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百目木 秀敏 院長の独自取材記事

あおば歯科クリニック

(市川市/妙典駅)

最終更新日:2024/08/28

百目木秀敏院長 あおば歯科クリニック main

東京メトロ東西線の中では新しい駅として知られる妙典駅。その東出口の目と鼻の先に、駅の開業年と同じ2000年に誕生した「あおば歯科クリニック」が入るビルがある。待合室のキッズスペースは、院長を務める百目木秀敏先生が周辺地域のベッドタウン化を見越して開院当初から設置しているものだ。さらに都心で働く患者のために平日は夜21時まで診療を行うなど、当時はまだ珍しかった取り組みを実践してきた。自身も子どもの頃は歯科が苦手だったというだけあり、診療理念には「患者の立場に立った丁寧な診療」を掲げる。一般歯科や小児歯科に加え、歯周外科治療、インプラント治療、矯正など、幅広い診療を行う百目木院長に、クリニックの強みや診療に対する姿勢などについて話を聞いた。

(取材日2021年6月22日/再取材日2024年7月10日)

予防歯科の意識が高い地域で信頼される存在をめざす

開院から24年がたち、患者さんの層や主訴の変化はありますか?

百目木秀敏院長 あおば歯科クリニック1

開院当時、幼稚園児や小学生だった患者さんは成人になり、子どもの数は少し減っています。それに伴い患者さんの年齢層は全体的に上がっていますが、ほかの地域と比べると住民の子どもの数はまだまだ多いほうだと思います。この地域は大手町や日本橋まで電車1本で行けるので、都内の会社に勤めている30~40代の働き盛りの人とその家族が多く住んでいる印象です。そのためか、昔から予防に対する意識の高い患者さんが多く、最近は虫歯や歯周病予防のために定期検診を受けに来院するケースがより増えていると感じますね。また高齢者でも歯を抜かなければいけない人が減り、たとえ抜歯しなければいけない場合でも義歯ではなくインプラントを選択する患者さんが増えています。

予防歯科の定期検診について教えてください。

子どもの場合は、ブラッシング指導やフッ素の塗布、虫歯になりそうな歯の溝を歯科用樹脂で埋めるシーラントを行います。大人の場合は、ブラッシング指導に加えて、PMTCという歯石取りなどのクリーニングがメインです。歯周病は初期の自覚症状がほぼなく、歯茎が腫れたり、歯がぐらぐらしたりする症状が出る頃にはすでに進行している状態です。定期検診を受けていれば、エックス線などの検査で初期の歯周病を見つけやすく、ブラッシング指導などによって状態の改善もめざせます。虫歯の治療を終えた患者さんにも定期検診を勧めることに加え、院外においても例えば地域の新聞やミニコミ誌などで情報を発信し、予防歯科の大切さをアピールしています。

こちらではどのような診療を受けられるのでしょうか?

百目木秀敏院長 あおば歯科クリニック2

一般歯科、小児歯科、歯科口腔外科、矯正歯科、インプラント治療、審美歯科など、さまざまなお悩みに対応しています。私自身、開院する前は口腔外科の先生がいるクリニックに8年間勤めていましたので、例えば歯茎や顎の骨の中に埋まって埋伏歯になった親知らずの抜歯や、歯周病が重症化した際に歯茎を切開して行う歯周外科治療にも対応できます。インプラント治療についても、開院当時に希望される患者さんがいたことで対応するようになり多数の症例を積み重ねてきました。その経験が現在の幅広い診療につながっていると思います。

強みは丁寧な診療と子どもたちへのこまやかな対応

診療理念について詳しく教えてください。

百目木秀敏院長 あおば歯科クリニック3

診療理念は「患者さんの立場に立った丁寧な診療」です。私自身、小さい頃は歯科があまり好きではなく歯の状態も良くありませんでした。昔は歯科クリニック自体が少なかったため遠くまで通いましたし、完全予約制でもなくて長時間待たされることが多く、治療を受けるだけで大変でした。そんな経験から患者さんにとってどんなクリニックだといいのだろうかという思いを診療理念に反映しています。最も重視しているのは、病状についてや、どのような治療を行うのかといったことをわかりやすく説明し、納得してもらってから治療を受けてもらうことです。つまりインフォームドコンセントの徹底ですね。例えば根管治療は、患者さんの目では進捗状況が確認しにくいので、普通に説明するだけでは伝わりづらいものです。そこで、今どのような治療をしていて、あとどれくらいの期間が必要なのか、次回の治療内容やおおよその治療費についても説明するようにしています。

