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大西 久仁彦 院長、大西 和彦 副院長の独自取材記事

大西内科

(鶴ヶ島市/若葉駅)

最終更新日:2020/12/16

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東武東上線の若葉駅から徒歩11分の場所にある「大西内科」は、19床の入院施設を備えており、院内薬局で処方薬も受け取れる。院長の大西久仁彦先生は肝臓疾患のスペシャリストで、国内外で肝細胞がんの治療や医師への指導を行い、1999年の開業以降も数多くの症例に携わっている。2018年より息子の大西和彦先生との2人体制になって診療の幅が広がり、よりきめ細かなカウンセリングができるようになったという。和彦先生は肝臓を含む消化器内科を専門とし、2019年に副院長に就任した。「現代の肝臓疾患は、生活習慣病が引き起こしている割合が増えてきている」と話す大西院長と和彦副院長に、それぞれの専門分野について、また2人体制のメリットについて話を聞いた。
(取材日2020年2月20日)

全国から通える、治療から入院まで可能なクリニックを

開業のきっかけを教えてください。

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【大西院長】私はもともと肝臓がんや肝炎を専門としており、1972年に千葉大学を卒業した後は主に大学病院に勤務していました。大学病院では、肝臓がんの患者さんに対してベッド数がとても足りず、医師として「がんが見つかったら早く治療してあげたい」という思いが常にありましたが、それがかなわない状況はもどかしかったですね。「ならば自分で治療から入院までできる施設をつくろう」と思ったのが開業のきっかけです。開業場所をここに決めたのはアクセスの良さからです。大学病院で受け持っていた患者さんは全国各地からいらしていたので、全国どこからでも通える場所が理想でした。ここは若葉駅から近く高速道路を降りてからもすぐで、東京からも近いので遠方から飛行機で来る方にも便利です。

なぜ医師をめざしたのですか?

【大西院長】医師だった父の影響が大きいですね。私の父は北海道で19床の入院施設を備えたクリニックを開業しており、診療が終わると往診に出ていました。当時の医師は皆さんそうだっただろうと思います。子どもだった私も往診についていき、患者さんのお宅でお菓子をもらったりしたものです。そこで患者さんを診療する父の姿を見ながら「私もいずれは医師になるのだろう」とずっと思っていました。
【和彦副院長】父の背中を見て育ちましたので、自然と医師をめざしていました。「勉強したことを人のために役立てることができ、感謝してもらえる」と医師という職業について父から常々聞いていたので、迷いはまったくなかったですね。

どのような症状の方が通われているのでしょうか?

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【和彦副院長】肝臓がんや慢性肝炎の患者さんがとても多く、食道がん・胃がん・大腸がん・肺がん・腎臓がん・前立腺がんなど当院で発見された各種がんの患者さんや生活習慣病の方も多くいらっしゃいます。肝機能異常、高コレステロール血症や肥満でお悩みの方は、健康診断の数値で引っかかって専門検査を受けに来られます。実は健康診断の数値で最も引っかかりやすい項目の一つが肝機能異常・高コレステロール血症といわれているんですよ。病気の背景は時代とともに変わっています。もともとは肝臓疾患といえば肝炎ウイルスが主な原因でしたが、現代ではその原因がアルコールや脂肪肝に見られることが増えてきました。生活習慣から肝機能障害を起こしているのですが、初期には明らかな自覚症状がないので検査をしないとわからないんです。

経験と先進の医療機器で小さな病変も見逃さないように

院長は多くの肝細胞がんを診てこられたんですね。

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【大西院長】当院を開業してからも多数の肝細胞がんの症例に携わってきました。日本だけではなく、サウジアラビアの王立病院やフランスの国立がんセンターなど、海外でも肝細胞がんの治療や医師への指導を行い、これまで肝細胞がんの治療に心血を注いできました。でも始めから肝臓を専門にしていたわけでなく、医師になった当初は救急医療に携わりたく、救命救急医療を最先端で学ぼうとアメリカシカゴ市の救命救急センターに行くことになっていました。ところが勤務先の千葉大学の教授やアメリカの肝臓疾患治療センターに携わっていた先生とのご縁がきっかけとなり、ニューヨーク市の軍病院やマウントサイナイ医科大学の付属病院に3年半勤務することになりました。そこで、アメリカにはアルコールから肝臓疾患を起こす患者さんが非常に多いことを知ったのです。その後は肝臓疾患を専門に研究を重ねてきました。

