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中野 雄貴 副院長の独自取材記事

なかの歯科

(伊勢市/五十鈴川駅)

最終更新日:2025/04/11

中野雄貴副院長 なかの歯科 main

伊勢ICを降りてすぐの場所にある「なかの歯科」には、地域住民のみならず遠方の市外からも数多くの患者が訪れる。1989年の開業以来、院長を務めている中野稔也先生と、2019年に副院長に就任した息子の中野雄貴先生の診療方針は、ともに「診査・診断」を重視すること。患者の過去・現在だけでなく未来も見据えた治療をモットーとしている。その思いをさらに極めるために、2022年には建物全体をリニューアルし、先進機器を導入しデジタル化も進めている。稔也院長は口腔外科、インプラント治療、噛み合わせ治療など、広範な分野で豊富な治療経験を持ち、雄貴副院長もまた、さまざまな勉強会に参加して研鑽を重ね、インプラント治療や歯周病の治療では専門性を発揮。今回はそんな雄貴副院長に同院の診療について詳しい話を聞いた。

(取材日2025年3月4日)

より快適な治療提供のためにクリニックをリニューアル

歯科医師という職業を選択したのはやはり院長であるお父さまの影響でしょうか?

中野雄貴副院長 なかの歯科1

そうですね。小さい頃から漠然と歯科医師をめざそうと思ってはいました。しかし私は生まれつき歯が丈夫な体質だったので(笑)、父が診療している姿をほとんど見たことがなく、どんな仕事であるかということもわかっていませんでした。それでも高校生の頃には、歯科医師になって父の後を継ぐという意識は明確になっていましたね。父の代からインプラント治療と歯周病治療に注力してきたので、この2つの分野は特に重点的に勉強をしてきましたが、歯学部において極めなくてよい科目は一切ないのだということも学びました。大学卒業後は初期研修を終えてすぐに当院に戻ったのは、やはり父の歯科医院を継承するためです。現在も父のもとで勉強を重ねるとともに、さまざまな勉強会にも参加しています。

2022年にクリニックをリニューアルしたそうですね。

私が2019年に当院で働くようになってから、院内が少し手狭になってきたのと、開業から30年以上経過して建物も古くなってきたということで、全面的に建て直すことにしました。現在の場所から離れると、通院が難しくなる患者さんもいらっしゃるだろうと考え、隣の土地に建て直しました。外観は私の趣味でホテルライクな雰囲気にして、院内は患者さんがより快適に治療が受けられるようにと考えてリニューアルしました。チェアは6台で、うち1台は手術用の完全個室、あとの5台は半個室にして、なんでも相談しやすいようにとカウンセリングルームも設置しています。もともとハイスペックだった設備をさらにバージョンアップして、デジタル医療機器も導入しました。

どんな患者さんがいらっしゃいますか?

中野雄貴副院長 なかの歯科2

ほとんどが地元の方ですが、中には松阪市や尾鷲市など遠方からもいらっしゃいます。その場合は地元の歯科医院で治らなかった歯周病や噛み合わせに悩んでいる方、インプラント治療をご希望の方が多いですね。開業から30年経過した現在でも初診の方が多いのですが、ご家族や知人からの紹介でいらしてくださっているようです。年齢的には高齢の方が多く、父の治療を求めて来てくださる患者さんもたくさんいらっしゃるので、その期待を裏切らないように継承して「2代目がいるからこれから先もずっと安心して通院できる」と思ってもらえるようになりたいですね。

精密な診査・診断から患者の過去・現在・未来を診る

診療方針を教えてください。

中野雄貴副院長 なかの歯科3

「診査・診断」を重視し、そこから患者さんの過去・現在・未来までを見据えた治療計画を立てていくのが、当院が長年貫いている方針です。例えば虫歯治療の場合、虫歯になってしまった過去の原因から現在の状態までをきちんと説明した上で、今後また虫歯ができないようにするためにはどうすればよいかということまで指導していきます。先進機器を導入し、常に新しい技術を学んで取り入れているのは診査・診断と治療のためです。特に機器のデジタル化を進めてからは、患者さんに歯の状態を画像で正確にわかりやすく伝えられるようになり、型採りなどの技工時間も短縮されてチェアタイムの効率も向上しました。

