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島崎美奈子 院長の独自取材記事

大橋眼科クリニック

(目黒区/池尻大橋駅)

最終更新日:2020/04/01

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池尻大橋駅東口すぐの「大橋眼科クリニック」は、開業以来、地域の住民の眼の健康を支えてきた。近視、遠視、眼精疲労やドライアイ、アレルギー性結膜炎といった疾患はもちろんのこと、緑内障、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性など、専門性の高い治療にも対応している。あらゆる年齢の患者が頼りにするのが、院長の島崎美奈子先生だ。「眼から全身を診る」という島崎先生。これまでには眼の症状から内科や脳神経外科の疾患を疑い、大学病院に紹介することで命を救ったことも。また、東京都医師会、目黒区医師会の理事も務め、クリニックの患者はもちろんのこと、地域全体の、ひいては都民の、そしてスタッフの幸せを考え余念のない毎日だ。「根本的に人が好きなんです」とすてきな笑顔で話す島崎先生に、日々の診療や患者への思い、また地域医療や大病院との医療連携についてのほか、医師をめざした理由などたっぷりと語ってもらった。
(取材日2015年4月23日)

地域に根ざした眼科医として、あらゆる年齢層のあらゆる疾患に対応

はじめに、このエリアの特性やクリニックの患者層についてお話ください。

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この地域は住んでいらっしゃる方が皆さん温かい人ばかりで、穏やかな方が多く、お話をしてもよく理解してくださり、健康に対する意識も高いですね。通常、眼科というと高齢の患者さんが多いですが、お勤めのOLさんもいらっしゃれば、お子さんの部活動中の外傷や、工事現場で働く人の突発的なアクシデントなどあらゆる年齢層のあらゆるトラブルに逐一対応しています。地域に根ざした眼科医として、幅広くどんな眼科の疾患にも対応していかなくてはならないと日々考えています。

先生がお得意とされる分野や多い相談内容はありますか?

慶應の眼科はもともと小児眼科を得意としていたのですが、日本抗加齢医学会、日本緑内障学会など様々な学会に参加し、知識と技術を習得しています。眼科医はただ眼だけを診ていればよいというのではありません。患者さんからほかの科に関する相談を受けることもあるので、眼科疾患すべてに全力で取り組むと同時に、その方の全身を診て糖尿病や神経疾患、エイジングに関連して取り組んでいます。専門性に特化することはもちろんですが、幅広くニーズに応えられる存在でありたいですね。最近増えてきているのは、糖尿病による網膜症や緑内障、加齢黄斑変性といった加齢による眼疾患です。高齢化社会で90代の方も一人で歩いて診療にいらっしゃることも珍しくはないのですが、視覚のクオリティーが悪いとそれもできないわけです。ご高齢になっても、しっかりとしたクオリティーの視覚を保ってさしあげるのが私の務めだと思っています。

目のトラブルは目だけに原因があるとは限らないのでしょうか?

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例えばドライアイや眼精疲労の方の場合は、年齢や生活スタイルとも関連してきます。ですから、眼だけを診るのではなく、生活全般や体全体のお話しをしながら診療を進めています。ただ私は眼科以外のことは門外漢ですから知ったかぶりをして踏み込みすぎてはいけません。そこで重要なのが医師会などを通じて出来上がった横のつながりです。私はこれまで勉強会や学会に積極的に参加することで、主たる大学病院との関係を深めてきました。慶應義塾大学病院、東邦大学医療センター、順天堂大学医学部付属病院、東京大学医学部付属病院、東京慈恵会医学部付属病院など首都圏のほとんどの大学病院や目黒区の五大病院とも医療連携をし、重度の疾患にも対応しています。他科の専門の先生と情報交換を行うことは、自分自身の医療の糧にもなりますし、いざというときに患者さんに適切な医療機関をご紹介する橋渡し役として、患者さんに還元したいですね。

医師会で深めた横のつながりを大切に。チーム医療で眼の症状から全身を診る

先生が理事を務める目黒区医師会の取り組みについて教えてください。

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まず一つは、目黒区の小中学校、都立高校、保育園の校医や、区民向けの講習会などを目黒区から依頼される地域医療の責務として行っています。また、目黒区では5年に一度、40歳以上の方を対象に成人眼科検診を行っています。一時期は10年に一度に縮小されていたのですが、医師会から必要性を訴え、今年から5年に一度の頻度に復活することになりました。視覚の質をクオリティーオブビジョンといいますが、それはそのままクオリティーオブライフ(生活の質)に大きく影響します。定期的に検診を受けることで予防できる病気はたくさんあります。特に緑内障は40代以降からハイリスクになるので、もしもお住まいの地域の自治体で眼科検診がない場合でも、一年に一度は眼科での検診をお勧めしたいですね。目黒区の先生方は医療に大変積極的で、真摯に区民の健康について考えている方ばかりです。会長の木村肇先生を中心にスクラムを組んで地域医療に貢献するという志を高く持っていますので、そのようにできたネットワークを地域の患者さんに役立てていきたいです。

日々の診療で大切にされていることは何ですか?

