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池内 克彦 院長、池内 玲子 先生の独自取材記事

滝川いきいきクリニック

(名古屋市昭和区/いりなか駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋市営地下鉄鶴舞線のいりなか駅から東へゆるやかな坂道を登っていくと、右手に見えるのが、「滝川いきいきクリニック」だ。向かいでは自然食レストラン「自然庵」、近隣にはデイサービス施設「いきいきヒルズ」も運営し、健康を総合的に考えるクリニックのコンセプトが形になっている。院長の池内克彦先生と、内科・循環器科医の池内玲子先生は、息のぴったり合った夫婦。診療科目は違っても医師としてできることはお互い手伝い、助け合うことで、診療が迅速に進むこともあるという。2人共通の思い「いつも笑顔でいきいきと」は、クリニック名に反映され、先生方自身もにこやかな笑顔にあふれている。次々と新しい取り組みをしている両先生にクリニックの特徴や日ごろの診療について笑いを交えながら聞いた。
(取材日2016年6月8日)

「いつも笑顔でいきいきと」をモットーに開院

待合室にはたくさんの胡蝶蘭が生き生きと咲いていて、クリニック名を知っているかのようですね。

【池内院長】以前にいただいた蘭が毎年花を咲かせます。のびのびと好きな方向に花が咲いていますね(笑)。クリニック名は、元気のあるいきいきとした暮らしを患者さんとともに送ることができるようにしたいという気持ちを込めて命名しました。クリニックのコンセプトは「いつも笑顔でいきいきと」です。開院するにあたって私たちの共通の意識は、病気だけをみるのではなく、人間全体をみる温かい医療をめざしていきたいということでした。「食・生・心」の養生を大切に、病気にならないためにはどうしたらよいかを気軽に体験し、いかに生きるべきかを考える場を提供していきたいという思いがあり、自然食レストランやさまざまな健康促進講座の開催につながっていきました。

健康になるための「食」の部分のアプローチが自然食レストランの運営なのですね。

【池内院長】自然食レストランは、糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病の方に向けて薬で改善するだけでなく、「こういう食事がいいですよ」という紹介をするのが目的で始めました。当クリニックのコンセプトの「いつも笑顔でいきいきと」した生活を送るために、食の健全は欠かせません。それと、デイサービス施設で出す食事も外注でなく、体に良い温かい食事を提供したいという思いで、ここで手作りしています。
【玲子先生】五分づきや八分づきのご飯に、季節の野菜や魚中心のおかずで高齢者にも食べやすい自然食です。

「いきる」や「こころ」へのアプローチについても教えてください。

【池内院長】デイサービス施設や気功、体操、アロマテラピーなどの講座の運営、そして温熱療法などを紹介しています。リハビリテーションに通う患者さんがだんだん高齢になって「先生、これからどうしたらいいんでしょうか」という相談もよく受けるようになりました。まじめに通ってくださっている患者さんたちへのご恩返しもあって、うちでもデイサービス施設を開所しようと思い至りました。老健施設での経験や介護支援専門員の知識も土台になっています。
【玲子先生】「うちではひとりだわ」という高齢者も多く、そんな方々が集う場所を作りたかったんです。スタッフと会話をしたり体を動かしたりして、少しでも健康になってもらいたいという思いで始めました。私自身も体によいことを見つけるのを楽しんでいます。それを皆さんと共有できたらうれしいですね。

夫婦で二人三脚。外科、内科の垣根を超えた連携

クリニックの特徴を教えてください。

【院長先生】外科と内科を二人体制で診療しているところですね。お互いに診療について相談もできますし、「そういう見方があるんだね」と勉強になることが多々あります。
【玲子先生】二人が違う目線で診察できるのがいいと思います。例えば内科で風邪だと言って来られた患者さんに対して、腹痛もあってちょっとおかしいなと思えば、すぐに院長に相談します。外科医が触ってみれば手術が必要なのかはその場でわかるので、そこからすぐに大病院へ送れますよね。タイミングが大事で、「あの時、すぐに手術をしてもらって命拾いした」と感謝される患者さんもいらっしゃいました。高齢の患者さんなどは、内科を受診して、腰も痛いからついでに整形外科へという時間短縮で喜ばれています。院長は血管外科の経験があるので注射や採血も上手なんですよ。頼りになります。

お二人の連携がしっかりとれているのですね。休日もお二人一緒に過ごされるのですか?

