全国のドクター9,287人の想いを取材
クリニック・病院 158,646件の情報を掲載(2024年4月19日現在)

  1. TOP
  2. 福岡県
  3. 福岡市東区
  4. 和白駅
  5. 医療法人社団わかば会 そらレディースクリニック
  6. 林 広典 院長

林 広典 院長の独自取材記事

そらレディースクリニック

(福岡市東区/和白駅)

最終更新日:2023/11/02

林広典院長 そらレディースクリニック main

24時間365日体制で硬膜外麻酔による無痛分娩に対応する「そらレディースクリニック」。2020年の開業以来、常に患者第一をモットーに設備などをアップデートし続けている。直近ではイギリスやフランスなど海外をテーマに入院用の部屋をリニューアル。食事メニューも改定し、スイーツなども充実させたという。そこには出産という人生の一大イベントを楽しんでもらいたいという“おもてなし”の精神が込められている。「一人ひとりが理想とするバースプランをかなえることができるように、満足のいく産婦人科診療を受けてもらえるように改善し続けていきたい」と話す林広典院長に、クリニックの特徴やスタッフ体制、患者ファーストへのこだわりなどについて詳しく話を聞いた。

(取材日2023年2月15日)

快適に過ごせるクリニックをめざし常にアップデートを

まずはクリニック名の由来を教えていただけますか?

林広典院長 そらレディースクリニック1

レディースクリニックというのは、女性の一生に寄り添うクリニックでなければなりません。人生は良いことがあれば悪いこともある。うれしいときも悲しいときもありますが、見上げれば空があります。そんな存在でありたいという想いを込めて「そらレディースクリニック」と名づけました。特に産後など、女性はホルモンバランスの影響で不安定になることもありますから、あいさつや言葉遣い、お声かけ、表情など、細部に至るまで気を配り、患者さん一人ひとりの性格や状態に合わせた接遇を心がけています。私一人の力では限界がありますし、スタッフ全員で取り組むチーム医療で、患者さんの気持ちに寄り添った治療とケアに取り組んでいます。患者さんと喜びも悲しみも分かち合い、支えていくことこそが、当クリニックの使命だと考えていますから。

患者さんが快適に過ごせるよう、院内は常にアップデートされているそうですね。

患者さんがご家族の方と一緒に過ごせるよう、入院用の部屋を充実させてきました。各部屋に脱衣所つきのシャワールームやトイレを完備しているほか、ソファーベッドを配置したり、無線LAN環境を整備したりと、快適さという面にこだわっています。内装に関しては、イギリスやフランス、スペインなど、それぞれの部屋のテーマを決めて非日常感を演出しています。出産は人生において数回しかない特別なイベントですからね。出産前後をお母さんと赤ちゃん2人だけで過ごすのではなく、ご家族も一緒に過ごすことができれば今後の子育てに対する意識も変わってくるはず。お兄ちゃんやお姉ちゃんがいるご家族にはファミリールームや特別室などを準備することもできますよ。

入院中の食事にもこだわっていると伺いました。

林広典院長 そらレディースクリニック2

出産という特別な体験を通じて楽しかったと感じてもらいたいので、食材や味つけにも配慮しながら和洋中さまざまなメニューを提供しています。特に日本人の場合、産後は油分が少なくて野菜中心の食事のほうが体に合い母乳の質も良くなりますから、野菜を使った小鉢を増やすなど工夫を凝らしています。端午の節句やクリスマスなどイベントにちなんだメニューも準備していますし、最近はスイーツにも力を入れているんですよ。出産後はペアのお祝い膳をクリニックからプレゼントさせていただきます。お子さんがいらっしゃるご家族であれば、おもちゃなどが当たるくじつきのお子さまランチも準備していますので、皆さんで楽しんでいただけるとうれしいですね。

24時間対応可能な無痛分娩で自然な出産をサポート

無痛分娩による出産についても詳しく聞かせてください。

林広典院長 そらレディースクリニック3

分娩中の痛みを緩和するために、硬膜外麻酔を用いた無痛分娩に対応しています。硬膜外麻酔は背中側に細いチューブを通し、そこから麻酔薬を投与するもので、麻酔薬を投与してから20〜30分ほどで作用してくることが期待できます。痛みが強いと体に余計な力が入り、体力を消耗してしまいます。無痛分娩であればそうしたリスクの低減が図れますし、痛みによるストレスの軽減にもつながるので、お産が進みやすくなり結果として産後の早期回復も期待できます。麻酔薬を投与すると言っても下半身麻酔のようなイメージですから、お産中の意識ははっきりとしているのでご安心ください。

