ふくずみアレルギー科

吹角 隆之院長

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食物アレルギーにシックハウス症候群、化学物質過敏症など、現代人には、もはや切り離せない悩みとなっているアレルギー症状や疾患。この難題に対して真正面から取り組み続ける「ふくずみアレルギー科」は、天満橋駅からすぐのビル4階にある。エントランスを一歩入れば、森のコテージを思わせるウッディなたたずまいと清涼な空気に包まれ、病院ということをつい忘れてしまう。「木のおもちゃが大好きで、つい集めてしまうんです」と優しく笑うのは、院長の吹角隆之(ふくずみたかゆき)先生。信州大学医学部、大阪大学大学院を経て、長年にわたりアトピー性皮膚炎の治療を続けてきた確かな実績がある。そんな吹角院長に、一般には謎の多いアレルギーの解説や対処法、開業のきっかけなどをじっくり語ってもらった。
(取材日2017年5月22日)

好きな食べ物こそがアレルギー原因の有力候補

―院内は、ログハウスのように天然木を多用していますね。

当院は自然素材にこだわり、内装の材料から有機溶剤などの化学物質をできる限り出さないようにしています。床やドアから棚、イスなどの建具まで、無垢の国産材(広葉樹)を接着剤を使わずに組み上げ、さらに壁には漆喰を塗り、空気清浄機もたくさん設置しています。だから、化学物質が苦手な人もここへ来れば、息が深く吸える、子どもが静かになると評判です。あと、木のおもちゃをたくさん置いていますが、ほとんどが天然木製で、それをさらに1年間ほど天日干しにして、塗料の匂いをすっかり取り去っていますよ。すると、子どもたちが喜んで手にして遊んでくれます。子どもは大人以上に敏感ですから、やっぱり違いがわかるんですね。

―こちらには、どのようなアレルギー患者さんが来られますか?

当院ではさまざまなアレルギーの診療を行っていて、アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・シックハウス症候群・化学物質過敏症・電磁波過敏症・発達障害などの患者さんが大勢来られます。アレルギーにはいろんなタイプがありますが、じん麻疹や花粉症、薬剤アレルギーなど、原因物質との接触・摂取・吸入と発症までの時間が短い、いわゆるアレルギー疾患といわれる「即時型」と、半日とか1日、遅い場合は1週間以上経ってから症状が出る「遅延型」があります。遅延型アレルギーは、本人がアレルギーであることを、なかなか意識できないのが特徴で、その多くは食べ物に原因があります。

―原因となる食べ物を、どうやって調べるのですか?

問診票を書いてもらい、「毎日食べている物」「好きな物」「たくさん食べている物」、その3つの条件で、原因物質のある食べ物がだいたいわかります。本人が好きで毎日たくさん摂取している食べ物は、遅延型アレルギー原因の有力候補です。一定期間これらを避けているとアレルギーが抜けていきます。それが遅延型アレルギーの治療の一つです。好きでも嫌いでもない食事を週1、2回ずつ、なるべくレパートリーを広げて回転させていくわけです。ローテーションダイエットといいますが、同じ食材なら4日に1回というのが理想的なサイクルです。

―アレルギー症状になりやすい食べ物はありますか?

代表的なものを頻度順で挙げれば、コーヒー・チョコレート・ヨーグルト・チーズ・納豆・牛乳・パン・卵・豆乳・ポテトチップス・ピーナッツ・餅・麦茶です。中には健康にいいといわれる食べ物もありますが、どんなものでも過剰摂取すれば体に負担がかかります。ヨーグルトを週3回食べて、チーズを週3回食べて、コーヒーに牛乳を入れてカフェオレにしていると、乳製品ばかり食べていることに気付きません。また、もともと日本人は味噌や醤油、豆腐が主体の民族で、そこに納豆や豆乳を追加して毎日食べていると、大豆の過剰摂取でアレルギーが出てしまうわけです。



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