒に目標へ向かって頑張っていると思うと、やりがいを感じずにはいられません。

患者さんと接する際に、どのようなことを心がけていますか?

矯正治療は患者さんの協力が必要不可欠。矯正が終わった後も、後戻りをしないよう予後のケアに取り組んでもらわなくてはなりません。ですから、学生さんなら部活動や受験勉強、社会人であれば仕事内容や働いている時間など、それぞれの患者さんの生活背景に配慮しながら、その人ができるだけ楽に矯正に取り組めるよう心がけています。小児矯正についても、途中で中断してしまわないよう負担の少ない装置を取り入れています。簡単に取り外すことができ、家にいる間や夜の間だけ装着すれば良いので、年齢の低いお子さんでも無理なく続けることができると思います。

矯正治療を考えている人にメッセージをお願いします。

清水美輝雄院長 しみず矯正歯科クリニック6

矯正治療にはさまざまな方法がありますが、どの方法を選んだとしても年単位の時間がかかりますし、患者さんにとって負担の大きい治療になります。ですが、歯並びや噛み合わせの改善、口腔機能の向上、顔貌の変化など、期待できるメリットがあるから頑張れるのだと思います。だからこそ私は、矯正専門の歯科医師として、間違った診断や安易な矯正法を選んでつらい思いをする人を一人でも減らせるよう、こうして矯正の正しい知識やクリニック選びの重要性を日々発信し続けています。矯正治療に興味のある人がいましたら、まずは話を聞くだけでも構いません、気軽にクリニックへお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤー矯正/80万円~、マウスピース型装置を用いた矯正90万円~、舌側矯正/150万円~、小児矯正/70万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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