24時間お産に対応されているので、お母さんは安心できそうですね。

いつ陣痛が来ても対応できるという点は当クリニックの一つの特徴かもしれません。一般的に麻酔を扱える医師が常駐していない施設だと、陣痛促進剤などを使って医師側の都合に出産のタイミングを合わせる場合もゼロではありません。当クリニックでは麻酔を扱える医師が24時間対応できるので、患者さんの自然な陣痛に合わせて、つらくなったタイミングで麻酔を使うことが可能です。そのため希望いただければ普通分娩から無痛分娩に切り替えられます。院内設備では対応が難しいケース、緊急を要するケースに備え、近隣の基幹病院や大学病院などと連携体制を構築。出産の高齢化などによりリスクの高いお産もありますから、どんな局面にでも対応できるよう準備をしておくことが重要だと考えています。

スタッフが充実していることも特徴的ですね。

林広典院長 そらレディースクリニック4

私を含めて産婦人科、麻酔科、小児科の医師は20人以上が在籍していますし、助産師や看護師などのスタッフも充実させながら、待ち時間の軽減や手厚い医療サービスの提供をめざしています。お産に時間は関係ありませんから、いつでも皆さんのニーズに最大限応えていくためにマンパワーは欠かすことができません。それに出産の安心・安全を担保するためにも、スタッフの充実は不可欠です。常勤・非常勤ともに女性医師がいるため、初産の方はもちろん婦人科でいらっしゃる思春期の患者さんなど、男性医師に抵抗がある場合には可能な限りご要望にお応えしています。

患者ファーストでおもてなしの診療を

診療におけるモットーをお聞かせください。

林広典院長 そらレディースクリニック5

常に「患者さんファースト」の診療を心がけています。安心・安全かつ質の高い医療を提供することは大切ですが、それだけではなく心のケアも非常に重要です。例えばホテルのようなおもてなしの心で皆さまをお迎えすることもそうですし、産前・産後のサポートも私たちの大切な使命。ですから1ヵ月健診前に2週間健診を設置したり、定期的にワークショップを開催してお母さんたちの交流の場を設けたり、さまざまな取り組みを進めています。実際に子育てをしていく中で悩まれることも多々あるかと思います。当クリニックには専属のスタッフを配置しており、電話やSNSでのご相談、ご来院いただいてのご相談が可能ですので、どんどん頼ってもらいたいですね。

患者ファーストのおもてなしはクリニックの至るところで感じられるのですね。

クリニックの外装や内装、入院用の部屋、食事だけではなく、電子カルテを導入したり、24時間ウェブから予約できるシステムを導入したり、常に患者さんのためにアップデートを続けています。また患者さんにとって退屈な待ち時間でさえも楽しんでいただけるように、ドリンクバーや無線LANを設置しているほか、妊娠や出産に関するエッセイや漫画をそろえています。お子さんがいる方でもリラックスできるように、絵本やおもちゃを備えた広いキッズスペースも。クリニック内にはマルシェもあるので、ゆっくりと過ごされる方も多いんですよ。

最後に今後の展望を含め読者の方にメッセージをお願いします。

林広典院長 そらレディースクリニック6

私たちは、患者さん一人ひとりが理想とするバースプランをかなえることができるように、満足のいく産婦人科診療を受けていただくためにはどうしたら良いのか、日々試行錯誤を続けています。皆さんのご要望をかなえることに全力を尽くすため、今後もスタッフを拡充し、施設や設備のリニューアルを進めていくつもりです。不妊治療を含めて診療の幅を広げ、将来的には女性の悩みをトータルでサポートできるクリニックにしていきたいですね。いつでも院内見学を受けつけておりますので、まずはお電話やメールでお問い合わせください。患者さんに快適なお時間をお過ごしいただけますよう、スタッフ一同、クリニックの環境・体制を整え、皆さんのご来院を心よりお待ちしております。

Access