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濵島 寿充 院長の独自取材記事

濵島泌尿器科クリニック

(鹿児島市/鹿児島中央駅)

最終更新日:2022/04/01

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鹿児島中央駅から徒歩10分。大通りを一本入った住宅地の中に、濵島寿充先生が院長を務める「濵島泌尿器科クリニック」はある。男性不妊や頻尿、夜尿症を軸に診療している。2022年4月1日からは、保険改正に伴って不妊治療に関しても保険診療の対象となった。濵島院長は、昭和大医学部で泌尿器科を学んだ後、20年以上系列の病院で診療をしてきた経験を持つ医師だ。かかりつけ医としての顔も持ち、地元住民の健康についてもアドバイスを送っている。「医療においては、10年前と現在で変わらないこともあれば、半年前と現在でまったく違うこともある」と語り、日頃から研鑽を欠かさない濵島院長に同院の診療の特徴を中心に聞いてみた。

(取材⽇2021年6⽉2⽇/情報更新日2022年4月1日)

子どもの夜尿症改善のためには家族の協力が重要

注力されているという子どもの夜尿症診療。どんな対応をするのですか?

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まずは生活習慣の改善指導です。夜尿症の子どもは生活が不規則だったり、寝る直前まで飲食をしていたりすることも多いので、改善できるところを変えてもらいます。例えば、夕食は寝る3時間くらい前に終わらせておく、朝は休日も同じ時間に起きるようにするといったことをお願いしています。ただ、現在はお子さんも塾や習い事で忙しくて実践するのは難しいケースもあると思います。そういった場合は、すべてを求めるのではなく、できることから始めてくださいとアドバイスしています。ただし、ご家族みんなで取り組んでほしいのです。協力して行うのが夜尿症改善に向けての鍵です。夜尿症は基本的には命に関わる病気ではないですから、無理に病院で相談する必要もないと思っています。まずはご家族の中でできることから始めましょう。生活改善のみでは難しい場合、下着などにセンサーをつけてアラームを使った方法にも対応しています。

頻尿の患者さんも多いそうですが、普段の生活にも支障が出る症状なのでしょうか?

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頻尿の多くは痛みが出るわけではないので放置しがちですが、そのままにしておくと失禁するようになってしまうケースもあります。それに、夜間頻尿によって夜中に何度も目が覚めてしまい、用を足しにいくのはご本人の負担にもなると思います。特に高齢者の夜間頻尿に関しては、死亡リスクや骨折との関連性を指摘した論文も発表されているのです。こういった点からも、受診して早期に治療を開始されることをお勧めします。

頻尿の患者さんにはどのような治療を行うのですか。

干渉低周波治療を取り入れています。これは、電流刺激によって骨盤底筋や排尿に関する神経を刺激していくことで、頻尿の治療を行う方法です。合併症があり副作用などの問題からお薬での治療が難しい方に向いています。イメージとしては、整形外科などにある電気を流して治療する機械が近いと思います。方法は、パッドを下腹部と下臀部に貼りつけて20分間仰向けに寝ているだけです。その間、痛みを感じることもほとんどありませんし、小さなお子さまからお年を召した方まで対応できるので、多くの患者さんの治療で活用しています。

患者の症状や様子、性格まで考えて臨機応変な対応を

男性不妊の患者さんも増えているとお聞きしました。

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ここ数年「不妊の半分は男性に原因がある」といわれており、近隣の産婦人科等から紹介で来る患者さんがかなり増えています。2022年4月1日からは、保険改正に伴って不妊治療に関しても保険診療の対象となったので、1組でも多く赤ちゃんを望むご夫婦のお手伝いができればと思っています。当院では、まず必要な検査を行い、個々に合わせた内服・注射・手術等の治療を提案します。合わせて、性機能の問題や、染色体異常などの遺伝的な問題が考えられる場合には、患者さんの希望を伺った上で、専門性を持った非常勤の先生にカウンセリングをお願いしたり、別の医院を紹介したりと、一人ひとりに合わせた対応を行います。また、最近は男性でもブライダルチェックで子どもを作る能力があるか調べてから結婚したいという人もおられるので、そういったご相談にも対応できるようにしていますよ。

夜尿症、頻尿症、男性不妊以外ではどんな相談がありますか?

