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安田 一成 理事長の独自取材記事

安田診療所

(目黒区/祐天寺駅)

最終更新日:2020/01/23

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東急東横線の祐天寺駅から徒歩約5分、閑静な住宅地にたたずむ「安田診療所」。1936年に開業した歴史あるクリニックだ。もとは産婦人科としてスタートし、歯科は1994年に理事長である安田一成(かずしげ)先生が診療を開始。地域医療に貢献する父の後ろ姿を見て育ち、自らも地域住民の歯の健康維持に寄与すべく、一般歯科から矯正歯科、障害者歯科、審美歯科、そして訪問診療と幅広く対応する。今後はさらに、高齢者を対象に摂食嚥下の指導にも注力していきたいという、バイタリティーあふれる安田理事長。同院の特徴などについてたっぷり語ってもらった。
(取材日2019年4月15日)

自費診療も含めたさまざまな選択肢を提供

クリニックの歴史や現在の患者層、先生が思い描くクリニック像などをお聞かせください。

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1936年に祖父が産婦人科医院として開業し、父がその後を継ぎ、母と姉が耳鼻咽喉科を、私が歯科をスタートさせました。患者さんは地域の方が中心で、祖父や父の代から3世代で通ってくださる方も多く、赤ちゃんからお年寄りまで幅広く来られます。歯科は2階で外から中が見えにくいので、最初は入りづらいようです。ただ、1度来院していただくと、安心して来てくださるようになりますね。理想のクリニック像は、特に痛みがなくても定期検診に来ていただけるような、足を運びやすいクリニックです。検診を習慣化すると虫歯や歯周病の予防ができます。特に歯周病は内臓疾患とも密接に関係があるということがわかってきていますので、定期検診で早期発見をすることが大切です。

保険診療と自費診療のポスターがありますが、どういう違いがありますか?

当然保険がきくきかないで費用の違いがありますが、素材や治療法に制約のある保険診療と異なり、お一人お一人に合ったものを作りやすいのは、やはり自費診療だと思います。色の違いや金属を使うか使わないか、同じ自費診療でもすべてがセラミックのもの、一部金属を使うものなどいろいろあります。すべて説明はしますが、あくまでも患者さんに選んでいただきます。自費診療では金属を使わないものもあり、アレルギーの人も利用できる。そういった点もメリットですね。金属の上にセラミックを焼きつけるタイプはセラミックだけのものより歯を多く削る必要があるなど、同じ自費診療でも違いがあります。

入れ歯にも自費診療のものがあるのですね。

保険診療のものは銀のばねが見えてしまうのですが、自費診療では、ばねがない入れ歯もあります。それから、保険診療の総入れ歯は素材がプラスチックになることが一般的なのですが、プラスチックだと熱を遮断してしまい、熱い物がすぐにわからないことがあるんですよ。それで飲み込んで、奥でようやく熱を感じるというのは、ある意味危ない状態ともいえます。自費診療だと、このプラスチックの部分を薄い金属にすることもできる。自費診療の入れ歯はそういった薄さや丈夫さがあり、劣化もしにくいといわれます。ただやはり、お金がかかることですので、自費診療については希望されていない患者さんにご紹介することはしません。

レーザー治療もされているそうですが、どういった特徴があるのですか?

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痛みが少なく削らずに済む利点があります。神経を取り除かなくてはいけないほどの大きな虫歯には使えませんが、虫歯菌に侵された部分だけにアプローチし、それ以外の部分は残る、変な音がしにくいといったメリットがあります。虫歯の治療以外にも、今後の虫歯予防や、歯茎を焼くことで歯周病治療ができたり口内炎の治療ができたりするなど、いろいろなシーンで使えます。痛みが少ないので、通常は麻酔を使う必要がありません。虫歯治療では保険も適用になります。ただ、こちらから特に勧めることはなく、患者さんからご要望があったら行うといったスタンスを取っています。

