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二宮皮フ科クリニック

二宮皮フ科クリニック

二宮 啓郎 院長

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アトピー性皮膚炎の予防から治療まで細かにサポート

―お子さんの患者さんも多いようですが、小児の診療において心がけていらっしゃることはありますか?

アトピー性皮膚炎は乳幼児期に発症するケースが多いのですが、それはアトピー性皮膚炎の赤ちゃんの肌はバリア機能が不十分で、外からの刺激を受けやすいため。乳児湿疹だと思っていたものがアトピー性皮膚炎だったということもあるのです。特にご両親がアトピー性皮膚炎の場合は、お子さんも発症する可能性が高くなります。そこで大切なのがスキンケア。乳幼児期に肌の状態を整えておくことでアトピー性皮膚炎の発症の予防につながるというデータも出ていますし、乳幼児期にアトピー性皮膚炎の治療をして症状を抑えることで、食物アレルギーが起こりにくくなるという説もあるんですよ。ですから、赤ちゃんの頃からのスキンケア、そして気になる湿疹がある場合は早期治療をして、重症にならないための予防を心がけています。

―アトピー性皮膚炎の治療について教えてください。

アトピー性皮膚炎は軽症から重症まで症状が幅広く、それによって治療の内容や検査の必要性、受診間隔なども異なります。ステロイドを使用することに抵抗のある患者さんが多いのですが、特にアトピー性皮膚炎においては、ある程度の症状の患者さんには使わなければ治療が難しい場合もあります。ですから、納得して治療に臨んでいただくためにも、丁寧な説明を大切にしています。ステロイドの副作用を心配される方が多いので、まずはその不安を取り除いていきます。そして、使用の際には適切な量を処方し、しっかりと経過観察。初回の治療で症状が治まればいいですが、アトピー性皮膚炎をはじめ多くの皮膚病は経過を見ながら治療を続けることが重要なのです。

―大人になってからアトピー性皮膚炎になることもあるのですか?

そうですね。アトピー性皮膚炎は、一般的には乳幼児期に出ることが多いのですが、大人になって初めて発症する人もいます。また、小さい頃の症状が治まりきらずに、症状はさまざまですが、アトピー性皮膚炎が続いて大人になる場合や、子どもの頃に一度軽快したものの受験や就職などのストレスが重なって再発することもあります。ストレスがかかってイライラすると、体がかゆくなることってありませんか? アトピー性皮膚炎の特徴にかゆみがありますが、ストレスもかゆみが増す一つの原因なんです。また、かゆくないのに癖で体をかいてしまい、それがきっかけでアトピー性皮膚炎が悪化するというケースも。アトピー性皮膚炎は生活に合わせてコントロールしていく疾患ですから、長い目で向き合っていく必要があり、その伴走者として私たち医師がいます。



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