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河合 徹也 院長の独自取材記事

河合クリニック

(尾張旭市/印場駅)

最終更新日:2019/08/28

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印場駅、旭前駅から徒歩13分。20年近くこの地で診療を続けている「河合クリニック」は、地域のホームドクターとして親しまれているクリニックだ。泌尿器科・内科・皮膚科を標榜し、訪問診療でも地域に貢献している。院長の河合徹也先生は、患者の要望に最大限応える患者想いのドクター。些細なことから診療のヒントを見つけるため、何よりも患者との会話を大切にしている。物腰やわらかな河合先生は、一人ひとりの診察時間をしっかり確保したいと考えており、その話を聞きつけてか河合先生を頼って遠方からも患者が訪れる。「何でも遠慮なく話をしてほしい」と話す河合先生に、診療方針などについて話を聞いた。
(取材日2017年5月26日)

地域の「かかりつけ医」として幅広い診療科目を標榜

この場所に開業しようと思われたのはなぜですか?

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出身が隣の春日井市で、大学も名古屋でしたので、地元で開業しようと考えていました。こちらは1998年の開業当時、区画整理が終わったばかりで家もあまり立っておらず空き地だらけでした。すでにドクターがいるところに開業するのではなく、この地に新しく住む人たちのために、地域のホームドクターになれるといいなと思って開業しました。今は空き地を見つけるのが難しいくらいになり、逆にびっくりしています。地域の方々はとてもフレンドリーな方が多い印象ですね。開院当時から通われている方もいらっしゃって、赤ちゃんの時に来ていた子が今はもう大学生になっていたりするんですよ。

どのような患者さんが多いですか?

年齢の構成比で言うと、お子さんから高齢の方まで満遍なく、という感じです。内科は近くの方が多いですが、守山区や長久手市から来られる方もいます。泌尿器科は開業医の数も少ないので、守山区でも北区寄りや東区、瀬戸市、春日井市など比較的広いエリアから来られています。泌尿器科は「家の近くのクリニックは恥ずかしくて嫌だ」という方もいるのかもしれません。尿路結石や前立腺肥大症、女性なら尿失禁、膀胱炎などでみえるので、世間で言われるように恥ずかしがるような場所ではないと思うのですが。婦人科からの紹介の方も多いですね。内診があるか聞かれることが多いのですが、内診はしません。尿検査とレントゲン検査、お腹にエコーをあてて膀胱を診る程度ですので、もっと気軽に受診してもらいたいですね。

患者さんの主訴はなんですか?

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それぞれの科で3分の1ずつのような印象です。患者さんの中には、高血圧と前立腺肥大症の両方で来られる方など、科をまたがっている方も多くいらっしゃいますし、治療中の病気以外にも、「最近トイレが近い」などと相談される方も少なくありません。夏になると皮膚科の受診が増えたり、風邪や高血圧のほか、前立腺肥大症や過活動膀胱、尿失禁などは寒くなると症状が強くなってきますので、そういう方は冬に増えます。泌尿器科は男性が6~7割くらいを占めていると思います。

患者との会話を大切に、会話で診療のヒントを見つける

先生は泌尿器科が専門でいらっしゃいますが、なぜ泌尿器科を?

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大学卒業後に泌尿器科を選んだのは、診断から手術、治療まで、内科的なことも外科的なこともすべてできる科だったからです。ほかの科では、例えば消化器内科と消化器外科のように分かれていますが、泌尿器科は最初から最後まで患者さんと向き合えるのが魅力でした。標榜に3つの科を掲げたのは、ホームドクターという形でなるべく広く診たいと思ったからです。皮膚科については泌尿器科と重複してくる部分があり、皮膚科のない総合病院で勤務していたときは、皮膚科の診察や処方もしていました。また、泌尿器科は手術もしており、術前術後の全身管理を行うため、内科的なフォローにも慣れています。患者さんからすれば、泌尿器科と皮膚科のどちらにかかればいいのかわからないこともありますし、病気が泌尿器科と内科、泌尿器科と皮膚科にまたがっているものもありますので、とりあえず受診してみようと思うには、門戸が広いほうがいいかなと思います。

診察の際に心がけていらっしゃることはありますか?