人に対する思いやりですね。ごく当たり前のことですが、その方の人間性を尊重して親身になって診察をするということです。何度かお目にかかっているうちに信頼関係ができてくると、患者さんから色々なお話をしてくださいます。「腰痛で困っています。良い先生をご存知ですか?」と相談を受けることも。長年診察をしていると、患者さんにどこまで聞いても大丈夫かというのがわかってきます。私から踏み込むというよりは、自然な対話の中から話が広がっていくという感じでしょうか。根本的に人が好きですから、コミュニケーションをとりながらその方の健康状態を診ていくことがモットーですね。また医療機関をご紹介する場合、「○○病院を紹介しますね」というだけでは患者さんも不安だと思うので、「○○病院の△△先生」というように、私がきちんと医療技術や人となりが把握できている先生をご紹介するようにしています。過去には視野障害から脳内出血や脳腫瘍などの病気が疑われ脳神経外科を紹介して、患者さんの命が助かったこともありました。眼を拝見すれば身体の病気が予測できることもあるので、その方の全身を診療しているという気持ちで眼を診るようにしています。

スタッフとの関わり方で気をつけていることはありますか?

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私はスタッフの技術がクリニックの医療の向上につながると考えているので、スタッフをとても大切にしています。勤続年数が長い人も多く、女性同士毎日楽しく仕事をしています。検査・受付スタッフ全員で勉強会をしたり、学会にも一緒に参加しています。専門性の高い技術を習得していかにキャリアアップしていくかを考え、高度医療機器管理者資格をはじめとした資格が取れる環境を整えています。うちのスタッフは皆、モチベーションが高く優秀で、本当に助かっているんですよ。自慢のスタッフですね。昔と違って今の医療はチームで行うものなので、チーム力をあげていく必要があります。私一人の力だけではなく、スタッフや医師会の先生、さらには大学病院との連携により作り上げるチーム医療のチームワークを大切にして、それをいかに広げていくかが大切だと実感しています。

区民のため、やがては都民のためになる地域医療に貢献

ところで、先生が医師をめざしたきっかけは何でしたか?

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私の父と母は品川で開業医をしていました。母方の家系は十代以上も続く医師家系だったので、小さい頃から私も医師になるのだと思っていましたし、父は小児科医として、母は産婦人科医として、患者さんと接している後ろ姿を見て育ちましたから、この道を選んだのは自然なことでした。眼科を選んだのは手術ができるから。日々進歩していく医療技術と光学機器やデジタル画像を駆使して治療するとてもアカデミックな学問であるところ、そして、やはり目を診れば色々な体の疾患に通じることが魅力でしたね。

お忙しい中、お休みの日はどのように過ごされますか?

昔から体を動かすことが好きで、ストレス解消のためスポーツは何でもやります。主に水泳やジムでの筋トレなどですね。私が元気でないと患者さんもスタッフも元気になれないと思うので、いかに私の健康状態を維持していくかがとても重要です。ほかには、お休みの日には家事全般を。料理を作るのも好きで、中でも得意なのは和食です。

最後に今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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現在、医師会理事の公務の時には大学の医局から医師を派遣していただいているのですが、大学の先生が加わると、クリニックの診療全体がレベルアップします。私も大変刺激になるので、こういった刺激を受けつつ、常に最新の医療情報を吸収していきたいです。また現在もOCT(光干渉断層計)をはじめとする大学病院並みの検査機器をそろえていますが、眼科の医療機器は日進月歩ですから、できるだけ新しい機器を導入し高度医療を取り入れていきたいです。そういった展望を考えつつも、今私に与えられた仕事、つまり目の前の患者さんをしっかりと診療していきたいですね。当院は、患者さんのことを第一に考えた、思いやりのあるクリニックです。できる範囲で高度医療に取り組み、必要に応じてさまざまな医療機関とチーム医療を行っていますので、どんなことでも相談に来ていただき、スタッフにも話しかけていただければと思います。また、父と母の医師としての半生を間近で見てきて、医師会活動の大切さを実感しています。地域医療のために、区民の、そして都民の健康維持のために尽力していきたいと思います。

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