井上整形外科

井上整形外科

井上 浩院長

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座間駅より徒歩4分の「井上整形外科」は、先代から数えて30年以上の歴史を持つクリニック。2代目院長の井上浩先生は、慶應義塾大学の整形外科学教室に入局以降、7ヵ所の病院で診療と手術に携わってきたベテランドクターだ。クリニックを引き継いでからは「生まれ育った座間市で、地域貢献したい」という思いが強まり、一般診療だけでなく、通所リハビリテーションにも対応。最近では高齢者の通院の負担を考慮して送迎車を導入するなど、高齢化の進む地域において、住民のニーズに柔軟に応え続ける井上院長に話を聞いた。
(取材日2017年10月18日/更新日2018年10月24日)

地域のニーズに応えて通所リハビリ施設を開設

―先生のご経歴や開院までの経緯について教えてください。

北里大学卒業後、慶應義塾大学の整形外科学教室に入局しました。医局が大きく、関連病院も多いため、さまざまな症例を学べるだろうという思いで飛び込みました。その後は埼玉や静岡、小田原、平塚など、いくつかの関連病院に勤務し、平塚市民病院では医長としてリウマチ治療の外来を設置しました。当時、平塚市民病院にはリウマチ科の医師がおらず、リウマチ専門の外来があれば、専門に学んできた膝疾患に関する知識を生かせると思ったからです。病院を退職して開業した後も、しばらくはリウマチの外来を担当していました。そういった経緯から、当院でも一般的な整形外科疾患に加え、リウマチの治療に力を入れています。

―2013年にクリニックを継承してから、リニューアルした点を教えてください。

当院にお越しになる患者さんは高齢者が多く、車がないと来院できない方もいるので、まずは駐車場のスペースを広くしました。駐車場から院内までバリアフリー設計にするなど、通院が負担にならないよう心がけています。一番大きく変わったのは、2016年に通所リハビリテーションを開設したことですね。ここでは理学療法士が、介護認定を受けた方を対象にリハビリを行っています。さらに2018年10月からは送迎車を導入し、利用者の送り迎えもできるようにしました。乗り降りしやすいように補助ステップや手すりをつけた特注の車で、1人では通うのが難しい方にもご利用いただけます。

―なぜ通所リハビリを開設したのですか?

クリニックを継いで3年ほどたった頃、地域の高齢化とご家族の介護の問題に気がついたのです。当院では骨粗しょう症の治療などに取り組んでいますが、治療をしても足腰が弱くなり、ご家族の都合で通院できなくなる高齢の方がいらっしゃいました。その場合は、介護保険を申請してほかの高齢者施設に行っていただいていたのですが、ある時、近隣には通所リハビリ施設が非常に少なく、既存の施設も満員であることがわかりました。しっかりと足腰の運動リハビリを行えば、改善が期待できる方が多数いるのに、施設が不足している……。これは問題だと思いました。クリニックに通っていた方が、ある日突然、車いすや寝たきりになるわけではなく、そこに至るまでには原因があります。その一つが通所リハビリ施設の不足であるなら、適切な運動器リハビリを受けていただくための受け皿を、自分でつくろうと考えたわけです。



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