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田中 博子 院長の独自取材記事

田中歯科クリニック

(世田谷区/世田谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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東急世田谷線世田谷駅からほど近く、駒沢公園通りに面してあるのが「田中歯科クリニック」だ。エントランスを入ると、白と木目を基調としたシンプルなインテリアが自然と心を和ませてくれる。診察室と受付の仕切りとなっているガラスには、英文が記されているのも印象的だ。「2年前に改装した時、設計士さんが、ただのガラスですと殺風景なので何かモットーなどをデザイン的に入れたいということで、言葉を選んで入れたんです」と話すのは田中博子院長。開業してから27年という長い経験と実績を積み重ねている田中院長だが、今なお最新の知見を得るべく数多くのセミナーに参加しているという。そんな明るく前向きな田中院長にクリニックの特徴などについて話を聞いた。
(取材日2018年9月3日)

しっかり結果を出すことが患者の信頼につながる

開業してかなり長いと伺いました。

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開業は1991年です。当時は歯科クリニックが少なく、子どもの患者さんが多かったですね。ただもう25年以上たちますと、子どもたちも20代、30代になっていたり、転勤などで地元を離れた方が実家に帰省するたびに受診されたり。あるいは、違う場所に引っ越されても「やはり田中先生に診てもらいたいから」とわざわざ遠くから通ってくださったりしています。これまで長く続けられたのも、そういった患者さんたちに支えられてきたからだと思います。ご高齢になられて車いすやタクシーを使って来られる方も増えていますね。若い頃は夜の8時まで診療していましたが、今は平日午後6時もしくは7時までの診察時間です。スタッフの働く環境も大切ですし、診療時間が短い分、より高度なレベルの歯科医療を提供できるよう体制を整えています。ただ、無理に背伸びせず身の丈に合う、そして患者さんのニーズに即した歯科医療を提供していきたいと考えています。

患者との信頼関係がしっかり築かれているのですね。

患者さんからの信頼を得るには時間がかかることもあれば、すぐに信頼を得られることもあります。患者さんとの相性もありますが、あくまでも治療ですから結果を出さないといけません。いくら雰囲気がよく親しげにお話ししていても、結果を残さなくては本当の意味での信頼は得られませんよね。治療した歯が何もトラブルなく何年も使えること、それによって信頼が生まれると思います。信頼を築くには時間がかかりますが、ほんの1回でも失敗すれば、それまでの信頼関係はあっという間に崩れてしまいます。そうならないよう、私もスタッフもとにかく丁寧な説明を心がけ、受付でも気持ち良く帰っていただけるよう接しています。スタッフをチームとして捉えて、それぞれの役割分担を把握しつつ、患者さんに「よかった」と感じてもらえる治療をするようにしています。

仕切りのガラスにデザインされている文言はある偉人の名言ですが、それが院長のモットーなのですね。

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2016年に3度目の改装をした際、設計士の方から、仕切りガラスだけですと殺風景なので、何かモットーみたいな文言をデザインとして入れてみては、ということで、ロシアの思想家であり小説家の名言、「人生の唯一の意義は人のために生きることである」という意味の英文を入れました。まさにすべては患者さんのためにということですね。その時の改装では、それまで封印していた女性らしさを前面に出して、やわらかい雰囲気にしました。「自宅に招き入れる」をコンセプトに、患者さんに思いやりとホスピタリティーを感じていただける空間をめざしました。

めざすは「究極の町医者」。どんな疾患でも対応可能に

こちらのクリニックは守備範囲がとても広いですね。

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私がめざしているのは「究極の町医者」です。さまざまな症状を訴える患者さんすべての窓口として受け入れて、どんな分野においてもある一定レベルでの治療を提供していきたいと考えています。当クリニックには、それぞれの分野に特化した歯科医師がおり、各先生方と専門分野の治療方法などについてある一定のレベルの話ができるよう、私自身も知見を積み重ねてきています。治療においては、患者さんにとって最良と思うやり方を勧めるようにしていますが、その選択肢を選べない患者さんもいます。そのような場合でも、患者さんの要望に対してさまざまな提案をできるのが当院の強みですね。例えば、失った1本の歯を補う方法としてインプラント、ブリッジ、入れ歯といった選択肢がありますが、守備範囲が広い当院ならそれぞれのメリットデメリットをきちんと説明して、すべてに対応できます。歯周病の治療やメンテナンスでは、歯科衛生士の力も大きいですね。

