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十川 康弘 院長の独自取材記事

時計台メディカルクリニック

(武蔵野市/吉祥寺駅)

最終更新日:2022/11/15

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東京都武蔵野市、吉祥寺駅から徒歩10分。内科・外科・消化器内科を標榜する「時計台メディカルクリニック」は、2022年6月より十川康弘先生が院長に就任。十川先生はこれまで総合病院の外科部長や院長職を務め、日本外科学会外科専門医の資格を所有している医師だ。クリニックでは、一般的な風邪症状から生活習慣病、胃腸の症状、皮膚の症状、けがまで幅広く対応。十分に豊富な実績がありながらもその口調はやわらかく、対応は真摯で丁寧だ。「患者さんとそのご家族の健康な生活を支えたい」と語る十川先生に総合的に診る医師としてのあり方、患者への想いなどさまざまなことを聞いた。

(取材日2022年10月12日)

無駄な時間を短縮して、求める人すべてに医療を提供

「時計台メディカルクリニック」を継承して、4ヵ月が経過しましたが、どんな日々でしたか?

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これまでは長い間総合病院で勤めていましたが、その経験をもとに開業医として地域の人々の健康を支えるということをやってみたいと思っていました。しかし、いざやってみるとびっくりするほどいろいろ大変でしたね。これまではこんなに多くの方が健康に意識を高く持って、健康診断を毎年受けていただいていたとは思っていませんでしたし、生活習慣病の方の多さも予想以上でした。それからワクチン接種、新型コロナウイルス感染者の増加とかなり大変な毎日でした。

これまでの「時計台メディカルクリニック」からどんなところが変わりましたか?

以前の院長先生も消化器外科の医師というバックボーンが同じで、標榜する診療科目もまったく同じ内容でしたので、これまで通っていた患者さんに不安を与えずに済んだと思っています。以前通っていた患者さんの診療データも検査データもすべて引き継いでいますので、そこはご安心いただければと思います。もともと総合病院の責任者だった頃から診療を「受けたい」と思っている患者さんは断らない方針でしたが、クリニックになっても、来られた患者さんはなるべく断らないという方針に変わりはありません。ただ、どうしてもキャパシティーの問題で受診日を変えてほしいと伝えたこともありますが、だいぶスムーズに流れるようになって、今ではほとんどの患者さんを受け入れられるようになっています。その一因は電子カルテやリモート医事システム、自動支払い機の導入などのIT化がうまく機能しだしたことが大きいでしょうね。

IT化とは具体的にどんなことですか?

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継承する前は紙のカルテを使用しており、それが膨大な量でした。翌日に診療予約が入っている患者さんの過去のカルテを電子カルテに打ち直し、すぐに過去のデータを取り出せるようにしました。発熱した方の外来ではオンラインの問診票を使って、事前に問診をして検査を行い、会計は後日オンラインでクレジットカード決済してもらいます。発熱した方の滞在期間を短縮させることで院内感染を予防し、多くの患者さんを診ることがかなったと思います。そしてIT化の鍵になったのは医事の外注です。医事を外注するとは、院内で行う診療報酬計算、請求などの作業を外部の専門業者にリモートで頼み、即座に当院のプリンターへ領収書や請求書、処方箋を打ち出してもらうことなのですが、その分の作業がなくなったことで診察に集中できています。外注業者とお互いに経験を積み試行錯誤しながら、最近ではかなりの時間短縮ができています。

豊富な経験をもとにしたプライマリケア

患者さんの主訴はどんな症状が多いですか?

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やはり生活習慣病が一つの柱です。高血圧、脂質異常症、糖尿病それからもう一つの柱が消化器内科を標榜しているためおなかの症状、あとは睡眠障害、それから喘息なども比較的多いです。それから当院は検査時の苦痛を軽減するために鼻からの胃カメラを行っています。他の診療との兼ね合いで1日2件が限度ですが、ほぼ毎日予約が入っていますよ。

診療科目が幅広く、かなり多くの症状や疾患が対応可能とのことですが、大変なのはどんなことですか?

開業医の役目はプライマリケアだと思っています。プライマリケアというのは、プライマリ=最初の、という言葉のとおり、患者さんに最初に接する役割で、何だかまったくわからないところからスタートするわけです。「何となく体の調子が悪い」、「疲れが取れない」などいろいろな悩みを聞き、もしかしたら大きな病気があるかもしれないし、ちょっと休んだり、薬を飲んだりすれば治る程度なのかもしれませんよね。開業医はその判断をしなければなりません。すぐ治りそうだと判断したらお薬やその他の治療で経過を見て、重い病気の可能性があれば病院を紹介します。それから皮膚の病気や耳や目でも相談に来られるので、原因が耳や目にあれば専門の先生を紹介します。そういう切り分けがすごく大事なので非常に難しく本当に気が抜けませんが、全力で診ています。

先生はさまざまな分野の専門知識をお持ちですが、特に専門とされているのは何ですか?

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消化器という意味で言えば内視鏡検査、超音波検査などが中心です。超音波検査は体の中、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、膀胱、子宮、心臓、血液、甲状腺、リンパ腺、乳腺などを見ることができ、骨折も調べられるので、こんな素晴らしい道具はないと思っています。診察時に常に傍らに置いていますので、「おなかの調子が悪い」などと聞いたらパッと超音波を当てて検査します。超音波検査は相当経験を積んでいますので、超音波で見つかる病気は見逃さないという自信があります。これまで総合病院では、消化器を専門としてきました。この近辺の消化器系のクリニックは多くが内科の医師で外科の医師が少ないんですが、私は消化器外科ですので、消化器外科にはこだわりがあります。

一人ひとりに濃密に関わりつつ、無駄な時間はカット

患者の満足度を高めるためにはどんなことが必要だと思いますか?

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患者さんにとってクリニックの存在は、お手軽であることが大事だと思っています。患者さんの多くは、難しい病気を探し出してもらいたくて来ているわけではなく、明日以降も同じような生活を送れるようにサポートしてほしいと思っている。そういった意味でも、クリニックの存在意義として患者さんがお手軽に来て、お手軽に帰れるということが大事だと思っています。待ち時間はできるだけ少なくしたほうがいいし、アクセスもできるだけハードルを下げたほうがいい。医療の質も大事ですが医療サービスとして快適に受けてもらうことが大事かなと思います。そのために無駄な時間をカットするなどできる最大限の対策をして、患者さん一人ひとりと濃密に関わりたいと思っています。

クリニックに対してどんな思いがありますか?

「患者さんとその家族の方の健康な生活を支えたい」ということが診療方針です。患者さんは近くに住んでいる方がほとんどなので、その方々の期待に全力で応えたい思いがあり、やれることはどんどんやっていくつもりです。現在訪問診療も始めています。通常の診察の合間ですので、対応できる人数は限られますが、私が対応できる範囲で近いところだったらもう少し増やせていけたらなと思っています。訪問診療は、これまで病院で行っていた診察とはまったく違う医療ですので、新たなやりがいとして感じています。オンライン診療もスタートさせようとしていますし、まだまだやりたいことはたくさんあります。

地域の方や読者にメッセージをお願いします。

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患者さん本人だけでなくご家族のことを含め、健康上の問題についてできるだけサポートしていきたいと思っています。専門性にこだわりなく患者さんの話を聞きたいし、必要なら勉強して適切な答えを見立てると思ってやっています。地域のかかりつけ医としてお気軽に何でも相談していただければと思っています。

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