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ヘルニアや脊柱管狭窄症など
さまざまな腰痛治療とその予防法

高森整形外科・内科・歯科

(福岡市西区/橋本駅)

最終更新日:2021/05/17

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  • 保険診療

老若男女を問わず悩んでいる人が多い腰痛。一生に一度は経験するともいわれるほどに身近な痛みであるがゆえに、多少の腰痛があったとしてもそれが当たり前の状態だと諦めている人も少なくないだろう。急性腰痛の代名詞でもあるぎっくり腰、椎間板の損傷に起因するヘルニアや神経の通り道である腰部脊柱管狭窄症など、腰痛を引き起こす疾患はさまざまあるが、対処法についてはリハビリテーションを行うという漠然としたイメージが先行してしまい、具体的な方法を知らないために通院を避けてしまう人もいるのではないだろうか。そんな腰痛にあらためて向き合うため、脊椎脊髄の専門家である「高森整形外科・内科・歯科」の高森義博理事長に、腰痛の原因から予防法、診療の流れについて解説してもらった。 (取材日2020年11月4日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q腰痛を引き起こす主な原因についてお聞かせください。
A

腰痛の原因としては、いわゆるぎっくり腰に代表される筋膜性腰痛のほか、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症といった疾患が挙げられます。10代や20代でスポーツをしている方の中には腰椎分離症、お年寄りでは腰椎圧迫骨折が腰痛を引き起こすなど、ほかにもさまざまな原因が考えられます。原因が特定できない非特異的腰痛が全体の80%を占めるともいわれているため、慢性的な腰痛の場合には、なかなか医療機関に足が向かない人もいらっしゃるのでしょう。しかしきちんと診断を行うことで改善が期待できる腰痛もたくさんあるので、たかが腰痛と軽く見ず、まずは専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

Q腰痛を予防するために、できることがあれば教えてください。
A

椎間板に由来する腰痛は加齢現象ともいえます。椎間板は水分を多く含み衝撃を吸収する役割がありますが、年齢とともに水分の含有量が減り弾力性が失われ、変性が進んでいきます。加えて体をハードに動かす仕事をしていたり、喫煙習慣があったりすると、さらに変性が早まりやすい。予防としては腹筋や背筋など体幹を鍛えること、そして猫背や長時間の座位のように腰へ負担をかけないよう姿勢に気をつけることが重要です。デスクワークの場合は定期的に姿勢を変えるよう心がけましょう。また筋膜性腰痛は急な動きによる筋繊維の断裂、炎症が原因とされるので、腰を曲げたり物を拾ったりする動作の際に、意識的にゆっくり動くよう注意が必要です。

Q実際に痛みがある場合、どのような処置を行うのでしょうか?
A

基本的には保存療法と手術療法の大きく2つに分けられます。保存療法では鎮痛剤の服用を含めた薬物療法に、関節の可動域や筋力を向上させるための運動指導と患部を温めたり電気を流したりする物理療法などのリハビリテーションをうまくミックスして腰痛を改善させていきます。まずは保存療法を試してみて改善の見込みがない、あるいは悪化が認められた場合に手術療法を適用します。しかし足の痛みや痺れといった神経症状を伴うケースに関しては、日常生活を送ることも困難になっていくため手術を先に行った上で保存療法に移行することもあります。いずれにしても受診後いきなり手術を行うということはないので、安心してご相談ください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1まずは問診を行い患者の症状や生活環境を把握

初診時には問診にて患者の主訴をヒアリング。腰のどの部分に痛みがあるのか、いつから痛むのか、どのようなタイミングで痛くなるのかなど症状を詳細に把握し、これまでの治療歴を確認。急性の腰痛か慢性の腰痛かを見極めながら、足の痺れをはじめとした神経症状の有無を調べるほか、仕事内容やスポーツ歴が痛みに影響していないかなど一人ひとりの生活環境までしっかりとチェックしていく。

2MRIやCTを活用し精密検査で腰痛の原因を特定

問診の後はエックス線検査にて骨に異常がないかをチェック。神経症状が認められる時にはMRIを併用し、椎間板の状態などを詳細に検査していく。この段階で圧迫骨折や分離症などが疑われる人に対してはCT検査も行い、細かく診断を行う。また高齢者で圧迫骨折が原因の場合には、骨密度を測定し骨粗しょう症の有無などについても調べる。

3術前検査と詳細な説明

精密検査によって神経症状を伴う椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症と診断されれば、手術療法が適用される。手術を希望する患者については必ず術前検査を行う。そして術前説明として、手術前日から入院が必要となる。ここでは家族同席のもと、改めて詳しい説明を行う。全身麻酔下での手術になるため、手術する方針となった場合には外来にて術前検査として採血、心電図、胸部エックス線、心臓のエコーを実施する。

4痛みの解消をめざして手術を実施

椎間板ヘルニアの手術では、切開手術と内視鏡手術から選択可能。いずれも飛び出てしまった椎間板を削り取るための手術で、感染症や傷口の悪化を防ぐため、入院期間は安静を兼ねて抜糸までの約1週間。脊柱管狭窄症の手術については骨を削る範囲が大きくなるため約2週間の入院を要するが、金属による骨の固定術を行った際には3週間ほどの入院期間が必要になる。

5退院後はリハビリで腰痛の軽減・再発防止へ

退院後は運動指導を基本にリハビリテーションを行う。まずはコルセットを着用した状態で体幹を鍛えたり、股関節周りの硬さをほぐしたりするストレッチで慣らしていく。コルセットを外せるまで回復したら、徐々に腰の筋力や可動性を戻していくための訓練に取り組む。痛みの再発がないかなど定期的にエックス線検査も行い、約3ヵ月間通院して腰痛の軽減、再発防止をめざす。

ドクターからのメッセージ

高森 義博理事長

腰痛は一生に一度は誰もが経験するといわれているほど身近な存在で、どのタイミングで医療機関を受診すればよいのか悩んでいる方も多いでしょう。また身近であるために痛みが慢性化し、痛みがあるのが当たり前の状態になってしまい、諦めている方もいるかもしれません。慢性の腰痛であっても、しっかりと精密検査を行うことで原因が特定できる可能性がありますし、ぎっくり腰など急性の腰痛に関しては1週間たっても痛みが取れない時には椎間板ヘルニアや圧迫骨折などが隠れていることがあるため、一度専門家にご相談ください。特に高齢の方は腰痛から寝たきりになってしまうことも懸念されるため、なるべく早めの受診を心がけてください。

Dr

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