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中野 雄貴 副院長の独自取材記事

なかの歯科

(伊勢市/五十鈴川駅)

最終更新日:2022/11/15

中野雄貴副院長 なかの歯科 main

伊勢インターチェンジから近くの国道23号沿い、グレーのスタイリッシュな建物が「なかの歯科」だ。1989年に中野稔也(なかの・としや)院長が現在の場所で開業し、2019年に息子の中野雄貴副院長も加わり、矯正専門の歯科医師1人、歯科衛生士5人、受付・歯科助手2人とともに幅広い診療を行っている。院長は、日本歯周病学会歯周病専門医の資格を持つほか、口腔外科、インプラント治療、噛み合わせ治療など、さまざまな治療分野で経験を積んだスペシャリスト。今回は、そんな父のもとで学び、日々成長している雄貴副院長に、クリニックの特徴や強み、めざす歯科医師像について話を聞いた。

(取材日2020年12月9日)

日々学び、父のような患者から信頼される歯科医師に

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

中野雄貴副院長 なかの歯科1

歯科医師をめざしたのは、父の影響です。幼い頃からこの歯科医院に遊びに来ては、患者さんから頼られている父の姿を見ていましたので、憧れもありました。保育士や宇宙の研究をする仕事に魅力を感じた時期もありましたが、高校2年か3年の時には歯科医師になると決めていました。大学は父と同じ愛知学院大学歯学部に進学し、卒業後は同大学附属病院総合診療科と父の紹介で愛知県大府市にある松下歯科医院で研鑽を積みました。松下歯科医院では、父の師匠的存在である松下至宏院長の先進の機材を駆使した新鋭の治療、患者さんへのきめ細かな対応を目の当たりにして、今まで習った知識と違い驚愕しました。

どんな想いを持って、勤務されているのでしょうか?

父の治療を求めて来てくださる患者さんがたくさんおみえになりますので、期待を裏切らないよう引き継ぎ「2代目がいるからこれから先もずっと安心して通院できる」と思ってもらえるようになりたいです。父と一緒に働いてみて、経験はもちろん知識量の多さに驚きました。憧れの気持ちを持っていた小さい頃より、一緒に働くようになってからのほうが偉大さを感じ憧れています。どんな歯科医師も、最初はすべてが初めてのことばかりで、緊張しながらもそこから経験を一つ一つ積んでいくのですが、何でも聞ける父が指導者として一緒にいてくれることはたいへん安心であり、恵まれた立場だと思います。ゆくゆくは当院を継承する予定でいますから、父がいる間にたくさん経験を積み、技術を学び、いつか追いつきたいと思います。

歯科医師になって大変だったことはどんなことでしょうか?

中野雄貴副院長 なかの歯科2

学生時代の実習とは違い、生きた患者さんの治療するというところから緊張しましたし、大変だと感じました。患者さんには心があって、口をずっと開けているのはつらいとか、水がたまると苦しいとかがあり、そういうのは大学の実習では体験できないことですから。あとは歯科医師という立場で患者さんと接する際、説明一つとっても、きちんとわかってもらえるように単語を選び丁寧に話すのは難しかったです。でも、少しずつ経験して、どんどんできなかったことができるようになって、いろんなことに挑戦していくのは楽しいです。今も思ったようにできないことももちろんありますが、少しずつ階段を登っていくような感覚は好きですね。

先進技術を積極的に取り入れ、より良い治療を提供する

患者さんについてお聞かせください。

中野雄貴副院長 なかの歯科3

患者さんは地元の方が多いですが、松阪市や尾鷲市など遠方からもおみえになります。遠方から来られる患者さんは、地元の歯科医院で治らなかった歯周病や噛み合わせに悩んでいる方、インプラント治療をご希望の方が多く、もう30年近くやっているクリニックですが、ありがたいことに初診の方は今でもたくさんおみえになっています。その多くはご家族や知人からの紹介、ホームページを見てこられる方で、全体で見ると年齢層は、高齢の方が多めです。

こちらの歯科医院の強みというと何になりますか?