歯科衛生士さんは何人いるのですか。

現在4人の歯科衛生士が在籍しています。当クリニックでは、歯周外科治療や再生療法も行っていますので、そういった治療に関する知識も歯科衛生士は持っています。定期的なメンテナンスを行う時には、ルーティンとしてクリーニングをするのではなく、前回と比較して何か変化があるかどうか、磨けていない箇所があれば、何か生活環境が変わったのではないか、ストレスを感じていることはないかなどといった視点を持って1回1回、丁寧に歯と歯肉の状態をチェックしています。

ところで先生は今もセミナーなどに参加しているそうですね。

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はい。ある有名な言葉に「stay hungry、stay foolish」というのがありますが、「自分は未熟であり続けろ。常に自分の技術に満足してはいけない、向上心を持ち続けたい」ということで、いろいろな学会やセミナーに参加しています。海外の研修会にもすぐにでも飛んで行きたいところですが、家のこともありますから(笑)。ですので、国内で開催されるセミナーにできるだけ参加しています。そこで出会う先生方は皆さん優れた技術を持っておられてとても刺激を受けます。勉強会に出るたびに、私もますます頑張らなくてはと感じています。

口腔環境が整えば、自然と笑顔も戻ってくる

これまでで何か心に残ったエピソードがあれば教えてください。

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歩くこともままならない、90歳を過ぎた患者さんに入れ歯を作ったら、毎日ステーキ肉を食べられるようになったそうです。その方が亡くなられた後に娘さんからお手紙をいただき、「父は亡くなるギリギリまで食べることができて喜んでいた」と。その時はこみあげるものがありましたね。口の中は全身とつながっている場所で、口腔環境を整えることによって、食事や会話もできるし、笑顔になれる。質の高い生活も送れるようになります。今までおしゃべりもせず、出された食事をうつむきながら食べていらしたような方が、入れ歯を使うようになってからは外出意欲も出て、冗談まで言うようになったりします。患者さんたちのそうした喜びは、私自身の喜びですね。

ところでプライベートの時間はどのようにお過ごしですか。健康維持の秘訣も教えてください。

週に1~2回、ジムに通って筋トレと有酸素運動を行っています。もう15年以上続けていますね。あとはスムージーを毎朝飲んでいます。スムージーを作るミキサーが発売された当初からずっと続けているんですよ。ルーティンを毎日きちんと続けられる性格なんです(笑)。また、ある意味、夫婦そろって健康おたくなんです。私たち歯科医師は、患者さんの健康を促す立場ですから、自分自身が健康でいないと患者さんに元気を与えられないですからね。食事もバランスよく、夕食には必ず5~6品は作っています。私はおそらく物事を順序よく組み立てることが得意で早いんですよね。歯科医師の仕事も同様で、順序よく組み立てていくことが求められますから。あと、健康維持にはよく寝ることも大切ですね。

では最後に今後の展望をお願いいたします。

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長年通ってくださっている患者さんに加えて、新しい患者さんも増えていますので、これからもより多くの患者さんの治療に携わっていきたいですね。当院では口を中心に全身を診るようにしており、一定レベル以上の診断能力も備えているつもりです。かかりつけの歯科医師として、さまざまな疾患に対応でき、適切な処置を気持ちの良い空間で提供するように心がけていますので、何か気になることがあれば気軽に相談に来てください。そしてめざすのは将来現役、80歳になるまで元気に診療を続けていきたいですね。

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