おぜきクリニック

おぜきクリニック

尾関 茂彦院長

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名鉄岐阜駅から徒歩5分、からし色の外壁に赤茶色の瓦屋根が印象的な「おぜきクリニック」が見えてくる。かわいらしい外観は、「親しみのあるクリニックとなれるように」という尾関茂彦院長の思いが形となったもので、開業以来、内科、皮膚科、泌尿器科を標榜し幅広い悩みに応えている。外壁に描かれたマークは、敬愛する本居宣長の「古事記伝」にちなんだものだそうだ。医師となった当初は泌尿器科のスペシャリストとして研鑽を深めながらも、より広い視野での診療を通して地域医療に貢献したい気持ちが強くなったことで、医療のゼネラリストとなる道を歩むことを決意した尾関院長。優しく穏やかなほほ笑みをたたえながらも、その胸の奥に抱く医療への熱い思いを、たっぷりと語ってもらった。
(取材日2018年4月13日)

平日全日および土曜診療で会社勤めの人も通いやすく

―正面の外壁にある、クリニックのマークが印象的ですね。

あれは「蒲(がま)の穂」です。穂が3本あるのは、「内科」「皮膚科」「泌尿器科」を表しています。古事記に出てくる「因幡の白兎」で、ワニに毛皮をむしり取られたうさぎが、大国主命(おおくにぬしのみこと)に教えてもらって蒲の穂で治したとありますよね。江戸時代の国学者であり医師でもある本居宣長が、著書の「古事記伝」で、それが日本の医業の始まりだと解説しているんです。また「日本書紀」には、「大国主命が天下をつくり、人と家畜のために病気の治療法を定めた」という一節があります。それらにちなんで、このシンボルマークにしたんです。私はもともと歴史が好きだったこともあって医療の歴史についてもいろいろ読んだのですが、中でも本居宣長の医療への思いがとても好きで。そういった思いを込めたマークです。

―クリニックではないような外観ですが、院内も含めてどのような造りか教えてください。

外観については初めの頃、「ケーキ屋さんかと思った」なんて言われましたね(笑)。「親しみやすいように」と設計士の先生に伝えると、こうなったんです。街中なので院内はどうしてもスペースが限られてしまうのですが、使い勝手がいいようにとはお願いしました。床はフローリング張りで、全室土足OKのバリアフリー。インフルエンザや皮膚科の感染症を考慮して設けた隔離室、それから採血室を兼ねた中待合、診察室、エコーや心電図検査を行ったり皮膚科で簡単な外科的処置をしたりするときに使用する部屋、点滴室にエックス線撮影室。コンパクトながら一通りは整っています。器具では、皮膚科のちょっとしたできものを焼き切るようなレーザーメスも取り入れました。

―この場所に医院を構えたのには理由がありますか?

やはり自分が生まれ育った地元ですので。今は兄が継いでいるのですが、父も旧中山道沿いに地域に根差した医院をやっていたので、地元で開業というのは自然な流れでしたね。開業は今から16年前。郊外で広い敷地で開業するという選択肢もあり、こちらにするか迷ったんです。皮膚科や泌尿器科というと少し専門的なことになる。結局そうなると街中にあったほうが便利かなと思い、こちらに決めました。余談ですが、街中のしかも駅前なので会社勤めの方たちの来院が多いんですね。それもあって、午後開院していない医院が多い水・木曜日も含めて、当院は平日19時30分まで全日開院、土曜も12時30分まで開けるようにしたんです。あと街中にして良かったなと思うのは、大きな病院を紹介することになった場合の選択肢が多いということもありますね。



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