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相馬 孝光 院長の独自取材記事

肌クリニック大宮

(さいたま市大宮区/大宮駅)

最終更新日:2022/06/02

相馬孝光院長 肌クリニック大宮 main

開業20周年にあたる2022年の3月に新しく移転したばかりの「肌クリニック大宮」は、大宮駅西口から徒歩3分のビルの5階にある。大きな窓から陽の光が豊かに差し込む院内は見晴らしも良く、誰でも気軽に通えるような雰囲気づくりで、患者がゆったりと診療を受けられる空間だ。保険治療と自由診療の治療が、異なるそれぞれのペースで行えるよう施術スペースを分けているのも特徴で、以前よりもリラックスして治療が受けられるようになっている。保険治療、自由診療問わず患者の不安や悩みにベストな答えを提供することを使命としている相馬孝光院長は、大学病院でがんなど重症の皮膚疾患の診療に携わった経験があり、アレルギーや美容皮膚科にも精通しているドクター。そんな相馬院長に話を聞いた。

(取材日2022年3月28日)

一般皮膚科から美容皮膚科まで適切な医療提供に努める

広くて明るいすてきなクリニックになりましたね。

相馬孝光院長 肌クリニック大宮1

ありがとうございます。念願の移転がかないました。以前は百貨店の上層階で制約も多かったので、素直にうれしいです。移転にあたってはこれまで同じ空間で行っていた保険診療と自由診療の施術を、別々の空間に分けました。施術内容も時間も異なる治療を同じ場所で提供するのはスケジュールを組む上でも難しく、特に自由診療の患者さんの予約が入れづらい時もあったのですが、専用の空間にすることでスケジューリングもスムーズになり、また患者さんも気兼ねなくリラックスした雰囲気の中で施術を受けていただけるようになりました。インテリアはラグジュアリー感を持たせつつも受診の敷居が高くなり過ぎないよう、雰囲気も動線も妻やスタッフが設計士さんと一緒に考えてくれました。以前のクリニックでの問題点を洗い出して的確に伝えてくれたので、スタッフは働きやすく、患者さんにとっても居心地の良いすてきなクリニックになったのではないかと思います。

あらゆる皮膚の悩みに対応するクリニックをめざしていると伺いました。

相馬孝光院長 肌クリニック大宮2

皮膚の悩み・疾患に対して保険診療や自由診療といった枠組みを超えて、オールマイティーな解決策を患者さんに提示できるクリニックでありたいと思っています。実は保険診療のみでは解決できない皮膚のお悩みも少なくありません。ある程度まで治療してあともう一歩というときや、結果が思わしくないとき、効果が期待できる手段があるのに提供できないということはしたくありませんので、医師が適切と判断し、患者さんのご希望があるときは自由診療による治療も提供していくのは私たちの使命と考えています。当クリニックで行えない治療に関しては大学病院などをご紹介します。その時も現在の症状や考え得る疾患・治療法をお伝えしています。そのために当クリニックの対応範囲外の疾患についても、常に勉強し情報・知識のブラッシュアップにも努めています。

長期に及ぶ慢性皮膚疾患の治療には、患者の理解が必要

先生はがんの治療経験も豊富だそうですね。

相馬孝光院長 肌クリニック大宮3

勤務医時代は、大学病院やその関連病院で皮膚がんの症例を多く経験してきました。当クリニックでは大きな外科手術はできませんが、粉瘤やほくろなどの小さな手術は今も行っています。特に粉瘤については「くり抜き法」という傷痕を極力小さく意識した術式を用いています。また、ほくろについても、単なるほくろか、がんの可能性があるほくろかどうかの鑑別診断も行っています。また私は、日本皮膚科学会皮膚科専門医に加え、日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格も持っていますので、アレルギー性の皮膚疾患だけでなく花粉症や食物アレルギーなど各種アレルギーの相談にも対応可能です。さらに、医学部を卒業後の2年間は内科を中心に診療してきたので、内科的視点からの診療も心がけています。皮膚の病気の後ろに内科の病気が隠れていることも少なくありませんので、その点も考慮するようにしています。

日々の診療で意識されていることはありますか?

