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樋口 宗哉 院長の独自取材記事

樋口クリニック

(寝屋川市/寝屋川市駅)

最終更新日:2019/08/28

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寝屋川市駅から徒歩10分、地域のかかりつけ医として開業15年を迎える「樋口クリニック」。2015年に新築したクリニックは樋口宗哉院長自らが設計、バリアフリーで白を基調とした内装にオレンジ色のソファーが来院者を温かく迎える。一般的な内科だけではなく、循環器内科、胃腸内科、小児科、呼吸器疾患など幅広くカバー。快活で端的な語り口で、「伝えるべきことははっきりと」をモットーとする樋口院長。学生時代に研究テーマで受賞をしたことをきっかけに再度、臨床に目を向けるため開業したという経歴を持つ院長に、プライマリケアの重要性や治療への想い、かかりつけ医としての役割など、多岐にわたって話を聞いた。
(取材日2018年12月10日)

培った経験と知識をもとに幅広く診療

クリニックの特徴についてお聞かせください。

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当院では、一般内科や生活習慣病の診療をはじめ、循環器、消化器、呼吸器と多岐にわたり、幅広い内科疾患を診ています。来院される患者さんの年代はさまざまで、風邪などの急性疾患で来られる方もいれば、喘息治療や高血圧などの慢性疾患で通院される方や、また小児科を標榜しているため親子で受診される方もおられます。大学病院時代、私は血液内科、呼吸器科、感染症やアレルギー疾患、膠原病など多様な治療に携わってきました。これまでに培った経験と知識を生かしながら、「プライマリケアを担うかかりつけ医」として、病状に応じた治療から専門の医療機関の紹介まで、患者さんの抱える問題に幅広く対応しています。

先生が考えるプライマリケアとは、どのようなものですか?

総合内科診療は、地域医療を担う開業医の重要な役目だと考えていますが、ただいろんな病気に対応すればいいというものではありません。多様な内科領域において専門知識を持ち、常に新しい技術で治療ができるジェネラリストのスペシャリストであるべきだと、私は考えています。医療技術の進歩は目覚ましく、5年前の治療はもう通用しないといったこともしばしば起こります。開業すると、病院勤務の時のように新しい知識を得る機会が減ってしまい、最先端の医療現場との技術格差はどんどん広がってしまいますから、自らが意識して勉強を続けることが重要です。トップクラスの病院に引けを取らない、質の高い治療を提供していくためにも、今の医療スキルに満足することなく、また得意分野だけにとどまらず、スキルアップを図る努力は欠かさないようにしています。

すっきりとした居心地の良いクリニックですが、開業されたのはいつですか?

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ここより3軒ほど離れた場所に、2003年1月に開業しましたが、3年前に手狭になったので引っ越しました。自分のやりたいかたちに持っていきたかったので、僕が図面を引き、建物の外観から内装や建具まで、センチ単位で指定し、素材にもこだわりました。例えば受付ですが、パソコンのモニターがカウンターからはみ出ないように考慮しています。モニターが見えてしまうと、患者さんとの隔たりが感じられるような気がして嫌だったんです。紙のカルテなども、患者さんから見えないようにバックヤードに収納しました。いろいろと工夫を凝らしたので、新たに開業されるドクターが参考にしたいとよく見学に来られます。僕がどうしてこのような設計にしたのかをお話しして、みんなが写真を撮って……そんなツアーができてます(笑)。

薬を処方する際は、患者が納得できるよう説明を

医師になろうと思われたのはなぜですか?

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樋口家に医師は一人もいないのですが、幼稚園の頃に夫婦で開業されているクリニックへ行き、「お医者さんってかっこいいな」と感じたのがきっかけです。それからずっと医師になろうと決めていました。関西医科大学に入り、大学病院時代は主に血液、呼吸器、感染症、アレルギー、膠原病などの治療に携わりました。その後は、大分県にある大分市医師会立アルメイダ病院という救急病院に出向し、循環器と消化器の診療経験を積み、帰ってきてからは骨髄移植を中心とした血液内科へ。出向先の病院は大分の中核病院でしたから、数え切れないくらいの症例数を診て、2年間寝る間を惜しんで働きました。でもそのおかげで、ほぼ全部の検査を自分一人でできるようになりました。大学院時代にバイト先で開業を勧められ、自分のスタンスでできるなら失敗しても構わないと開業に踏み切りました。

