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佐野 升美 院長の独自取材記事

さの皮膚科クリニック

(豊中市/少路駅)

最終更新日:2024/11/14

佐野升美院長 さの皮膚科クリニック main

豊中市向丘3丁目、府道43号線に面したビルの2階に「さの皮膚科クリニック」がある。阪急バスの北緑丘停留所から徒歩2分、野畑小学校前停留所から徒歩5分とアクセスが良く、ビルには駐車場も用意されており車での来院もスムーズだ。院長の佐野升美先生は、地域に根差した診療を提供する皮膚科のドクター。美容皮膚科の診療にも積極的に取り組み、豊中市でも早くからレーザーによる施術を取り入れたという。エイジングケアに関心が高まる今、同院へ相談に来る人は増えているそうだ。「美容のお悩みを解消して前向きな毎日を送っていただけたらうれしいですね」とほほ笑む佐野院長に、クリニックのポリシーや診療にかける想いについて話を聞いた。

(取材日2021年3月19日/情報更新日2024年6月20日)

美容皮膚科が身近でない時代から、先進の医療を提供

この地域の美容皮膚科の先駆け的存在として開業し、20年以上たつそうですね。

佐野升美院長 さの皮膚科クリニック1

はい。当院は皮膚科と美容皮膚科を掲げて、2002年に開業しました。特に美容皮膚科については、当時まだ診療科としてあまり一般的ではなかったようですね。それでも地域の方々に先進的な美容医療を提供したいと考え、当院では常に先進機器の導入に努めてきました。もちろん、これからもアップデートし続けていきたいです。

皮膚科の医師になろうと思われたのは、なぜですか?

医学部で勉強しているうちに、もともと興味のあった美容と医療を結びつけ、医師にしかできない「美容面を重視した治療」を提供できるのでは、と思うようになったからです。当時は医療と美容はまったく畑違いのものとされていましたが、医学部を卒業する頃には「医師だからこそさらに医学的根拠に基づいた美容医療や、効果的なケアができるはず」と確信しましたね。卒業後は、皮膚科を専門とする前に総合病院で研修も行いました。内科をはじめ、外科、小児科、救命救急の当直に至るまで、幅広い診療科で多くの学びを得たのち、皮膚科へ進みました。

その後、形成外科のクリニックに勤務されたそうですね。

佐野升美院長 さの皮膚科クリニック2

形成外科は、病気やけがのほか、先天的な理由による審美的な問題を治療するための診療科です。とりわけ、そのクリニックは院長がレーザー治療のパイオニア的存在で、あざの治療を求める患者さんがとても多く来院されていました。そこへご縁があって見学に訪ねたところ、声をかけていただき、一から教えていただくことができたのです。現在はだいぶ一般的になってきたレーザー治療ですが、早くから研鑽を積めたことが今につながっているのではないかと感じます。

先進の医療機器を駆使し、一人ひとりに寄り添う治療を

通われている方の年齢層についても教えてください。

佐野升美院長 さの皮膚科クリニック3

一般皮膚科は、赤ちゃんから90代のご高齢の方まで幅広くお越しになります。美容皮膚科には、10代後半から80代の方まで年齢性別問わずいらっしゃいます。当院は豊中市でも早くからレーザーによる施術を始めたクリニックでして、現在は12種類以上のレーザーを含む医療機器を使い分けて診療しています。特に美容目的の患者さんは、「この施術をしてほしい」「こんな診療を受けたい」といった明確なご要望をお持ちの方が少なくありませんから、そのお気持ちを尊重することを大切にしています。その際に心がけているのは、患者さんと同じ目線でフラットにお話しすること。そして、治療の選択肢を示した上で丁寧にご説明することです。もし、医師に任せて詳細のわからないまま治療を受ければ、不安や不満が生まれてしまうかもしれませんからね。皆さんのご納得のいく治療を選んでいただけたらうれしいです。

