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廣瀬 純成 院長、船水 典子 副院長の独自取材記事

広瀬クリニック

(今治市/伊予富田駅)

最終更新日:2023/03/02

廣瀬純成院長、船水典子副院長 広瀬クリニック main

入院設備を有する地域の中核病院「医療法人陽成会 広瀬病院」の外来機能を担う「広瀬クリニック」は、整形外科を専門とする廣瀬純成院長と船水典子副院長を中心に、内科・外科・整形外科・循環器内科・糖尿病内科など、幅広く対応している。大学病院の循環器内科、糖尿病内科、整形外科などの医師による診療も行っており、より専門性の高い診療を提供できる体制を整備。地域医療への貢献をめざして、生活背景にも目を配りながら患者と真摯に向き合う廣瀬院長と船水副院長に話を聞いた。

(取材日2022年12月6日)

充実を図った設備と幅広い診療科でニーズに応える

クリニックの特長について教えてください。

廣瀬純成院長、船水典子副院長 広瀬クリニック1

【廣瀬院長】当院は、広瀬病院の外来機能を担うクリニックです。内科や外科のほか、整形外科、糖尿病内科、循環器内科、リハビリテーション科のほか、睡眠時無呼吸症候群の外来や内視鏡検査にも対応しています。院内には自由に過ごせる休憩スペースを設けました。地域の方が集まり、コミュニケーションを取れるような場になってくれればと考えています。病院は診療を受けに行くところではありますが、リハビリに通う方もいますので、リラックスして過ごしていただけるように患者さんのよりどころとしての役割も担えればうれしいですね。

幅広い分野の診療に対応していますね。

【廣瀬院長】私の父が開業した、クリニックの母体である広瀬病院と同じように、相手を思いやる和の心と、患者さんに誠意を持って接する「和と誠意」が基本理念です。父は、地域の方が安心して通えるかかりつけ医をめざして地域医療に尽力してきました。さまざまな診療科に対応しているからこそ、患者さんが複数の症状を抱えて来院された際に、当院で診療を完結できるというメリットもあります。必要な医療が地域の方々に届くように、今後もニーズに応じた医療を提供していきたいと考えております。
【船水副院長】例えば、整形外科を受診された方に内科的な疾患が見つかるというケースもあります。そのような場合も、別の病院を受診することなく、当院で治療を行うことが可能です。ご高齢の患者さんも多いので、少しでも負担を軽減できるような地域のかかりつけ医でありたいですね。

院内設備も充実を図っていると伺いました。

廣瀬純成院長、船水典子副院長 広瀬クリニック2

【廣瀬院長】性能にこだわった機器を導入し、スピーディーかつ精密な診断を行うようにしています。患者さんに少しでも早く安心していただけるように、診断結果がわからないという不安な時間をより短くするのも私たち医師ができることの一つ。迅速に適切な診断結果を出すことは、その後の選択肢が広がるというメリットもあります。また、設備自体はもちろん、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が連携したリハビリにも力を入れています。
【船水副院長】当院は、救急搬送される患者さんを受け入れる今治市の病院群輪番制にも参画しています。緊急性の高い患者さんが受け入れ先が見つからずに治療を受ける機会が失われることがないよう、要請にはすべて対応できるように責任を持って取り組んでいます。

専門性を生かして地域医療への貢献をめざす

お2人の経歴を教えてください。

廣瀬純成院長、船水典子副院長 広瀬クリニック3

【廣瀬院長】父の背中を見て育ったので、自然と医師をめざしていました。大学卒業後に外科に入局しましたが、将来を考えた際に整形外科の必要性を感じて、愛媛大学医学部で一から学び直すことに。超高齢社会の中で、転倒によるケガや外傷の患者さんは増加傾向にあります。今治市も例外ではありません。整形外科は地域の方が必要としている診療科であると感じたことが大きいですね。基幹病院での経験を積み、2016年に当院に戻りました。
【船水副院長】私も知らず知らずのうちに父の影響を受けていたのでしょう。愛媛大学医学部を卒業後は循環器内科で研鑽を積み、その後糖尿病内科での勤務を経て、主人の留学を機に一度渡米しました。出産後、東京へ戻ってからは子育てをしつつ非常勤で働き、愛媛に戻ったのは2019年4月です。愛媛大学医学部で経験を積み、現在は当院で兄である院長とともに診療をしながら、大学でも非常勤で働いています。

