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田丸典秀 院長の独自取材記事

たまるクリニック

(鎌倉市/大船駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR大船駅から徒歩4分の「たまるクリニック」。内科・消化器内科を標榜し、一般内科の診療に加え、胃カメラ、大腸カメラ、腹部エコーなど各種検査も充実したクリニックである。院長の田丸典秀先生は内科・消化器内科の専門医として、特に内視鏡による診療を得意としている。医師になったきっかけは「人の役に立つ職業に就きたかったから」と言い、地域住民が気軽になんでも相談できるかかりつけのクリニックを目標にしているという。「うちの一番の特徴は患者さんに優しいスタッフです。ですからスタッフに健康相談をするつもりで、気楽にいらしてください」と、笑顔で語る田丸先生。今回は、自身の医療への思いから健康に対する考え方まで、じっくりとお話を伺うことができた。
(取材日2014年11月25日)

めざすのは、患者の気持ちにより添える医療

先生が医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

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高校時代、進路を決めるにあたって「人の役に立つ職業に就きたい」というシンプルな思いから、医学の道に進みたいと考えたのがきっかけですね。もちろんどんな仕事でも、必ず何かの役に立っているはずですが、高校生の私にとって、やりがいがあって、なおかつ人の役に立つ職業として、まず思い浮かんだのが医師だったんです。看護師や技師も含めて医療系の職業はいろいろあると思いますが、父は一般的なビジネスマンでしたし、親類に医療関係の人間がいたわけでもないので、私の中では、医師というのが一番イメージしやすかったのもあるかもしれません。

どのような経緯で、開業なさったのでしょうか。

母校である高知医科大学(現・高知大学医学部)卒業後は、医局に属さずに、地元である神奈川県に戻って徳州会病院で勤務しました。やはり「患者さんを診察すること」に興味があったので、少しでも早く医師として一人前になりたいという思いから、幅広く、しっかり研修ができる環境に身を置きたかったんです、研修医としていろいろな科を回って、最終的には内科医の道を選びました。徳州会病院で8年勤務した後、経験を生かして自分の医師としての力を試したいという思いから、徳州会病院で同期だった立山先生と2人で現在の場所にクリニックを開業したんです。立山先生は訪問診療を中心にしたいと考え、私は消化器の内科医として内視鏡の技術を生かしたいと考えていました。専門性が違うからこそ一緒に開業しても発展性があるんじゃないかということで、始めたんですね。開業してから10年経ったのですが、お互いに患者さんの数もだんだんと増えてきまして、そうするとここでは手狭になってしまいました。そこで、それぞれの専門性を生かして別々にやっていこうということになり、私がこの場所に残って「たまるクリニック」として新規開業に至ったというわけです。とはいえ以前からの患者さんもいらっしゃいますので、新規開業というより継続的な意味合いも含めたリニューアル開業といってもいいかもしれません。

先生にとって理想の医師像とは?

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実際に医師になってから、「すごいな」と思うスーパーマンみたいな方にもたくさん出会いましたが、そこに憧れるかというとちょっと違う。私個人はスーパーマンである必要はないし、いろいろな医師がいて良いと思うんです。腕が良いとか、知識が豊富であるということは確かに大切でしょう。けれども、私個人のめざす医療というのは患者さんの気持ちに寄り添うこと、優しさや思いやりといったようなところなんです。苦しんでいる患者さんがいたら手を握って「つらいね」ってさすってあげる。そんな医師を「すごいな」と思うし、自分でもそうありたいなと思っています。

個人クリニックの連携による、きめ細かい医療を提供したい

こちらではどのような診療を行っているのですか?

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内科と消化器内科を標榜しているのですが、専門は消化器内科ですね。内視鏡の検査を得意としていまして、胃カメラや大腸カメラ、超音波検査なども行っています。他院だけでなく口コミなどのご紹介もありますし、他にも健康診断で再検査を言われた方などもいらっしゃっています。大船周辺以外にも、戸塚区や栄区のほか、藤沢市、鎌倉市、逗子市や横須賀市の方も見えますね。大船駅は交通の利便性がよいので、多方面からいらっしゃるのかもしれません。あとは、風邪の症状の方や、糖尿病、高血圧などのいわゆる生活習慣病や慢性疾患の方もいらっしゃいます。より専門的な治療を必要とする場合は、他の専門的なクリニックをご紹介しています。

