全国のドクター14,510人の想いを取材
クリニック・病院 156,272件の情報を掲載(2026年11月01日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!※

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 名古屋市瑞穂区
  4. 瑞穂運動場東駅
  5. 西村内科クリニック
  6. 西村 賢司 院長

西村 賢司 院長の独自取材記事

西村内科クリニック

(名古屋市瑞穂区/瑞穂運動場東駅)

最終更新日:2026/09/28

西村賢司院長 西村内科クリニック main

瑞穂運動場東駅から徒歩約6分、緑豊かな住宅地の一角に「西村内科クリニック」はある。西村賢司院長は消化器内科を専門とし、特に経鼻内視鏡については先進の機器を取り入れ、病変の早期発見をめざし検査を行ってきた。訪問診療にも積極的に取り組んでおり、クリニックの内外で患者を支える。診療では患者の話に真摯に耳を傾けることを心がけており、何でも相談できる存在でありたいという。穏やかな語り口が印象的な西村院長に、クリニックの歴史や特徴、地域に対する想いなど話を聞いた。

(取材日2026年7月7日)

丁寧な対話を重ね、患者との信頼関係を築いていく

最初に、クリニックの歴史と患者層をお聞かせいただけますか?

西村賢司院長 西村内科クリニック1

この場所は、妻の父が1972年から1998年まで、基本的には一般内科を診療するクリニックを経営していました。2002年に私が開業する際に建物の耐震補強と改装を行い、外観もきれいにしました。先代はわりと恰幅(かっぷく)が良かったのですが、患者さんには「太ったら駄目だよ、痩せなさい」と言っていたそうです。そんな楽しいエピソードを患者さんから聞くこともあるので、皆さんに慕われていたようですね。この地域は古くからお住まいの方も多く、お付き合いしやすい患者さんばかりだと感じます。私も義父のように患者さんから愛される存在でありたいですね。来院される患者さんは、高血圧症や糖尿病、高脂血症の方が半分以上で、治療とともに食事や運動についてのアドバイスもしています。私の専門は消化器ですが、勤務医時代に専門領域だけでなく内科全般を勉強し、実際に多くの患者さんを診ていましたので、その経験を生かせています。

高齢者施設などへの訪問診療に尽力されているそうですね。

西村賢司院長 西村内科クリニック2

昼休みの時間を利用し、個人宅と3ヵ所の施設に行っています。開業したばかりの頃、昼休みに意外と時間があって、訪問診療を始めた後輩の医師に「先輩もしませんか」と声をかけられたんです。これが思っていた以上にやりがいがあるんですよ。勤務医時代の、外来と入院の両方の患者さんを診ていたときに近いような感覚があり、施設のスタッフさんや薬剤師の方たち、介護をされているご家族とコミュニケーションを取りながら人間関係を広げていくことも楽しいんです。介護を受けている患者さんにとって、地域のかかりつけ医は相談しやすい相手だと思うんです。「この先生なら何でも聞いてくれる」と、患者さんやご家族に頼ってもらうことが、内科の開業医にとって一番大切な仕事だと思っています。

患者さんとのコミュニケーションを大切にされているのですね。

患者さんからも「先生には体のことを何でも相談できます」と言っていただけることもあります。ご自身以外のこと、例えば友人や家族のことを相談してもらえるようになったら、その関係性は本物だと私は思っているんです。診察では、患者さんには伝えたいことを全部伝えてもらいたいと考えています。途中で話を遮ったりはせずに、できる限り最後まで話を聞く姿勢を大切にしています。「こんなことを聞いてもいいのかな」などと考えて聞けないことってありませんか? それを、こちらが気づかず「じゃあお大事に」と切り上げてしまってはいけないと思っています。ですから、診察が終わるときには「他に何かありますか」「他は大丈夫ですか」と一言聞くようにしています。患者さんの訴えを全部聞いて、わかることはお答えする。そうした積み重ねで信頼関係ができていくのかなと思います。

