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照屋 亮 院長の独自取材記事

照屋内科医院

(世田谷区/成城学園前駅)

最終更新日:2024/04/01

照屋亮院長 照屋内科医院 main

小田急線・成城学園前駅から徒歩6分、閑静な住宅街の中にある「照屋内科医院」は、地域の医療に長年貢献してきたクリニックだ。多くの患者から愛されていたという先代院長の父の後を引き継いだ照屋亮(てるや・あきら)院長もまた、その親しみやすい人柄で近隣住民に慕われている。糖尿病をはじめとした生活習慣病の治療や予防の啓発に力を入れつつ、決して上から患者を「指導」するのでなく、優しく相談しながらの診察を心がける照屋院長。同院では眼科検診も受けることができ、地域のかかりつけ医として利便性の向上を図っている。穏やかでフランクな話しぶりからも温かな人柄が伝わる照屋院長に、同院の診療方針や糖尿病との付き合い方まで、たっぷり話を聞いた。

(取材日2023年9月19日)

リスク回避のため、まずは健康診断を

こちらの医院の患者層や主訴を教えてください。

照屋亮院長 照屋内科医院1

住宅街の中にある医院ですから、歩いてこられるご高齢の方が多いですね。地域柄もあり、近年は小さいお子さんがいる若いご夫婦がこの周辺に転入してきて来院されることも増えています。当院がメインで力を入れている糖尿病の患者さんの予約も増え続けていますし、血圧やコレステロールの管理、あるいは健康診断で来院される方々が多いです。また、発熱症状のある患者さんを専門に診る外来については、他の症状で来院される患者さんと別の入り口でルートを分けて、専用スペースで診療を行っています。

先生は糖尿病がご専門だそうですが、糖尿病を放置するとどのようなリスクがあるのでしょうか?

動脈硬化の原因となる疾患なので、脳梗塞や心筋梗塞など命に直結する病気を発症する危険性が高まります。また、糖尿病特有の合併症で失明したり血液透析が必要になったりと、まさに糖尿病は万病のもとなんですね。新型コロナウイルスに感染した場合でも、糖尿病患者は重症化するリスクが高くなるのではないかということがよく話題になっていますが、それは糖尿病がその人の免疫力を低下させてしまうからなのです。血糖値に問題があると傷が治りにくいため、外科手術を受けられないといったケースも考えられ、さまざまな治療の妨げにもなってしまいます。糖尿病を放置していても、いいことは何もありません。

生活習慣病はなかなか自覚できないことも多いですが、どのようなきっかけで気をつければ良いでしょうか?

照屋亮院長 照屋内科医院2

まずはやっぱり、健康診断を受けることをお勧めします。おっしゃったように、糖尿病などは軽症のうちは自覚症状がありませんから、ご本人は全然気づかないものです。ですから、他の病院で別の検査をしていた時にたまたま異常が見つかったという人もいれば、重症化した段階で症状が出てきて担ぎ込まれてくる人もおられます。また、健康診断を受けていてかなり前から注意を受けていたのに放置してしまって、当院に初診で来られた時点では相当に数値が悪くなっているというケースもあります。まだまだ僕たちの啓発不足ということかもしれませんが、放置することの怖さは広く知られてほしいですね。

患者自身の理解のためにしっかり時間をかけて診療

診療の際に心がけているのはどのようなことでしょうか?

照屋亮院長 照屋内科医院3

検査をすれば数字の良し悪しは誰でも説明できますが、大事なのはその数字がなぜ悪化したのか、なぜ改善したのかといった要因を患者さんから引き出すことです。そのためにはしっかりコミュニケーションすることが必要ですから、特に糖尿病の場合は他の症状で来られる患者さんの3倍は時間をかけて、その要因を探っていきます。また、患者さんの食生活で気をつける点などについてお話しすることもありますが、当院では「栄養指導」とは言いません。あくまで「栄養相談」として、アドバイスをするスタンスです。「指導」的になったり「これをしては駄目」といった言葉を使うと、患者さんによっては反発心が強くなったり、落ち込んだりしてしまいます。何が要因で良くなったのか悪くなったのかを患者さん自身が理解して、自分で見つけてもらうことが大切です。

糖尿病を長年抱える人も多いですが、どのように付き合っていくことが大切でしょうか?