院長の専門分野について詳しくお聞かせください。

【廣瀬院長】私は日本整形外科学会整形外科専門医ですので、地域のかかりつけ医として、肩や膝などの関節の痛み、手・足の神経痛、転倒による骨折など、普段の暮らしで痛みの原因となる疾患を診ることが多いですね。また最近は、学校生活や部活動でのケガや痛みといった受診も増えています。私はスポーツやリハビリテーションの専門的な勉強もしていますので、リハビリテーションをしながら長期間フォローできる体制づくりに努めています。また、より高度な治療が必要と判断した場合には、連携する大学病院や市内の基幹病院を紹介していますので、まずは気軽に受診してください。

副院長もお願いします。

廣瀬純成院長、船水典子副院長 広瀬クリニック4

【船水副院長】私は日本糖尿病学会糖尿病専門医、日本循環器学会循環器専門医で、特に生活習慣病の診療を中心としています。近年患者数が増えているといわれる睡眠時無呼吸症候群は、比較的若い働き盛りの方も多いですね。診療では、病気以外の相談事や世間話をすることもあります。症状からだけでは見えてこない要因となる背景を雑談から知ることもあるんですよ。多くの患者さんがいますので、長時間というわけにはいきませんが、できる限り患者さんの話に耳を傾けています。また外来以外にも、糖尿病に対する知識を学ぶ「糖尿病教室」も定期的に行っています。服薬管理だけでなく、生活習慣や管理栄養士による指導、さらに糖尿病療養指導に関する専門的な研鑽を積んだ看護師と協力し、チームで一丸となって患者さんをサポートする体制を整えています。

医療と介護で安心を届けたい

介護施設などとも連携されていますね。

廣瀬純成院長、船水典子副院長 広瀬クリニック5

【廣瀬院長】当院は地域医療への貢献をめざして、グループホームや特別養護老人ホームなどとも連携しています。患者さんの生活状況や症状は一人ひとり異なります。例えば、老老介護と言われるように、ご高齢の方が介護をされているというご家庭もあるでしょう。そのため入院は難しいという方には、訪問リハビリをご紹介することも可能です。より多くの選択肢を用意できることも、グループとしてさまざまなサービスを提供している当院の強みでもあります。
【船水副院長】地域のケアマネジャーが窓口になり、連携して患者さんのさまざまな悩みをサポートしています。地域包括ケアシステムのすべてを担えるよう努めています。一人ひとりに合わせたサービスを選ぶことができるので、当院を頼りにしてくださるとうれしいですね。

休日はどのように過ごしていますか?

【廣瀬院長】子どもと遊ぶことが多いですね。あとはゴルフでしょうか。仕事帰りに打ちっぱなしに行くこともありますよ。コースに出ないと上達しない、と周りの人からは言われていますが(笑)、なかなか時間が取れないのが現状です。
【船水副院長】小さい頃にピアノを習っていたのですが、今は子どもと一緒に練習しています。時間があるときには1人で弾くこともありますね。いい気分転換になるんですよ。新型コロナウイルス感染症が流行する前は、よく家族で旅行を楽しんだりしていました。温泉が好きなんです。状況が落ち着いたら、また行きたいと思っています。

今後の展望をお願いします。

廣瀬純成院長、船水典子副院長 広瀬クリニック6

【廣瀬院長】患者さんに信頼していただけるように、より良い医療の提供と生活をサポートするための体制を今後も充実させていきたいと思っています。めざしているのは、診療科の枠を超えて全体的に診ることを心がけながら、一人ひとりに合わせた治療を提案すること。それが地域のかかりつけ医としての使命だと考えています。大学病院等とも連携していますので、医療の窓口として困った時には当院を思い出してください。
【船水副院長】愛媛に戻ってから、改めて地域医療の大切さに気づきました。高齢化が進んでいますので、地域の中で医療の手助けを必要としている方が困らないように、受け入れ体制をしっかりとつくっていきたいと考えています。頼りにしてもらえる存在をめざして、どんなことでも気軽に相談できる病院にしていくことが目標です。

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自由診療とは

人間ドック/3万7500円~

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