患者さんに対する「優しさ」と、治療に対する「熱意」を大切にしています。患者さんへの優しさやいたわりの心がなければ、いくら医学的に正しいことを言っても受け入れていただけないでしょうし、熱意もなくただ薬を出すだけの診療では患者さんも本気で治そうと思えないでしょう。こちらが熱意を持って治療にあたることで、患者さんも本気で病気を解決しようという意欲を持ってもらえるのだと思います。そして、ただ薬を塗って目の前にある症状を治すのではなく、病気にならないよう、または症状が出ないようアドバイスをすることも大切だと考えています。皮膚疾患は治療期間が長い慢性疾患が多いので、治療の目的、方向性、なぜこの処置が必要なのかを理解していただかなければ治療へのモチベーションを持ち続けることが難しくなると思うのです。ですので、私からしっかり説明するほかに、今は疾患別に詳細な説明資料をお渡ししています。

新しい治療法についても注目していると聞きました。

相馬孝光院長 肌クリニック大宮4

これまでの薄毛治療は服薬が中心でしたが、新しい治療法もできてきていますので、それに注目しています。薄毛は男性だけでなく女性も悩んでおられる方が多いので、お役に立てれば良いなと思っています。またもう一つ、新しいヒアルロン酸治療も勉強していきたいと思っています。どちらもこれまでもご要望の多かった分野。多くの患者さんの笑顔が見られることを期待しています。

どんな悩みでも早めに相談を

こちらにはニキビ治療で通っている患者さんも多いようですね。

相馬孝光院長 肌クリニック大宮5

ニキビ治療はある意味で理詰めでコントロールが可能な疾患の一つ。原因も対処法も比較的はっきりしているので行き当たりばったりのようなスタンスではなく、日々ケアすべきところをコツコツケアしていただくことが大切と考えています。その毎日のケアを患者さんが自分自身で継続していただくにあたり、治療の目的やなぜその薬が必要なのか、患者さんご自身にもきちんと理解していただくことが重要だと思っています。当クリニックのニキビ治療の目標は、今目の前にある赤いニキビを治すことではありません。ニキビの前段階の面皰(めんぽう)の状態からコントロールしてニキビを予防していき、ニキビ痕もなく、近い将来の成人式や結婚式でニキビで悩んでいたことを感じさせない笑顔の思い出を残していただくことです。これからの治療とケアに一緒に取り組むため、私たちの治療への考え方などもしっかりお伝えしています。

ところで、先生が医師を志した理由は何だったのですか?

私は医師になる前は銀行員だったんです。やりがいはありましたが今のようにたくさんの方とお話をするのではなく1日のほとんどがモニター相手。私は人とコミュニケーションをとるのが好きな性格でしたから、次第に自分の中で違和感が強くなっていきました。そのことを医師だった父に相談したところ、医師になってみたらどうだと言われたのがきっかけです。皮膚科は皮膚がんから白斑やしみのような見た目の問題、アレルギー性疾患や感染症など守備範囲が広く、治療では内科的なことも外科的なことも一通り対応が可能であり、一人の患者さんを最初から最後まで診ることができるのが魅力です。

読者へのメッセージをお願いします。

相馬孝光院長 肌クリニック大宮6

当クリニックは皮膚に関する不安や悩みに対するファーストタッチの場として、どんな症状にも何らかの解決策を提供できる場でありたいと思っています。特に美容皮膚科は、なんとなく敷居が高く近寄りがたいイメージがあり足が向かない方も多い分野でしょう。しかし当クリニックは保険治療も行っておりますし、その延長で長年の悩みであるしみを取る方もいらっしゃいます。また、時には皮膚がんや感染症で「なぜここまで放置されたのか」と思うような症例に遭遇することもあります。仮に小さなしみやほくろであっても患者さんには重大な問題であることもあります。「こんなことで相談に行って良いの?」と思わずに、少しでも気になること、心配なことがあれば、遠慮なくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ケミカルピーリング/8830円~、しみケア/5510円

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