つかず離れず、ということですね。病気を気にするあまり、一切遊びに行かず人付き合いも控えていれば、確かに数値は良くなるかもしれませんけれど生活の質や満足度が乏しくなってしまうかもしれません。他方で、診療を予約しても毎回予約どおりには通院せず、放ったらかしになる方もいらっしゃいます。その場合には、悪化したらどうなるのかを重ね重ね説明して、目が見えなくなったり心筋梗塞を起こしたりしてからでは遅いんですよ、とお伝えしています。極端にどちらかになってしまうのではなく、いい距離感で付き合っていくのが良いと思います。それから、近年は糖尿病が若年化している傾向を感じます。糖尿病は患っている期間、つまり病歴が長いほど合併症が起こりやすくなるのですが、若くして糖尿病を患うと必然的にその後の病歴は長くなっていきます。若いからと思って放置していると、余計に危険になってしまうので気をつけていただきたいですね。

こちらでは眼科の検査も受けられるのですね。

照屋亮院長 照屋内科医院4

眼科医師の妻の協力で、2016年から眼科の外来を行っています。基本的には世田谷区の健診と、糖尿病で通院している患者さんの経過確認がメインです。同じ日に内科と眼科の両方を受診できますし、患者さんも喜んでくださっていますね。また、検査の結果、例えば緑内障の専門的な手術など、当院の設備では対応できない治療に進む必要がある患者さんについては、そうした施設のある眼科医院に紹介する役割も担っています。

患者第一の姿勢でフランクに診察を

先生が医師をめざされたのは、同じく内科医のお父さまの影響が大きいのでしょうか?

照屋亮院長 照屋内科医院5

そうですね。人を相手にする仕事がしたいなと考えていましたし、患者さんに愛されていた父の姿を見ていたことが一番大きかったと思います。父から受け継いでいるのは、患者さん第一という姿勢ですね。診察も機械的にならないように、俗な言い方をすれば「心が通う」診察といいますか、患者さんのためを思って診療することを第一に考えます。一方で、本当に真面目だった父とは逆に僕はフランクな性格で、患者さんと友達のように親しく接することも多いですね。近所にある行きつけの居酒屋さんで知り合った方が、当院に通うようになることもよくあります。親しいがゆえに甘えたり、なあなあになったりしては良くないので、距離感は保ちつつですが、こうした親しみやすさは大切にしたいと思っています。

プライベートはどのように過ごされていますか?

もともと陸上部だったので、以前は走ったり冬場にはスノーボードをしたりしていましたが、数年前に特発性大腿骨頭壊死を発症してしまってから、一時期は運動がまったくできなくなってしまったんです。患者さんに運動の必要性を説いているにもかかわらず、自分自身が運動できずに体重も増えてしまって。水の中ならば重力の負荷がないので、現在はジムのプールで泳ぐことが多くなりました。国指定の難病で完治しないものなので、病気になって以降の生活の変化はとても大きかったですね。泳ぐことならできるので、かつてよくやっていたスキューバダイビングを再開しようかなと思っているところです。ただ、基本的には日曜しか休みがないため、泳ぎに行った後はお酒を飲んで趣味の三線を弾いて、それで休日が終わってしまうことが多いです。

読者にメッセージをお願いします。

照屋亮院長 照屋内科医院6

体の具合が悪くなった時、それが内科で治療できるものなのかどうか、ご自身ではわからないことも多いと思います。そんな時は、気軽に通える町のかかりつけ医である当院に来ていただければと思います。診察してみて、もしも内科の範囲でなければ適切な診療科をご案内しますので、悩んだらまずは来院してみてください。どの診療科に行けばいいかわからないまま時間が過ぎて、症状が悪くなってしまうのが一番良くないですからね。

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