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小林 和一 理事長、小林 友貴 副院長の独自取材記事

小林歯科医院

(世田谷区/経堂駅)

最終更新日:2019/08/28

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1976年の開院以来、全国からの紹介患者や地域住民の歯の健康に貢献してきた歴史ある「小林歯科医院」。2012年により駅に近い現在の場所に移転した医院は、上品で落ち着いた雰囲気の待合室、個室タイプの診療室3つ、完全個室の手術室1つを備え、患者のプライバシーを尊重する造りになっている。小林和一理事長は、日本における歯周治療・歯周補綴(ほてつ)・噛み合わせ分野のパイオニアの一人として活躍。難症例患者を数多く完治に導いてきた。息子の小林友貴先生は、理事長のもと歯周治療分野を研鑽し、インプラント治療や審美治療の経験も重ねてきた。「歯周組織の適切な治療とメンテナンスが歯科診療の基本」という2人に、これまでの歩みや診療方針、今後の展望まで聞いた。
(取材日2017年3月7日)

歯周治療を基盤に、医院全体で患者の健康をサポート

まず、理事長からご経歴をお聞かせください。

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【小林理事長】神奈川歯科大学卒業後、個人医院で経験を積み、1976年に開業。その後、本厚木にも姉妹医院を開き現在に至っています。私が開業する前後の1970年代、日本での歯科治療は虫歯を削ってかぶせ物をすることにとどまり、予防に対する考えはほとんど浸透していませんでした。そんなとき、歯周病学の権威、スウェーデン・イエテボリ大学のリンデ教授の講義を受けて歯周治療や予防、歯科医院でのケアの大切さを教わり衝撃を受けました。以来、歯周治療の中でも歯周補綴の臨床と研究に励み、歯周病が進行し抜かなければならなくなった歯を治療によって長く使える状態にする歯周補綴の治療を日本に定着させるため、学会や歯科専門誌での論文発表にも長年力を注いできました。現在は、経堂医院と本厚木医院の双方で治療にあたるほか、日本顎咬合学会監事、明海大学歯学部付属明海大学病院の臨床教授を務め後進育成にも努めています。

友貴先生のご経歴をお願いいたします。

【友貴副院長】日本大学歯学部を卒業し、臨床研修を終えた後インプラント治療の専門病院で深く勉強させていただきました。勉強会では理事長主宰の勉強会の他に、義歯や審美治療の勉強会、インプラント治療専門の勉強会に参加し、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)歯周病学名誉教授が直接指導を行う1年間のセミナーに参加するなど、幅広く経験を積みました。大学卒業後は当院に非常勤で勤務し、父のもとでも研鑽を重ねました。現在はインプラント治療や義歯治療、審美歯科に特に力を入れています。

医院の特色を教えてください。

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【小林理事長】当院では、定期メンテナンスに力を入れています。歯周病予防はもちろん、噛み合わせも含めて徹底的に検査しクリーニングを行います。歯科医院でのケアや歯磨き指導に欠かせない歯科衛生士も担当制で、各人の口腔状態、歯磨きが苦手な箇所などこまかい部分まで把握していますので、歯科医師と密なコミュニケーションを取りながら治療やメンテナンスを進めていきます。また、管理栄養士が在籍し、食についてのアドバイスも行っています。食べ物や食習慣は口腔状態に影響を与えます。歯に良くない食事内容や間食の習慣などを改善することによって、お口の健康を維持し、健康な歯でしっかり噛むことで全身の健康につながげていきたいです。

快適な人生へ導く確かな歯科治療

治療方針やモットーについて教えてください。

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【小林理事長】歯周治療を確実に行うことがすべての基本です。どんなに美しく機能的な歯を入れたとしても、その歯を支える歯周組織が健康でなければ本当の意味で治ったとはいえません。ですから、歯周組織を治療した上で補綴を行うことが大切です。また、補綴は歯科技工士の腕で仕上がりが左右されます。当院では、入れ歯や審美補綴をそれぞれ高い技術を持つ技工所に依頼し、美しく機能的な補綴物をご提供できるようにしています。そしてすべての治療において、患者さんの立場で考え最適な治療を行うことを大切にしています。検査結果をもとに治療計画をご提案するカウンセリングには特に時間をかけ、患者さんが快適な状態で治療に臨めるよう心がけています。

友貴先生はいかがでしょうか?