クリニックの診療方針をお教えください。

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地域の皆さんにとっての、医療の窓口的な存在をめざしています。何かちょっといつもと違うところがあれば気軽に来ていただいて必要であれば専門医を紹介する、いわゆるプライマリケアを提供したいと思っているのです。しかし、個人の一クリニックでできることは限られています。ですから地域の個人の診療所と連携していくことで、地域に根差したよりよい医療をご提供できると考えています。もちろん、必要であれば大病院もご紹介します。ただ、やはり大学病院や総合病院の場合、例えばお腹が痛いといって専門的な検査をしても、異常がないと「問題ない」と診断されることもあるわけです。ただ、たとえ検査で異常がなくてもストレスや悩みごとがあって痛いのかもしれない、そうであればお話を聞いて差しあげることで治るかもしれないという、別のアプローチも考えられますし、その方に合ったアプローチをしていきたいんです。それが街のクリニックの良いところですし、そういう診療を行うことで最終的に「来てよかったな」と患者さんが思えるようなところにしたいと思っています。

健康は「楽しく生きるための支え」であることを忘れないでほしい

診療にあたって、心がけていることはどんなことですか。

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基本的には、一人ひとり丁寧に診るということです。当たり前のことながら医療にはミスがあってはいけないし、いい加減なことが許されません。ですから、どんなに忙しい状況にあっても、「丁寧に」ということを心がけています。その上で、その患者さんに何をしてあげられるのかを考えていきたいと思っています。例えばこれは極端な例ですが、がんの末期で治療法がない方がいたとします。もう手の施しようがないのは事実かもしれないし、それをご本人がわかっていたとしても、「一緒に頑張ろうね」とか「大丈夫だよ」とか声をかける。そういうことが大切な場合もあるんです。常に事実を伝えなければいけないという先生もいらっしゃるかもしれないけれど、余命いくばくもない人に崖から突き落とすようなことを言うのが正しいとは、私は思いません。もちろん患者さんにもよりますが、そういうことをしっかり考えられる医師になりたいと考えています。当然、病気を治す技術を持っていなければいけませんが、それに加えて次のステップ、心を大切にしなければと思うのです。そしてそれは、私が医師として大事にしたいところでもあります。

今後クリニックで力を入れていきたい治療や、将来への展望があればお聞かせください。

まずは今できることをしっかりやりたいと思っています。地域のクリニックと連携し、それぞれの持つ良いところを生かしながら、患者さんにあった治療やその提供方法を見つけていきたいと思っているのです。CTやMRIなども含めて、いわゆる街のクリニックでも大規模病院と遜色のない機器を導入しているところも少なくありません。ただ入院や難しいオペが必要な場合など、大病院でしかできないこともあります。そういう意味では、時間をかけて診てくれるクリニックと、大病院とを使い分けるのが良いのではないでしょうか。今後はご高齢の方も増えていくと思うので、将来的には介護施設や在宅医療も含めて、必要な医療環境を患者さんにご紹介できるような連携を取ることができればといいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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最近は医療番組も含めて情報過多になっていて、例えばテレビ番組などで病気・症状を紹介する番組がありますよね。私から言わせてもらえれば、そういった情報に踊らされないようにしてほしいんです。健康は楽しく生きるための支えです。健康になることを目的にするのではなくて、健康であることが人生を楽しむための1つのベースであるということを忘れないでいただきたい。そのために健康診断を受けるなど、ご自身の健康状態をしっかり評価してほしいのです。例えば「糖尿病が心配だ」という不安があるのだったら、しっかりと検査をしてください。それで「大丈夫だよ」って言われたらそれに越したことはありませんし、「軽い糖尿病ですね」と言われたら、何に気を付けたらいいのかを知り頑張ってみる、そして評価が良くなっていれば、「良かった、良かった」ということになりますよね。もし結果が芳しくなくて食べ物がちょっと制限されることになってしまっても、それを悲しいと思わずに「食べても大丈夫な料理作りにトライしてみよう」とか「これを機会に運動を楽しもう」とかね、もうちょっと病気に対して前向きに捉えるようなことができると、もっと人生が楽しくなると思うのです。私たちも医療相談も含めて、患者さんにあわせた医療を考えていきたいと思っています。ですから「病院に行く」と構えないで、もっと気軽に来ていただきたいですね。

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