まず、常に先進技術を積極的に学び取り入れているところです。新しい機器や設備、治療方法などのセミナーや講演会に多数参加し、良いと思ったものは導入するようにしています。例えば、口内をカメラで光学印象し、即座にパソコン上で補綴物の設計、焼成をし、数時間後には耐久性が高くきれいなジルコニア冠が完成できるようになりました。ジルコニアの素材自体も日々新しいものが発売され、透光性が高く天然歯と同じようなグラデーションがつくなど、審美性が高くなってきています。拡大鏡やマイクロスコープを使った拡大治療は、大学時代には実感がなかった重要性がわかり、よりレベルの高い治療に努めるようになりました。また、治療後のアフターケアは非常に大事ですので、歯科衛生士によるきめ細かいメンテナンスを行うことはもとより、転居で通院できなくなった方でも、院長の広い人脈により、その地域で信頼できる歯科医師をご紹介することも可能です。

どんな手術や治療が受けられるのか教えてください。

中野雄貴副院長 なかの歯科4

日帰りで行えるものであれば、幅広い手術が受けられます。一番多いのはインプラント手術、その次が歯周組織再生療法や難抜歯です。院長が外科出身の歯周病専門医なので、これまでさまざまな症例を手がけてきたことが当院の強みです。例えば、他院では骨がなくインプラント治療ができないといわれた症例だとしても、当院では骨造成を行うことでインプラント治療が可能です。インプラント治療にあたり重要となるCTも10年前から導入しております。今では私もそういった外科手術を行うことも多いですが、審美歯科を得意としており、噛み合わせ、歯の形や色合わせ、材質選びをするのが好きです。矯正治療では、矯正専門の歯科医師により噛み合わせや審美性に問題があるケースに対応しており、特に成人の矯正治療、歯周治療、インプラント、補綴治療を組み合わせる包括的治療を得意としており、難治性の歯周病や顎関節症などの治療にも対応しています。

訪問診療と隣地での移転開業で、さらなる地域貢献を

患者さんと接する際に気をつけていることを教えてください。

中野雄貴副院長 なかの歯科5

私たちが心がけているのは、患者さんとなるべく対話することで、患者さんがどういう治療を希望されているのか、どんなことを知りたいのかを聞き取る努力をしております。初診時は、まずスタッフが簡単な問診をした後、歯科医師が話を聞かせていただきます。その後、エックス線写真や歯周組織検査、口腔内・顔貌写真などの資料採得を行い、しっかり診断した後、患者さん一人ひとりにベストなオーダーメイドな治療方法、治療費などについて時間を取ってカウンセリングを丁寧に行い、ご納得いただいてから治療に入るよう心がけております。また、最近では、訪問診療にも力を入れており、今まで通院されていた方が諸事情で通院できなくなった際には、歯科医師と歯科衛生士が自宅や施設に訪問し、歯科治療が一生継続できるよう体制を整えております。

どんな歯科医師になりたいですか?

やはり父がベースです。父のように患者さんから頼られるのはすごいと思うので、そうなりたいと思います。あと、担当している患者さんが「ここの歯科医院いいよ」とお知り合いの方に勧めてくれるのがうれしいので、そう言ってもらうためにも、患者さんから信頼、頼られる歯科医師になりたいです。とはいえ、私は勤務2年目の駆け出しなので、まだまだ勉強しなくてはいけないことばかり。今も毎日、休日もさまざまな勉強をしているところです。まだ受験要件も満たしていませんが、いずれは院長が持っている専門資格にも挑戦していきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

中野雄貴副院長 なかの歯科6

当院は、歯周病治療、インプラント治療、噛み合わせ治療、審美歯科など、お口全体の総合的かつ精密な診断、治療を行っておりますので、お口の悩みをお抱えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。また、訪問診療も始めましたので、末永く地域の皆さんのお役に立てるように努めてまいります。2021年には、隣地への移転を計画し、先進の器材、設備で皆さまをお迎えできるように準備しておりますので、何でも気兼ねなくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント1本/30万円~、セラミック1本/3万円~、矯正歯科/15万円~、骨造成/5万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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