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平田 昭 院長の独自取材記事

平田眼科

(箕面市/桜井駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪急箕面線・桜井駅から徒歩3分ほどの閑静な住宅街に位置する「平田眼科」。長年、大学病院や総合病院のほか海外でも研究と臨床に携わってきた平田昭院長が2002年に開業した、地域に密着したクリニックだ。玄関はスロープになっており、待合室もゆったりとした造りで高齢者や子ども連れでも安心だろう。駐車スペースも3台分用意されている。視能訓練士を含むスタッフとの連携により、患者にとって適切な治療の提供をめざす同院には、定期的に検査のために来院する人も多いという。診療において心がけていることや患者への思いなどを平田院長に聞いた。
(取材日2019年3月19日)

専門性を生かした診療を実践

眼科医師をめざしたきっかけを教えてください。

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医師になった当初は胸部心臓外科を専門として多くの手術に携わっていましたが、次第にチーム医療の限界を感じるようになったんです。自分一人でできる分野をと考えたときに日々新しい医療が導入される眼科に魅力を感じ、自分に合っていると思いました。それで母校の京都大学の眼科学教室に入局。倉敷中央病院勤務を経て京都大学に戻り、3年ほどアメリカに留学して基礎研究に携わったほか臨床の経験を積みました。帰国後は北野病院で白内障の手術を多く手がけ、開業前は京都大学の関連病院である小倉記念病院で眼科主任部長を務めていました。ここでは身体障害者手帳の申請に必要な診断書・意見書を作成するという役割も担い、この仕事には現在も携わっています。

こちらで開院した経緯をお聞かせください。

40歳を過ぎた頃から、地域に密着した診療を行いながら人々の目の健康に貢献したいと考えるようになりました。妻の祖父と父がともに桜井でクリニックを開業していたので慣れ親しんだ土地でしたし、落ち着いた雰囲気も好きでしたね。この辺りはご高齢の方も多く、白内障など加齢に伴う症状が出ている方が目立ちます。学校健診で異常が疑われたお子さんや、職場の健診などで異常を指摘され、精密検査を勧められて来られる方も多いですね。近隣にお住まいの方のほか職場や学校がこの近辺という方もいて、クチコミでの来院も増えています。白内障の手術については現在は行っていませんので、信頼できる病院にご紹介しています。箕面市立病院、市立豊中病院、関西メディカル病院、大阪大学医学部附属病院、関西電力病院などですね。

ご専門は網膜症とお聞きしました。

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網膜症に強い京都大学の眼科で専門的に学んだことから、早い段階での診断予測を得意としています。早く発見して重篤化する前に治療すれば患者さんの負担も軽く済みます。過去にはこんな苦い経験もありました。パイロットをめざしていた高校生を診察した際、網膜周辺部に異常があり、定期的な検査を勧めました。その後その方はパイロットの試験に合格して訓練を受けていたのですが、最終試験直前に病気になられて入院、手術ということに。失明は免れましたが、視力が十分でないという理由でジェット機のパイロットを断念。進学で地元を離れ、勉強も忙しくなり、自覚症状がなかったために受診しなければという気持ちも薄れてしまったのでしょう。親御さんもとても悔やまれていました。定期的に検査を受け、異常が見つかった早い段階で対処しておけば重篤な状態には至らなかったと考えられます。眼科で定期検査を勧められた場合は必ず受診していただきたいですね。

コンタクトレンズの正しい装用への理解を促す

眼科治療用レーザーを複数設置されていますね。

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種々の網膜疾患、急性緑内障の予防的治療、白内障手術後の水晶体後嚢混濁(すいしょうたいごのうこんだく)による視力低下などの処置を日帰りで行っています。先進機器を治療に取り入れることで患者さんの負担を軽くできればと考えています。また、網膜を断層構造として精密に測定・観察するOCT検査では自覚症状のない視野欠損などを早期に見つけることができます。病気を早期に見つけ、患者さん自身に認識してもらうというのは大きな意味のあること。必ずしも見つけたからすぐに治療ということではないですが、認識してもらうことで定期的な受診につながり、大事に至るのを防ぐことができますからね。

コンタクトレンズのトラブルも増えていると聞きます。

コンタクトレンズは装用指導や使用の具体的なガイダンスを受けた上で適正に使うことが重要です。特に初心者は入れ方、外し方の指導を受けずに使うのは危険です。近年はインターネットなどで気軽に購入できるため、眼科の検査を受けずに質の良くないレンズを使っている方も多く見受けられます。カラーコンタクトレンズをアクセサリー感覚で楽しんでいる人も増えていますが、中にはレンズの色落ちが目に残り、充血や痛みなどのトラブルが生じるケースもあります。眼科で検査を受け、自分の目に合った質の良いレンズを正しく使用してほしいですね。

そういったトラブルを抱えた方も来院されますか?

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ある程度のルールを守っている人はまだいいのですが、正しい使い方の認識を持たずに使っていると視力が低下したり、角膜に傷がついたりとさまざまなトラブルにつながります。当院でも痛みが出て来院された方には薬を処方して、使用方法について注意を促しています。院内でカラーコンタクトレンズを目につきやすいところで扱っているのは、そういう方に向けて正しく使ったほうがいいですよというプレゼンテーションの一環でもあるんです。

地域の人々のクリアなビジュアルライフに貢献

診療にあたりどのようなことを心がけていますか?

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早く病気を見つけ、早く道筋をつけることですね。いろいろな意味でクリアに言葉を濁さないことが大切だと思っていますので、初診時にいずれ手術が必要だと判断すればその旨ご説明しています。近年は一人暮らしの高齢者も多く、症状がかなり進んでからようやく重い腰を上げて来院される方もいらっしゃいます。ましてや手術となるとご自身ではなかなか判断できない場合もありますので、状況に応じて離れて暮らすご家族に連絡しています。結果的に見えるようになればご本人にも喜んでいただけるので、適切な診断と早期に道筋をつけることは重要ですね。

スタッフとの連携のために工夫されていることはありますか?

初診の方については、耳が遠いとか、足が不自由であるとか、得られる限りの情報をカルテの中で共有し、次回以降の診療時に全員で心配りができるようにしています。また、当院では常勤の視能訓練士が検査のクオリティー向上に貢献しています。現状を踏まえてどういう治療に移るべきかという判断が正確にできていると思いますね。斜視や弱視の子どもを発見しどう治療していくかという部分でも大きな役割を担っています。早期発見のため、ほかの症状で来られたお子さんにも視力検査は励行していますね。

今後の展望をお聞かせください。

質の高い眼科診療を提供したいですね。病気の早期発見、早期治療に努めていきたいと思います。また、眼科的には人生の中でいくつかチェックポイントがあります。成長期で視力が低下する年代、40~50代の老眼世代、そして70~80代の白内障世代です。加齢により飛蚊症などの症状も増えてきます。今後も早期発見・早期治療で皆さんのクリアなビジュアルライフに貢献できればうれしいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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コンタクトレンズの使用には定期検診が不可欠です。例えば老眼が始まった方は、度数の調節をしたり、両目のレンズに差をつけたり、あるいは眼鏡を併用することで見え方が変わってきます。そういった調節をしながらその時の目の状態に合ったレンズを使うことが大切ですね。また仕事などで忙しく、小さなトラブルを我慢してしまっている方も多くいらっしゃいます。人間は情報の8割を目から取り入れていますから、クリアに見えているかどうかは生活の質に直結します。大きなトラブルになる前に迷わず受診していただきたいですね。

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