小児歯科にも力を入れていると聞きました。

歯科が苦手な子どもの診療で気をつけているのは、恐怖心を抱かせないことですね。すぐに診療台に座らせることはしないで、まずはコミュニケーションを取って、怖くないことをアピールしながら慣れるためのトレーニングを行います。例えば、先に小さい鏡がついた器具を見せて、鏡だから痛くないとか、ピンセットはつまむための器具だから針ではないとか、そんな説明をします。また大きな音がするバキュームは実際に触ってもらって、怖いものや痛いものではないことを理解してもらいます。2歳未満だと難しいかもしれませんが、3~4歳以上の子どもなら、泣かずに口を開けてくれるようになっていくでしょう。さらに、当院には保育士の資格を持つスタッフがおり、ほかのスタッフも子どもの対応には慣れていますので、安心してお任せください。

キッズスペースにはおもちゃがたくさんあります。

百目木秀敏院長 あおば歯科クリニック4

今でこそ珍しくなくなりましたが、開院当時、キッズスペースのあるクリニックは少数派でした。キッズスペースの目的は小児歯科を受診しに来た子どもに対して、遊びながら歯科に慣れてもらうためと、子連れの親御さんが受診する際に小さな子どもを託児できるようにするためです。その一環として開院時から保育士もスタッフとして採用しています。また、大人も仕事や子育てなどで忙しいですから、仕事帰りに気軽に寄ってもらうために、平日は21時まで、土曜日は18時まで診療を行っています。診療時間も開院時からのこだわりで、私以外に常勤の歯科医師がもう1人いることでこの体制が可能になっています。

複数の歯科医師と多数のスタッフで余裕のある診療を

ユニットは8台もあり、たくさんのスタッフさんが働いているのですね。

百目木秀敏院長 あおば歯科クリニック5

この地域の発展とともに当院も少しずつ規模を拡大し、現在は歯科医師2人、スタッフ14人、ユニット8台で診療を行っています。そのため、原則予約制ですが、歯が急に痛くなったり、困ったりしている患者さんについては予約なしで来院しても、時間を調整することで受け入れられる体制を取っています。また、診療を円滑に進めるためにも、クリニック全体で週に1回ミーティングを行い、仕事上の問題点や意見、提案、患者さんへの応対での不備などを出してもらい、話し合って改善するようにしています。人数が多いからこそ、残業がなるべく発生しないように皆で協力しながら仕事を終えられるようにするなど、スタッフの働く環境にも気を配っています。

感染症流行の前後で変わったことはありますか?

コロナ禍は定期検診に通っていた患者さんが来なくなったこともありましたが、今はほとんどの方が戻ってきています。変わったことは、夜の診療時間において、以前は19時半~20時がピークだったのに対して、今は19時くらいがピークになったことですね。皆さんの退社する時間が早くなったからだと思うのですが、コロナ禍だけでなく、働き方改革の影響があるのかもしれません。歯科は日頃から抜歯などの小さな外科処置を行う場所ですので、昔から感染症対策には力を入れており、もちろん今でも徹底しています。今後、仮にまた新型コロナウイルス感染症などの感染者数が増えることがあったとしても、安心して受診してもらえるように努めています。

患者さんに啓発したいことはありますか?

百目木秀敏院長 あおば歯科クリニック6

悪い部分を早期発見して早期治療につなげるためにも、クリニックに気軽に来てほしいですね。当院が駅のすぐそばにあり、夜遅くまで診療しているのも気軽に来てほしいからでもあります。過去に歯科で痛い思いや嫌な思いをされた人は、恐怖心があって足がなかなか向かないと思いますが、昔と違って今の歯科は患者さんの立場になって診療を行う所が多いです。検診を受けて口の中にトラブルが見つかったとしても、すぐに治療を開始すれば大事に至ることは少ないでしょう。当院は、今後も小さな子どもから高齢者まで、「家族全員が安心して通えるクリニック」をめざし、地域の皆さんに信頼される存在でありたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正歯科/小児矯正:27万5000円、成人矯正/66万円、インプラント治療/1本:25万~33万円、セラミックを用いた治療/詰め物:1本3万円~、かぶせ物:1本8万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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