副院長の得意分野を教えてください。

【和彦副院長】消化器内科が専門で、肝臓も含む腹部全体を診ています。大学は父とは違い昭和大学を卒業したのですが、卒業後は父の背中を追うように千葉大学医学部消化器内科に入局しました。同じ医局で父が学んだ医療内容や方針も見えてくる中で「父と一緒に働きたい」という思いが強くなりました。当院では診察は2人体制で行い、胃カメラや大腸カメラは私の担当です。肝臓がんに関しては経験値が最大の武器だと思っています。父というスペシャリストが身近にいますので、私ももっと経験値を上げていきたいですね。

院内の設備についても教えていただけますか?

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【和彦副院長】専門検査に必要な機器は一通りそろえていますが、特に役立っているのが超音波です。肝臓の硬さや脂肪のつき具合まで数値化できる先進の超音波機器を導入しています。大学病院では見かけても、一般のクリニックでは珍しいかと思います。肝臓疾患や、生活習慣病では症状のない患者さんも多いので「その薬がなぜ必要なのか」がわからないまま、薬を飲んでいる方も多いでしょう。数値に加え画像でも症状を説明することで、患者さんも薬や治療の必要性について理解することができます。この機器では、脂肪肝や頸動脈血栓症の状態まで確認することが可能なんですよ。そのほかに病気の早期発見、早期診断をするためにヘリカルCTや拡大内視鏡などの先進のシステムをそろえています。また院内薬局を常設していますので、薬を受け取ってそのままお帰りいただけます。

2人体制だから実現した、丁寧なカウンセリング

診療は2人体制で行われているんですね。

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【和彦副院長】2018年より父と私の2人体制となり、2019年に私が副院長に就任しました。患者さんから担当の希望があれば受けつけていますが、基本的には医師は担当制ではありません。これにはダブルチェックの意味もあるんです。2人で診察することで二重の観点から診察できるので、症状の見落としが起こりにくいのです。患者さんの症状はカルテで共有し、どちらが診察しても必要な処置がスムーズに行われるようにしています。がん治療は早期患者を対象とし、可能な限りスピーディーに検査を行っています。肝臓がんの局所治療は開腹することなく終わり、手術後は入院可能です。ほとんどの患者さんが短期入院で、月曜に手術すれば水曜には退院されています。

2人体制になったことによるメリットを教えてください。

【大西院長】お互いの得意分野を共有できるので、特に消化器内科は診療の幅が広がりました。さらに2人体制になって時間や気持ちに余裕が持てるようになったんです。副院長は「患者さんの話を聞くこと」を大切にしており、今は私も患者さんの話をしっかりと聞く時間をつくっています。1人で診療していた頃はとても慌ただしく、今のようなカウンセリングはできなかったでしょう。あと、私が休めるようになったのもメリットでしょうか(笑)。以前は毎日のように手術があって休む暇もありませんでしたから。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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【大西院長】例えば脂肪肝にも種類があり一般の超音波では発見できない症例もあります。当院では先進の超音波機器で脂肪量を数値化し、小さな変化も見逃さないよう努めています。検査はほとんど痛みもなく終わりますからぜひ一度受けてみてください。日常生活で気をつけるのは食事・運動・睡眠。適度に太陽の光を浴びて体を温めるのもいいですね。そして生活にめりはりをつけて、前向きに生きていきましょう。それが健康につながります。
【和彦副院長】内臓脂肪は生活習慣病をはじめ、さまざまな病気の原因にもなりかねません。予防医学の進歩やライフスタイルの変化に伴いかかりやすい病気も一昔前と変化してきています。当院では生活習慣の改善、病気の予防、がんの早期発見にも注力していますので、まずは気軽に相談にいらしてください。これまで培ってきた信頼を保てるよう、これからも患者さんの健康に貢献できるクリニックでありたいと思っています。

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