西田 浩象 院長の独自取材記事
さくら歯科医院
(鎌ケ谷市/鎌ヶ谷大仏駅)
最終更新日:2026/11/05
通りの桜並木にちなんで名づけられた「さくら歯科医院」は、鎌ケ谷市の住宅街に根づいて24年になる。子どもから高齢者まで家族3世代で通う患者も多く、「急に歯が痛くなった方がいらしたら、予約がいっぱいでも必ずその日のうちに診る」という姿勢を開業当初から貫き続けているという。近年はインプラント治療のスタディーグループで学びを深め、新しい治療技術も積極的に取り入れる一方、入れ歯やブリッジの経験も豊富。治療を押しつけず、患者が納得した上で選べる環境を大切にしている。明るく気さくで、新たな知識の習得にも前向きな西田浩象院長に、地域のかかりつけ医としての思いを聞いた。
(取材日2026年9月24日)
虫歯治療時の感動を原点に、地域に根づいて24年
まずは先生が歯科医師になられたきっかけを教えてください。

子どもの頃、虫歯がひどく痛んで歯科医院に駆け込んだことがありまして。治療をしてもらったときの感動は今でもよく覚えています。「自分もこんなふうに人の役に立ちたい」と思ったのが、歯科医師を志した原点でした。北海道の大学を卒業した後、旭川医科大学の口腔外科に所属し、研鑽を積みました。出身が京成松戸線の北習志野駅の辺りですので、いずれは地元の近くで開業したいという思いがずっとありましたね。この建物はもともと親がアパートとして貸していたのですが、古くなったこともあって建て替え、2002年に歯科医院として開業しました。1階が駐車場と駐輪スペース、2階が診療室という造りになっています。
こちらにはどのような患者さんが来院されていますか?
住宅街の中にありますので、ご近所にお住まいの方が中心ですね。年齢層はお子さんからご高齢の方まで本当に幅広く、最近は長年通ってくださっている方が年齢を重ねた分、少しご高齢の患者さんが増えてきた印象です。お子さんと親御さん、そのおじいちゃん、おばあちゃんまで家族3世代で通ってくださるご家庭も多く、20年以上この場所で続けていると、そうした長いお付き合いが自然と生まれてきます。小児歯科から入れ歯まで幅広い診療を行っていますので、世代を超えてお付き合いできるのはありがたいことですね。ちなみに「さくら歯科」という院名は、この通りの桜並木をイメージしてつけました。開業時には壁紙にも桜色を取り入れて、院内にその思いを反映させたんです。
診療で大切にされていることをお聞かせください。

一番大切にしているのは、痛みを取ってあげたいということです。急に歯が痛くなったという方がいらしたら、予約がいっぱいでも必ずその日のうちに診るようにしています。これは開業当初からずっと心がけてきたことで、困ったときに頼っていただける歯科医院でありたいという思いが根底にあります。もう一つ大事にしているのが、なるべく最後までご自身の歯で噛めるようにするということ。定期的にメンテナンスに来ていただいて、少しでも長く歯を残していけたらと考えています。それでも歯を失ってしまった場合には、入れ歯やブリッジのほかにインプラントという選択肢もありますので、患者さんのご希望に合わせてしっかり噛める状態を一緒にめざしていきます。
噛める喜びを諦めない、一人ひとりに合った治療
インプラント治療について詳しくお聞かせください。