患者さんといろいろな話をすることでしょうか。話をするのは好きなので、雑談も多いですね。雑談の中で、その方がどういう日常を過ごしているかといった背景がわかります。そこに診療に必要なヒントが隠れているかもしれませんし、何か症状を訴えられたときに関係していることがあるかもしれません。開院して間もなくの頃は、40分くらい畑談義をしたこともあります。決して患者さんがおしゃべりというのではなく、僕がどんどん話を振っていくもので。先日も卓球の大会で予選を勝ち抜いて全国大会に行くという患者さんがいらっしゃって、卓球談義になりました(笑)。待っている方がいるときはじっくり話す時間もないのですが、限られた時間の中でたくさん話をして、何かヒントを見つけられたらいいなと思っています。

スタッフの方にも先生の方針は伝えていらっしゃるのでしょうか?

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スタッフには、処置室で注射や採血をするときなどに、患者さんといろいろ話をしてもらいたい、と話してはいます。診察室では話せないことも看護師には話せる場合がありますので、看護師から患者さんの情報が入ってくることも多いんです。当院は看護師も事務もみんな長く勤めてくれているため、患者さんにも安心感があると思います。4人看護師がいますけれども、みんな何人か子どもを産んで、また戻ってきてくれた人ばかり。もうトータルで8人くらい生まれています。開業1年目から勤めてくれているスタッフもいますし、僕も安心して任せられます。

気兼ねなく受診して、何でも遠慮なく話してほしい

診察室にシールなどがたくさん置いてありますが、子どもの患者さん向けですか?

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開業した年の12月に娘と一緒に買い物に行ったとき、娘に「クリスマスに病院に来る子がかわいそうだから、何かあげたら?」と言われたんです。それでキャラクターのシールやカードを少し買って、クリスマスシーズンに来た子どもにあげていたんですね。そしたら正月明けてから来た子に「シールは?」って言われ、それからずっとお子さんにはちょっとした物を渡すことが恒例になっています。年齢に合わせて文房具だとか、女の子だとネイルシールだとかも用意していますよ。些細な物ですが、それでクリニックに来ることへのハードルが低くなっているなら、よかったと思います。

先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

小学校の文集に「将来なりたいのは医者」と書いていました。うちは親にも親戚にも医療関係者がいないので、なぜ医師と書いたかはよく覚えていないのですが……。ただ、実は1つ上で小さい頃から仲良く遊んでいた従姉が小学3年生くらいのときに亡くなったんです。白血病でした。3、4年くらい闘病していた従姉の姿を見て、子ども心にも病気を治せる人になりたいと思いました。それがきっかけだったかもしれません。

休日はどのように過ごされていますか?

趣味はゴルフとソフトボールです。ソフトボールは住んでいる瑞穂区のチームに所属していて、春から秋まで区内の8チームでリーグ戦をしています。中学・高校は野球部ではなかったのですが、運よく2回も打率で上位10位以内に入り、区の優秀選手賞の表彰を受けました。どちらかといえばアカデミックなことをするよりは体を動かしているほうが好きですね。それに、健康を保つには体を動かすことは大切だと思います。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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かかりつけ医は交通整理役みたいなところがありますので、患者さんの訴えを聞いて的確に専門の医師に紹介するといった信号機の役目がしっかりできればいいなと思っています。まず、今来ている患者さんの病気を見逃さず、適切な対応ができるようにしたいですね。泌尿器科は開業医も少ないので頑張って診ていかなきゃという思いもあります。特に泌尿器科は、日常生活に支障が出て我慢しなければならないことがあれば、早めに受診してください。良くないのは、トイレを我慢しすぎたり水分の摂取を控えてしまうこと。膀胱炎を起こしたり、尿路結石ができやすくなったり、次の病気を引き起こしてしまうこともあり得ます。気兼ねなく受診してもらい、何でも遠慮なく話をしてほしいですね。

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