患者一人ひとりに合わせた、負担の少ない診療をめざす

先生の治療のモットーを教えてください。

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今のこの場所で、医師として地域に貢献してきた父の背中を見て育ったこともあり、地域密着型の歯科医師としてできる限り地域の患者さんのニーズに応えていけたらと思っています。いろいろな患者さんがいらっしゃり、お一人お一人ご要望は異なります。すべてにお応えすることは難しいかもしれませんが、できる限り柔軟に対応して、患者さんの苦痛や負担を減らしていきたいと思っています。例えば麻酔は、打つ時に音楽が鳴る注射器を使っているんですよ。音楽で気が紛れて痛みが少し楽になるように感じるそうです。もちろん、注射を打つ前に歯茎に表面麻酔も行います。先ほどお話したレーザー治療も治療時の負担軽減のため取り入れました。

障害者歯科にも対応されていると伺いました。

はい。障害者に対応している歯科が地域に少ないのですが、やはり必要です。治療に際しては極度に緊張される方、痛みに恐怖を感じる方などさまざまな方がいらっしゃいます。患者さんを縛りつけて治療するようなことは、うちではしません。椅子を倒すことを怖がる患者さんは、座った状態で治療します。たくさんお話をして緊張をほぐして差し上げると、皆さん少しずつ慣れていきます。最初はまったく治療ができなかった方が今では麻酔しても大丈夫、なんてこともあります。私が思うに、障害者歯科は治療の原点に返るようなものです。患者さんが何を求めているのか、何を嫌がっているのか理解しないといけませんから。障害者治療は、小さなお子さんや認知症の患者さんへの治療に応用できることもたくさんあります。

お子さんの治療で特に気をつけておられることを教えてください。

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まずは安心して治療を受けてもらうことが第一だと考えています。何をするのかをお子さんに説明して、器具をお口に入れて慣れてもらって、動かず治療を受けられるようになってからスタートします。親御さんも一緒に診療台に座ってもらって、抱っこしてもらったまま治療することもあります。お子さんに目線を合わせてお話したり、最後はハイタッチをして終わったりするうちに、楽しみにして来てくれるようになるものです。お母さんはあまりそんなことはないのですが、お父さんの中にはお子さんがぐずぐず言っていると怒っちゃう人がいる。こちらを気にしてくださっているのだと思うのですが、「焦らなくてもいいんですよ」と言いたいですね。

通えない高齢者のため、訪問診療にも注力

他にもいびき治療や訪問診療もされているとか。

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歯科でのいびき治療は、マウスピースを使います。寝るときに下の顎を持ち上げるように工夫されたマウスピースを装着すると、気道が広がっていびきの軽減が期待されます。これは睡眠時無呼吸にも対応でき、診断書があれば保険が適用されます。実は、私自身もいびきをかくので、マウスピースをしています。 訪問診療に関しては、持病のある高齢者を対象に行っています。高齢者施設への訪問診療も行っていて、認知症の方への治療をすることもあります。大変なことも多いですが、皆さんに喜んでいただけるので、とてもやりがいを感じています。

お忙しそうですが、リフレッシュ法は?

休みの日は家でのんびりすることが多いですね。妻と娘が出かけるときに運転手をすることもあります。趣味は「家族」ですね。猫を飼っていて、キャットショーに参加することもあるんですよ。私は大の動物嫌いだったのですが、動物好きの妻とつき合いはじめてから動物が平気になったんです。昔の自分を知っている人は、犬や猫と一緒にいるのを見てびっくりするんですよ(笑)。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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誤嚥性肺炎の予防に、ご高齢の方の摂食嚥下のサポートをしていきたいですね。訪問診療でお口の体操をご指導したり、介護をされている方に、食事の姿勢や喉の筋肉の鍛え方などをお話ししていくなどですね。皆さんへお伝えしたいのは、ぜひメンテナンスに来ていただきたいということです。すごく歯のきれいな人ほどメンテナンスに来てくれて、来てほしいのになという人は来てくれない。働く世代や子育てに忙しいお母さんたち、介護をしている方などなかなか時間が取れずに来院が難しい場合もあるかと思いますが、ぜひ来ていただければなと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックインレー:4万5000円~(税別)
ノンクラスプデンチャー:10万円~(税別)
金属床義歯:25万円~35万円(税別)
※自費の診療になる場合は、ご相談させていただいております。

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