こちらでは幅広い治療や手術が受けられると伺いました。

虫歯治療などの一般歯科やメンテナンスはもちろん、口腔外科では難症例の抜歯や良性腫瘍切除、顎関節症治療など日帰りで行えるものをはじめ、インプラント手術、歯周組織再生療法なども行っています。院長が口腔外科出身で日本歯周病学会歯周病専門医なので、これまでさまざまな症例を手がけてきましたが、私はそうした口腔外科の治療に加え審美歯科も行っています。当院には矯正専門の歯科医師と歯科技工士が在籍しているので、噛み合わせや審美性に問題があるケースの矯正も積極的に行っています。こうした矯正治療の他、歯周組織再生療法、インプラント治療、補綴治療などを段階的に組み合わせた包括的治療も得意としていますし、難治性の歯周病や顎関節症の治療にも対応しています。

中でも得意としているのはどんな治療でしょうか。

中野雄貴副院長 なかの歯科4

やはりインプラント治療と歯周病治療ですね。インプラントに関しては、精密な診査・診断に基づいて、必要な本数のみの治療をお勧めしています。例えばすべての歯を失った場合でも、きちんと診査・診断をすれば必要最小限の本数がわかるんです。医療機器をデジタル化したことで、より適切に、しかも短時間でそうした診断ができるようになった上に、インプラントの埋入角度や位置についてもより精密に割り出せるようになり、患者さんに合った安全かつ最適な治療の提供のために役立てています。また、骨造成から行う難しい症例にも対応しています。歯周病に関しては通常治療や生活指導の他、歯周組織再生療法や結合組織移植術も行っています。

治療をアップデートしながらクリニックを継承していく

患者さんと接する際に気をつけていることはありますか?

中野雄貴副院長 なかの歯科5

どんな治療でも、患者さんに理解していただくためにしっかりと説明することですね。例えば、これから治療する歯が将来的に悪くなっていくということがわかっている場合は、必ずあらかじめお伝えしています。歯科の勉強をするほどに、その歯の未来がどうなっていくか明確に見えるようになってくるんですよ。ですから「ほらやっぱり悪くなりましたよね」とならないために、未来の話をするわけです。もちろん全力で治療しますが、それでも一生持たない歯というのもあるので、今現在から未来を考えておくといろいろな準備ができますよね。あとは基本的なことですが、言葉遣いも意識しています。敬語は基本ですが、中にはフランクに接したほうが良い患者さんもいらっしゃるので、人によって接し方を変えているところはあります。いずれにしても目の前の患者さんに寄り添えるような言動を意識して心がけています。

今後の展望について聞かせてください。

基本的には、院長がこれまで積み重ねてきたものを変わらず受け継いでいきたいと思っていますが、治療に関しての情報は常にアップデートしていくよう心がけています。私は現在もさまざまな勉強会に参加して、患者さんにとって最適な診断や治療ができる方法を模索していますので、今後にも期待していただきたいと思います。また、高齢の患者さんも増えているので、通院が困難になってしまった方のために訪問診療用の設備も整えています。しかしこれはあくまでも、これまで診てきた患者さんに対しての訪問診療ですので、広げていくというよりも一人の方を一生診ていく体制です。

最後に、患者さんへメッセージをお願いします。

中野雄貴副院長 なかの歯科6

長年地域の皆さんを支えてきた歯科医院の2代目として患者さんと全力で向き合い、患者さんとともに最善の治療を考えながら、これからも質の高い歯科医療を提供できるよう努力していきます。歯周病治療、インプラント治療、噛み合わせ治療、審美歯科など、お口全体の総合的かつ精密な診断と診療を行っていますので、お口の悩みをお抱えの方はぜひお気軽にご相談ください。診査・診断を重視しているため、診察は通常よりも少し長くなるかもしれませんが、歯の健康はご自身の体の健康に関わることです。治療の必要性をきちんと理解していただくためにも、疑問に思うことがあればなんでもお尋ねください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント1本/33万円~、骨造成/5万5000円~、セラミック1本/3万3000円~、部分矯正/15万1500円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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