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前立腺がんのご相談もありますね。前立腺がんは、初期症状がほとんどなくてPSA検査をきっかけに発見されるケースや、がんが進行してから発見されるケースなどが多いのです。がんが進行して尿道や膀胱に広がり、圧迫されることで、排尿時の痛みや尿漏れ、肉眼でわかるくらいの血尿といった症状が出てきます。がんの進行具合によっては、連携している病院に紹介をします。

患者さんに対して、日頃、心がけていることは?

患者さんが医師に不満があったとしても、直接評価を言うことはまずないでしょう。院内にいるスタッフや調剤薬局の方、ご近所の方に話をされるものではないかと思います。だから知らないところで言われているのを意識して、患者さんが話しやすい環境をつくれるように心がけています。ただ、これもやりすぎると患者さんが「言わなくてもわかるだろう」と友達感覚になってしまい、症状を詳しく話してくれなくなることもあるのです。反対に緊張して一言も話せないままの患者さんもいます。お一人お一人性格が違うのは当然ですので、気をつけてはいるものの、「あの方は本当はこう言いたかったのかな」とか「あの方は丸投げのようなかたちになってしまったな」と反省の日々です。

患者自身が治療する意思を持てる環境をつくる

泌尿器科を専門に選んだ理由をお聞かせください。

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学生の時に臨床講義を受ける中で、当時の泌尿器科の教授がなぜ泌尿器科を選んだのかを知る機会がありました。その理由は、「外科系が好きで手術も好き。外科をやりたい。でも、内科的なこともやりたい。特定の世代だけを見るのではなく全世代の人を見たい。すべての思いをかなえられるのが泌尿器科だった」とのことでした。泌尿器科を勉強してみると、臓器それぞれに専門性があるのがわかってきました。泌尿器というのは体の中のホルモンバランス、性機能、子どもを作る機能にも関わっています。疾患で言えば、尿管結石はカルシウムの代謝や副甲状腺などの機能、ホルモン分泌などとも関連するので内分泌系の知識も必要です。他にも夜尿症は子どもの発達や精神科領域のことも知らないと診療ができません。専門家レベルとは言いませんが、ある程度は知っておかないと対応が難しいのです。それを知り、医学を体系的に学べると思って泌尿器科の道へ進みました。

地域のかかりつけ医として心がけていることを教えてください。

地元で長年診療をしていると患者さんが高齢化してきます。若い時は遠くの病院で診てもらっていたけど、行くのがつらいので当院で診てほしい、と希望される方が大勢おられたので、泌尿器科以外にもかかりつけ医として対応するようになりました。患者さんからいろいろなことを聞かれるから勉強をするのは当たり前。適切なアドバイスするのが役割ですから。そこで心がけているのは、患者さんを診て必要な時に必要なタイミングで専門の医院を紹介することです。例えば、腎臓が悪い人も透析になる前の慢性腎臓病で抑えておきたい。そうなると透析をしている施設とも連携をしながらアドバイスをしないといけません。そのために常に知識や情報を得るようにしています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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病気を治すのは患者さん自身です。医師と医療は治すためのお手伝いしかできません。だから医師に丸投げをしないで現在の自分の状況やつらいことをきちんと伝えてほしいのです。処方された薬が効かなければはっきり言ってほしいですし、量が多く飲むのが大変なら、薬剤師さんに相談しても構いません。きっと相談に乗ってくれるでしょう。それと、若い人に見受けられるのですが、性病の症状が治まると治療の途中で来なくなるケースがあるのです。治療はいろいろな面で負担が大きいかもしれませんが、大切な人を守るためでもありますので、医師に「もう来なくてもいいよ」と言われるまできちんと通院を続けて治療を受けましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ブライダルチェック/2100円〜2万3000円

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