しみのケアにも力を入れているそうですね。

しみと一言で言っても、種類や原因はさまざまです。診察でその方の症状を診て、しみの種類を見極めた上で適切な施術をご提案しています。例えば、老人性色素斑や脂漏性角化症はレーザーでケアを行うのが一般的です。ただ、レーザーにも複数の種類があり、肌質やもともとの肌色、しみの種類によって使用するレーザーが異なりますし、照射エネルギーや照射時間などの設定を変える必要もあります。当院では常に先進のレーザーをそろえ、一人ひとりの状況に合わせた施術を心がけてきました。また、すべての種類のしみにレーザーが適用されるわけではなく、レーザーを照射するとかえって悪化する場合などもあります。例えば、肝斑や炎症後色素沈着にはレーザーを使用せず、内服薬や外用薬、各種薬剤導入などのケアを行い、経過観察することが多いです。

日常生活で、しみを予防する方法はありますか?

佐野升美院長 さの皮膚科クリニック4

大きく分けて、3つの予防法があります。強い紫外線を浴びないこと、顔を強くこすらないこと、そして乾燥させないことです。この中でも強い紫外線を浴びないことは最も重要ですので、季節を問わず日焼け止めをこまめに塗っていただくと良いでしょう。ただ、どれほどしっかり対策していても、まったく日焼けしないというのは難しいですよね。もし日焼けをしてもダメージを抑えることや、後からケアをすることは可能ですので、お気軽にご相談ください。また、お肌をごしごしとこするなど、刺激を与えるのは良くありません。メイク落としや洗顔は優しくなでるように行い、しっかりと保湿をしておくことが大切です。他にも、肌の老化の原因になり得る「酸化」「糖化」に配慮して、「抗酸化作用のある食べ物を積極的に食べる」「糖質を取りすぎない」といった食生活も意識すると、しみの予防につながると思います。

医療を求める人の「意志」を何よりも大切に

診療で大事にしていることを教えてください。

佐野升美院長 さの皮膚科クリニック5

一番は、患者さんの意志を尊重することです。なぜなら、患者さんの中には選択を求められることを難しく感じたり、決めることを怖いと思ったりする方もいらっしゃるからです。時には「先生はどれがいいと思いますか?」「私はどこを治してもらったらいいのでしょう?」と尋ねられることもあります。そのため当院では、治療のご提案をする際、患者さんが満足のいく治療法をご自身で選んでいただけるようなフォローに努めてきました。受け身ではなくご自分で考えて決めることは、満足感や自信を持つことにもつながるのではないでしょうか。これからも、患者さんがなりたい姿になれるよう全力で応援していきたいです。もちろん、なかなかすぐに考えを決められないときもあると思いますし、ご提案した治療を必ず受ける必要もありません。まずは話を聞きたいということで構いませんので、気になることはご相談いただきたいですね。

日々の診療の中で、どんなところにやりがいを感じますか?

美容皮膚科の場合は、患者さんが明るく毎日を過ごすことが望める点にやりがいを感じますね。年齢を重ねると、しわやしみができるのはある程度は仕方がないことでもあります。でも特に女性は、大きなニキビやしみなどがあるとコンプレックスになり、自信を持てずに引っ込み思案になってしまうケースも多いのです。施術により改善をめざすことで、その方が元気になって毎日をもっと前向きに過ごせるのなら、施術にも意義があると思います。開業当初は美容皮膚科が身近ではなく、足を運ぶのをためらう方もいらっしゃったと思いますが、近年ようやく一般的になってきたのではないでしょうか。信頼して通っていただけるようになったのであれば、うれしいことですね。

読者にメッセージをお願いします。

佐野升美院長 さの皮膚科クリニック6

現代はいろいろな情報が飛び交う時代です。その中には正しいものもあれば、そうでないものもあるでしょう。身近な人の言うことであれば信じられるという人もいらっしゃいますが、参照した先の情報が間違っている可能性もあるかもしれません。例えば「アトピーにステロイドを使ってはいけない」「しみを除去するとすぐにまたできる」といった情報は、医学的には正しいとは言えないでしょう。こうした情報を信じ、恐怖感を持ったり、迷いが生じたりすれば適正な治療・ケアを受ける機会を逃してしまうケースもあるはずです。当院は安全で質の高い医療の提供をめざしていますので、悩んでいること、知りたいことがあればぜひ遠慮なくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

※レーザー照射によるしみのケア/5500円~
※しわのケア/5500円~

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