当院では、歯を抜いたその日にインプラント体を埋入し、仮歯を入れるところまでを基本としています。以前は抜歯後に3~4ヵ月待ってから埋入するのが一般的でしたが、材料の進歩や考え方の変化によって、今は治療期間を大幅に短くできるようになりました。患者さんの負担はまるっきり違うと思います。私自身、開業後にインプラント治療関連のスタディーグループに参加するようになり、勉強会を通じてその良さを実感したことで、今は自信を持って患者さんにお伝えできるようになりました。しっかり噛めることをめざした治療を今後も続けていきたいと考えています。
入れ歯やブリッジなど、ほかの選択肢についてはいかがでしょうか。
歯を失った場合の選択肢としては入れ歯、ブリッジ、インプラントがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。入れ歯やブリッジは周囲の歯で支える構造ですので、どうしてもその歯に負担がかかります。一方、インプラントは周りの歯に影響を与えず、噛む力も期待できますが、費用が高額になります。私は「絶対にこれがいいですよ」とは言いません。ごり押しはしないんです。それぞれの特徴をお伝えした上で、最終的にどうするかは患者さんに選んでいただくようにしています。当院は地域柄、入れ歯の患者さんが非常に多く、私も治療の経験が豊富です。入れ歯の場合でも残っている歯になるべく負担がかからない設計を工夫するなど、どの治療法においてもできる限りのことを心がけています。
治療のタイミングやその後のケアで、大切なことはありますか?

「まだ噛めるから抜きたくない」という患者さんのお気持ちはよくわかります。ただ、そのまま放っておくと周囲の骨が減ってしまい、いざインプラントをしたいと思ったときに骨が足りず、治療が難しくなることがあるんです。だからこそ早めにご相談いただいて、一緒に今後の計画を立てていければと考えています。インプラントは入れて終わりではなく、一生のお付き合いです。周囲に炎症が起きるのを防ぐためにも定期的なメンテナンスが欠かせません。当院では4ヵ月に1回のペースでクリーニングと口腔内のチェックを行っています。長年通ってくださっている患者さんの中には、高齢になっても定期的にメンテナンスに来てくださる方もいらっしゃって、やっぱりうれしくなりますね。
学び続ける姿勢で、患者の歯と暮らしを長く守る
最近新たに取り組まれている診療はありますか?

矯正に新たに取り組んでいます。以前は矯正の技術を持っていなかったので、歯が倒れ込んでいても、無理なかたちでブリッジや入れ歯を入れることしかできませんでした。でも、無理に入れたものはやはり長持ちしないんですよね。矯正を学んだことで、今は歯をきちんと適切な位置に戻すことを図ってからブリッジや入れ歯を入れるという対応ができるようになり、結果として長く使えることが見込めるものを提供できるようになったと思います。ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正に対応しています。若い方の見た目を整えるための矯正だけでなく、噛み合わせを改善して歯を長持ちさせるための矯正として40代から60代の方にもご提案しています。自分のできることが広がると患者さんに還元できることも増えますから、今後さらに力を入れていきたい分野です。
患者さんとのコミュニケーションで心がけていることはありますか?
専門用語を使わず、わかりやすい言葉で説明することを心がけています。これは私だけでなくスタッフにも徹底させていて、受付でも専門的な言い回しをしないよう指導しています。きちんと理解していただいた上で治療を進めることが大切だと考えるからです。お子さんの診療では、緊急性がない限り体を押さえつけて治療することはしません。小さい頃に無理やり治療されると、それがトラウマになって大人になっても歯科医院が苦手になってしまう方が実はたくさんいらっしゃるんです。お子さんのペースに合わせて進めることを大事にしています。定期的なメンテナンスについては歯科衛生士が主体となって行う体制を整えており、クリーニングやケアの指導もきめ細かく対応しています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

口の中のことで何か困ったことがあれば、気軽にご相談いただきたいと思っています。痛みや違和感はもちろん、今後の歯の状態が気になるという段階でも構いません。一緒にこれからのことを考えていきますので、遠慮なく声をかけてください。開業してから20年以上がたちましたが、患者さんと長くお付き合いしていくことがこの仕事の一番の喜びだと感じています。地域のかかりつけ医として、これからも変わらず皆さんの歯と暮らしを支え続けていきたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/40万円~、ワイヤー矯正/90万~130万円、マウスピース型装置を用いた矯正/80万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