【友貴副院長】口腔内は28本の歯のバランスで成り立っていますから、悪くなった歯だけを治す継ぎはぎの治療では全体のバランスが崩れてしまいます。当院では、1本の歯ではなく1口腔単位で捉え、お口全体の機能や咀嚼がうまくいくように治療を進めています。また、なるべく歯を抜かずに残すことを最優先し、歯茎の治療や歯周補綴をお勧めしています。ただし、周りの歯に悪影響を与えるようなケースに関しては抜歯し、インプラントやブリッジ、入れ歯での治療を行います。治療にはさまざまな選択肢やオプションがありますので、それぞれの利点や欠点をお伝えし、ご希望や予算などに合わせて治療計画を立てます。患者さんにより多くの選択肢をご提示できるよう、私たちも常に修練しています。

印象的な患者さんのエピソードをお聞かせください。

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【小林理事長】「ほとんどの歯を抜かなければいけない」と他院で診断され、なんとか歯を残したいと当院に来院された患者さんがいました。2年ほどかけて歯茎の治療と補綴治療を行い、歯を抜かずに健康で美しい口元を取り戻すことができました。この症例は、私や歯科衛生士が学会で発表しましたし、患者さんご本人が雑誌のインタビューに応じられたりもしました。ご本人はただただ喜ばれて、今でもご家族皆さんでメンテナンスに通ってくださっています。
【友貴副院長】口元にコンプレックスがあり審美治療で通院されていた20歳代の女性が、当初ほとんど笑ってくださらなかったのですが、治療後に歯を見せてニコッと笑っていただけるようになったときは、涙が出るほどうれしかったですね。ご年配の患者さんに「何でも噛めるようになって食事が楽しくなった」とおっしゃっていただけるのも、やりがいを感じる瞬間です。

適切な治療とメンテナンスで生涯ずっと健康な歯を

お互いの長所を教えてください。

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【友貴副院長】理事長の尊敬するところは、年齢を重ねても変わらない向上心や意欲です。日々進歩する医療の世界で、新しいことや自分が良いと感じたことは、すぐに積極的に取り入れるんです。本当にすごいなと思いますね。そして、何といっても治療技術の高さです。治療後、20年30年たってもお口の状態が良好で、メンテナンスに通い続けてくださる患者さんがたくさんいらっしゃることがそれを物語っています。
【小林理事長】友貴先生は向学心が強く、治療する姿勢が非常に真面目ですね。どんな治療に対しても絶対に手を抜かずきっちりと結果を出すところが、彼の長所だと思います。

理事長主宰の勉強会があるそうですね。

【小林理事長】35年ほど前に始めた「てんとうむしスタディグループ」と、30年ほど前に始めた「日本臨床歯周療法集談会(JCPG)」です。前者は、補綴の第一人者と言われている先生の治療を見学させていただいたことをきっかけに大学の仲間と結成し、月に1度の勉強会を続けています。今では全国各地、さまざまな年代の歯科医師が在籍しています。またJCPGは、先ほどのイエテボリ大学の教授のもとで学ばれ、帰国後日本に歯周治療と予防を紹介した、元奥羽大学教授と、その門下生の私たちが中心となって結成しました。歯周治療に関心を持つ歯科医師・歯科衛生士などの集まりで、年に1度の学術大会では、歯科医師と歯科衛生士が一緒に学ぶことのできる数少ない勉強会です。

今後の展望、読者へのメッセージをお願いします。

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【小林理事長】「日本のトップでありたい」と、学び、治療を続けてきました。学んだ知識や技術はすべて患者さんに還元するためのもの。開院から35年ほど経ち、ご高齢の患者さんも増えましたが、まだまだご自分の歯でしっかり噛める方も多くいらっしゃいます。確かな治療とメンテナンスを続ければ、健康な歯を長く保つことができるのです。長い治療経験で得た20年、30年後も健康な歯を保つためのノウハウを生かし、今後も患者さんの立場に立った治療を続けていきます。
【友貴副院長】治療のひとときだけではなく、お口の環境を整えキープしながら、その方の一生に寄り添うような歯科医師でありたいですね。病状が進むと治療も大変になりますので定期的に歯科検診を受けていない方はぜひチェックにお越しください。また、理事長は歯周治療や歯周補綴の分野では、本当に信頼のおける先生です。歯周病でお悩みの方はご相談ください。

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