先進の内視鏡機器を導入し、病変の早期発見に努める

内視鏡検査に注力されていますね。

西村賢司院長 西村内科クリニック3

当院では胃内視鏡検査のほとんどを経鼻内視鏡で行っています。現在は高出力4LED光源搭載の内視鏡システムを導入しており、多彩な画像処理によって微細な病変が見えやすくなりました。また、内視鏡画像診断支援システムも搭載しており、膨大な臨床データを学習したシステムが病変の可能性がある箇所を検出し、診断をサポートしてくれます。私自身の診断に加え、システムによる確認も行うことで、より精度の高い内視鏡検査につながっていると感じています。

内視鏡検査というと、痛い・怖いというイメージがあります。

内視鏡検査は、痛いとか苦しいと思っている方がまだ多いと感じます。当院ではそう感じさせないように、先ほど申し上げた先進機器の導入を含め、スタッフ全員でサポートをしています。不安に感じる方も多いので、検査後の説明では、患者さんが理解しやすいよう丁寧な説明を日々心がけています。専門用語を使わず、絵を描いたりリーフレットをお見せしたりして話をすることもあります。また、スタッフも緊張されている患者さんに対して、優しく声かけをしたり、体をさすってあげたりと、検査中の負担を軽減できるようサポートしてくれています。

最近は超音波検査を受ける患者さんが増えたそうですね。

西村賢司院長 西村内科クリニック4

2025年2月より、名古屋市では50歳以上の市民を対象に、腹部超音波スクリーニング検査費用の補助制度が始まりました。胃に食べ物があると観察しにくいので、腎臓の検査以外では朝食を抜いて受けることが望ましい、という注意点はありますが、当院では診察室のベッドですぐに受けられますし、苦痛に配慮した検査です。経済的な補助ができたことで、受検される方が増えている印象です。腹部超音波スクリーニング検査では、肝臓・胆嚢・胆管・膵臓・脾臓・腎臓・腹部大動脈などを診ます。肝臓では脂肪肝が見つかることが多く、肝機能に異常がなければ肝硬変に進行しないよう経過観察を行います。高コレステロール血症や高脂血症の所見があれば、治療と並行して生活習慣の改善のためのアドバイスをします。

地域に頼りにされる存在でありたい

医師をめざし、消化器内科を専門とされたきっかけを教えてください。

西村賢司院長 西村内科クリニック5

父が政治に興味があり、家族団らんの場でも、テレビはニュースや政治の番組などでした。小学校の文集には「国家公務員になりたい」と書いているんです。でも父は薬剤師でしたので、私も高校の進路面談では「薬学部に行こうと思います」と話しました。そうしたら担任の先生が「医療の道に進むのだったら、お医者さんのほうがいいんじゃない?」と。その一言で、よし、やってみようかと奮起しました。実は父は長く病気を患っており、そのことも医師の道に進む後押しになったかもしれません。先生のあの一言がなかったら、医学部に進んでいなかったと思います。本当に先生のおかげで今の私があるんです。先生は今もお元気で、年賀状でやりとりしているんですよ。私が学生だった頃は、ちょうど胃内視鏡検査が普及し始めた時期でもありました。手術をせずに治療ができるというのは私の理想でもあり、「やりがいがある」と思い、この分野に進もうと決めました。

医師になって良かったなと思うのは、どのようなときですか?

患者さんに元気になっていただくために、病気を治療したりケアすることができるのがうれしいです。また、患者さんと親しくなっていろいろな話ができることがとても良いな、と思っているんです。例えば、患者さんの中に山登りが趣味という方がいらっしゃるのですが、そういった話を聞くことはためになりますね。僕自身は旅行とスポーツ観戦が好きなのですが、患者さんとの会話を通し、自分自身の世界が広がっていくことに喜びを感じています。

最後に、今後の展望もお聞かせください。

西村賢司院長 西村内科クリニック6

診療と並行して、瑞穂区や愛知県の医師会の仕事を担当したり、名古屋市医師会の委員会に参加したりしています。お昼休みは医師会の活動に加えて訪問診療にも行っていますので、ほぼ予定が埋まっていますが、いろいろなことに取り組むのが好きなんです。これまで地域に密着してきたように、これからも地域の皆さんに寄り添い、信頼されるクリニックでありたいと思います。「何かあったらここに相談すれば安心」と思っていただけるような存在になれたらいいですね。