医療法人財団 日扇会第一病院

八辻 賢院長

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目黒区中根、東急東横線「都立大学」駅から5分ほど歩くと「医療法人財団日扇会第一病院」に着く。一般病床と療養病床、地域包括ケア病床を合わせて70床擁する同院。1949年に「第一診療所」として同地に発足して以来、地域のニーズに応える形で発展を続け、70年近くにわたって近隣に住まう人々の健康を見守ってきた。現在院長を務める八辻賢医師は、創始者の孫にあたる3代目。2代目である八辻行信理事長とともに、「医療は患者さんのために存在する」という病院理念を大切に守りながら、時代に合わせた医療を提供すべく力を注いできた。より多くの患者の幸せを実践するために、現在も医院の発展を見据える八辻賢院長に、病院について、めざす医療について話を聞いた。
(取材日2017年7月14日)

「小さな病院」よりむしろ「大きな診療所」

―貴院のなりたちについて、教えていただけますか?

1949年に私の祖父が始めた「第一診療所」をルーツに、1975年に「日扇会第一病院」となりました。診療所を起こした当初より、「医療は患者さんのために存在する」を理念に掲げ、地域のみなさまに奉仕することこそ使命であると考えて運営してきました。高齢化社会において変化し続ける地域のみなさまのニーズにお応えするため、2002年には病棟を一般病棟と療養病棟のケアミックス型に改築。2010年には現在の地域包括ケア病床を7床設置し、在宅療養支援病院の認定も受けました。3代目として2013年に私が院長を引き継いでからは、さらに訪問診療、訪問看護に力を入れています。

―貴院のめざす医療とはどのようなものですか?

もちろん、患者さんによってベストとなるものは異なりますが、「ほぼ在宅、ときどき入院」をめざして取り組み、現在当院では地域包括ケア病床を含む一般病床の高い在宅復帰率を実現しています。これは、退院前の準備期間を過ごしていただく地域包括ケア病床とともに、充実したリハビリテーション体制の整備により機能回復への対応が整ったことによるところも大きいと思います。入院中はもちろん、退院後もリハビリを続けたいというご要望は多く、「リハビリ工房」というデイケアでの通所リハと、訪問リハも始めました。超高齢化社会に向けて、必要なのは「治す医療」ではなく「生活を支える医療です。そのためには、リハビリは欠かせないものであると考えています。



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