【池内院長】私の趣味は、スキーです。夫婦で行くのは時々ですが、私は冬になると毎週末、山へ出かけています。できるなら、スキー場で診療所をやりたいくらいです(笑)。
【玲子先生】院長は学生時代からスキー選手で、今もスキー場では一番かっこいいんですよ(笑)。院長がスキーに出かけている間、私は自分の好きな自然療法のセミナーに参加したり、クリニックで開催する健康促進講座や自然治癒力と免疫力を高めるためのセラピーなども企画します。特に、気持ちの開放のために歌をうたう海外歌手のボイスワークを応援しています。

レストランの自然食など、こちらで推進されていることにより、ご自身も何か変化はありましたか?

【玲子先生】私自身、自然食を取り入れてから体調もよくなって、15キロ痩せました。今は少し戻ってしまいましたけどね。気功やエクササイズなどを併用して肩こりや腰痛などもなくなりました。
【池内院長】私は医療と介護のメインロードをまっしぐらです。私たち二人の共通の意識は、患者さんの笑顔をみること。外科医、内科医の垣根を超えてそれぞれが心と体によいと思うことを提供していきたいですね。

気軽に何でも相談できるクリニックをめざして

診療に東洋医学やトリガーポイント注射などさまざまな治療法を取り入れていますね。

【池内院長】慢性的な肩こりや首、腰の痛みは、マッサージやリハビリだけではなかなか治りません。こういった慢性痛をやわらげ、ほぐすきっかけになるのが、トリガーポイント注射です。トリガーポイント注射は、主に、痛みの診療科であるペインクリニックで行われる治療で、1度の注射で痛みがなくなったという患者さんもいらっしゃいます。痛みが軽くなったところで、よく動かし、ほぐすことが大切。自分の力でよくなることを説明しています。鍼灸やトリガーポイント注射もあくまでも診療のツールの一つ。血圧、採血、薬だけが治療ではないと考えているので、良いと思ったツールはどんどん活用しています。

どんな医療をめざしていますか?

【池内院長】病気だけでなく、人間の全体をみる医療ですね。「頭や肩が痛くてあちこちの病院をまわったけど、よくならない」と言って来られる患者さんがいます。じゃあ、どこが悪いんだろうと検査するけど、なかなかわからない。そんなときには玲子先生にも相談するんですが、やはりじっくりと話を聞くことが必要になってきます。
【玲子先生】話をするうち、涙を流す患者さんもいて、カウンセリングに近いです。時間はかかるけれど、楽になってもらえればいいかなと思います。必要に応じて知り合いの精神科医を紹介し、その場で予約を取ることもあります。院長には、「以前に比べて随分、気が長くなって話をよく聞いてるね」って言っているんですよ(笑)。
【池内院長】プライベートなことも聞くことがあります。よくよく話を聞いてみると、環境だったりストレスだったりという痛みの原因が浮き上がってくるんです。

最後に、医師としてうれしい瞬間についてと、読者へのメッセージをお願いします。

【池内院長】入口に投書箱を設置していますが、「ありがとう」とか「安心しました」とか感謝の言葉がほとんどで本当にうれしいです。患者さんが笑顔で帰るのが一番。笑うとNK細胞が活性化して長生きするという説がありますが、私はそれを信じています。落語の講座も作りたいくらいですよ(笑)。今後も気軽に何でも相談できるクリニックとして地域に根付いていきたいです。
【玲子先生】「どこへ行っていいかわらなくて、とりあえずここへ来たら方向性がみえてきたわ」と言っていただけることはうれしいですね。「痛くて歩けない」と言って来られた患者さんが、話をしただけで3分の1ぐらいよくなって、歩いて帰られたということもありました。医師として患者さんの気持ちを受け止めることも必要かなと思います。元気になってもらうために「こういうことに気を付けたらいいですよ」という提案もしていますので、気軽に相談に来てください。

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