現在の治療にその経験が生かされているということですね。

はい、救急をやっていたことも、いろいろな科目を経験させていただいたこともすべて生かされていますね。もともと僕は開業医向きだったのかなと思っているんです。僕は、人間の体は分けていいものじゃないと考えています。自然界は物理や化学や地学と分かれていませんよね、便宜上学問として分けているにすぎない。人間も同じ。心臓が悪いと、腎臓も悪くなるし肝臓も悪くなる。肝臓が悪いからといって肝臓病と限ったわけではないので、基本全部を診れてこその内科の医師です。大学時代に僕が教授にその話をすると、教授は「ジェネラリストじゃなくジェネラルスペシャリストになれ。専門的に全部できることほど強いものはないから」とおっしゃられて……。すべてにスペシャルにできるようになりたいと頑張りました。

診療では、どのようなことを心がけておられますか?

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説明はできるだけ端的に、わかりやすく伝えるようにしています。その際に、「絶対に伝えておかなければならないこと」は、どんなに時間がなくても、患者さんが納得できるように丁寧にお話します。例えば、薬の説明は、「こんな病態だからこの薬を出します」と、その薬を選択した理由、効果・副作用など細かく説明します。納得できない薬を飲まされるのは、嫌だろうなと思いますからね。あと、病状の拾い上げは最も大事なので、受付の際に問診票を記入してもらい、その内容を私が再確認するというかたちで、問診を重視しています。診察時間は短いのですが、そのことで苦情を言われることはなく、むしろテキパキと診てもらえて気持ちが良いと言われます。

早期発見、早期治癒につなげる医療をめざして

処方するお薬の説明は、かなり丁寧にされるみたいですね。

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患者さんの中には数値が良くなると、自己判断でお薬を中断してしまう方がおられますが、こちらは病状を診て、その人にとって適切な薬を処方しているわけですから、薬を飲まない人に対しては、「治りたい人にしか薬を出しませんよ」と厳しい態度で接します。内科医師にとって薬は、外科医師にとってのメスと一緒で、病気を治すために必要な武器なのですから。よく患者さんから、「薬は一生飲み続けないといけないんですか?」と聞かれることがあります。私は「一生飲まないといけない薬は、基本的にありません。薬を飲むか飲まないかは、結局は病気を治すか治さないかということであり、決めるのは患者さんの自由です」と答えます。薬を飲む必要性と、患者さんに元気になってもらいたいという私の思いを理解してくれた方だけが、かかりつけで通ってくれていますね。

休日はどのように過ごされていますか?

6歳と11歳の子どもがいるのですが、公園に行ったりして遊んでいます。車と音楽が趣味で、車はレース用に6年間くらいかかって今も改造しています。音楽は全般的に好きで、学生時代には曲を作ったりしましたし、最近はバンドを組んで、足りないパートを僕が担当してます。ドクター以外の友達も多く、そういった人たちから受ける影響は、今もいろんな場面で役立っています。僕は医師が偉いと思っていません、いち職業ですから。でも患者さんから頼りにされるために、今も医師としての情報収集は欠かしません。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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病気が治って患者さんに感謝される時は、医師になって良かったと思う瞬間ですが、それ以上にうれしく感じるのは、病気を早期に発見でき、重症化する前に治療が始められた時です。実際に診察に来られたお子さんでも、顔色が悪いことから血液系の疾患を疑い、精密な血液検査をした結果、白血病が見つかったケースもありますし、以前ワクチン接種に来られたお子さんで、心音に異変を感じ専門医療機関へ送ると、すぐに心疾患のオペになった患者さんもおられました。今までたくさん患者さんを診てきたので、何かおかしいなと気付くことも。経験の積み重ねから培った、医師の勘というのでしょうか。また、何もおかしくなくても異常がある場合も多々あります。だからこそ、病気の早期発見のためにも検査を受ける習慣をつけてほしいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

予防接種/ロタウイルス:1万4000円
ムンプス(おたふくかぜ):4400円など
健康診断/5400円~(検査内容によって異なります。)

※詳細はクリニックへお問い合わせください。

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