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水谷 宏 院長の独自取材記事

よもぎクリニック

(名古屋市名東区/一社駅)

最終更新日:2020/04/01

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一社駅から車で10分ほど、大通りから一本入った閑静な住宅街に構える「よもぎクリニック」。幼稚園、小学校と、子ども時代をこの地域で過ごした水谷宏院長が、愛着があるこの地に開業を決意して13年。一見クリニックとは思えないかわいらしい造りの外観で、駐車スペースも広くとられている。内部は受付がフロアの中心で、チャイルドコーナーも設置。また患者の動きに配慮して、待合室、診察室、処置室と円を描く動線になっているのも特徴。大規模病院での勤務医時代の経験から、患者一人ひとりに対して細かいところまで配慮した医療提供していきたい、と日々多くの患者と向き合っている。穏やかな語り口の水谷院長に、開業のきっかけや地域とのつながり、今後の展望などについて話してもらった。
(取材日2017年7月5日)

アットホームな雰囲気で患者の不安を解消

開業にあたってこちらを選ばれた理由、および来院される患者さんの特徴などありますか。

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私は名東区とは幼稚園の時からご縁がありまして、小学校卒業まで住んでいました。転居してからも高校は区内の高校に通いましたし、この地域に育ててもらったという気持ちで今でも愛着を持っています。ですから、開業するならこの地域と考えていました。当院の患者さんの特徴としては、住宅街にありますから、地元にお住まいの方が多いですね。この地域は比較的環境がよく、交通の便もいいので、名古屋でも人気の土地なんです。その分、人の出入りも多い場所でもありますね。また、向かいに幼稚園があって、私が園医をしていることもあり、通園の行き帰りにお母さんがお子さんを連れて来られることもあります。

クリニックのデザインが全体的にかわいらしい印象を受けましたが、何かお考えがあってのことですか。

これは妻の一言がきっかけなんです。現在、妻は看護師としてクリニックで働いてくれていますが、以前大学病院に勤務していたこともあり、やはり大きな病院はシステム化されている分、どこか冷たい印象があると常々感じていたのだそうです。だから開業するなら医療機関らしくないデザインのクリニックにしたいという思いがあったようで、私もその思いに賛同しました。患者さんは体の不調を感じて医療機関に来られるのですから、当然不安を抱えています。そんな患者さんの不安を少しでも和らげられるような、アットホームなデザインにして、気分がなごむといいなと思っています。

院内の設備などで何か工夫した点やこだわりなどはありますか。

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処置室には広いスペースを確保して、点滴などのために6台のベッドを用意しています。寒い季節に胃腸風邪がはやったときなどは満床になってしまうこともあります。できるだけ患者さんに待ってもらうことなく処置ができるように多めのベッドを用意しています。また、ウォーターベッドマッサージ器というのを設置しています。これは水圧を利用して体に無理な負荷をかけることなくマイルドにマッサージができるもので、肩こりや腰痛の方などにお気軽に利用いただいています。

スタッフと協力し、風通しのいい環境づくりに努める

医師をめざされたきっかけは何ですか。

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実は父も叔父も、母方の祖父も、父方の祖父も、みんな医師なんです。身近に医師がたくさんいましたから、小さい頃から子どもなりに周りの話を伝え聞いて、医師という職業の良さみたいなものを感じていました。それで、はっきりと決意したのは小学校5年生の時です。当時、仲の良かった子がたまたま同じように医師をめざそうと思っていることを知って「よし、一緒に頑張ろう」というような話をしたことを鮮明に憶えています。その時が原点だったかなと思いますね。

普段の診療で、患者さんに対して心がけていることはありますか。

まず、しっかりとお話を伺って、患者さんが何を訴えて、何を求めているのかを理解するようにしています。同じような症状でも患者さん一人ひとりで求めていることが微妙に違いますから、そこを把握することが重要だと考えています。そして、患者さんにわかりやすく、丁寧に説明するということも大切です。スタッフのみんなにも日頃からその点は伝えています。実際、患者さんは直接私に話し損なったり、こんなこと聞いていいのかなあ、と思われたことでも、スタッフであれば気軽に尋ねたり要望できるということもありますから、そういう細かい内容も全部もれなく報告してもらう、風通しのいい体制づくりには努めています。

先生は喘息の治療に力を入れておられると伺いました。喘息で受診される患者さんは多いのですか。

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最近多いのは大人になって喘息を発病される患者さんです。ある時、風邪をきっかけに咳が止まらなくなり受診され、聞いてみると数年前から風邪の度に熱が下がっても咳だけが長引くという症状が何回かあるとわかりました。喘息というのは、そうやって風邪の度に症状が出て、それがだんだん悪化していきます。長い人だと、半年、1年前から咳が続いていて、ようやく呼吸器内科を受診されるというケースもあります。ですが、早期に受診いただければ悪化が防げます。長引く咳の場合は、喘息ではなく他の大きな病気が原因の場合もありますので、早期発見、早期治療のためにも受診をお勧めします。また、大人の場合は自分で症状が説明できますが、お子さんの場合は周りの方が注意していただく必要があります。喘息は夜や早朝に症状が強くなるという特徴がありますので、お子さんが寝ているときにヒューヒュー、ゼイゼイが起こったら、早い受診をお願いします。

今後も地域住民の健康管理に力を尽くす

院内処方を始められると伺いましたが、それはどのような理由からですか。

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もともと当院では開業の時から院内処方だったんですが、ここ3年ほどは院外の調剤薬局で処方をしてきました。でも、これは病気を抱えた患者さんにとっては負担なことですよね。実はこの院内処方に戻すにあたっても看護師をしている妻の一言がきっかけになっています。彼女が「雨が強く降っている日、診療が終わったご高齢の患者さんを薬局へ送り出すとき、その後姿を見ているのが気の毒で忍びない」と話してくれました。確かに患者さんのことを考えれば院内処方のほうが患者さんの負担を軽減し、利便性を高めることができると思い、スタッフからの理解も得られましたので院内処方に切り替えることになりました。

休日はどのようにお過ごしですか。

家族と過ごすことがほとんどですね。普段は外出の機会が少ないですから、休日には気分転換も兼ねて外に出るようにしています。家族で買い物や一緒に食事というコースです。妻たちが買い物の間は、私は散歩したりウインドーショッピングしたり、のんびり過ごしています。

今後の展望をお聞かせください。

おかげさまで開業して14年目に入りました。私はこの地域で幼少期を過ごし、とても愛着を感じています。ですから、自分を育てていただいたこの地域に暮らされている住民の方々の健康管理に微力ながらも貢献できれば、医師という仕事をしていて、これほど冥利に尽きることはないと常々考えています。また、そういう思いを持ってここにクリニックを開かせていただきましたので、今後もその方針で頑張っていきたいと考えています。

読者の皆さんへのメッセージをお願いいたします。

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当院では小児科とは標榜はしていませんがお子さんの診療も行います。皆さんの親御さんも年齢を重ねられ、若い頃にはなかった不調を抱えておられる方もいらっしゃるでしょう。親御さん世代の内科の医師としても十分お力になれると思います。どなたも大切なご家族ですから、心配なことがあったらお気軽にご相談ください。

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