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医療法人社団青泉会 下北沢病院

菊池 守 病院長

13017

患者と家族の理解のもと、重症になる手前の予防を

―今、足に注目が集まってきているのには何か理由があるのでしょうか?

例えば足の血管の狭窄や閉塞によって足の末梢からの壊疽(えそ)や閉塞性動脈硬化症が起こると、これまでは切断を余儀なくされていました。しかしそうするとそのための入院、手術、治療後のリハビリ、介護サービスなどが必要になり、余分に医療費がかかってきます。そこで重症化になる手前で止めることの必要性が重視されるようになり、糖尿病患者さんの重症化予防として月に一度専門の看護師がケアすることや透析患者さんの重症化予防も保険適用となりました。足の重症化予防の必要性が認識されたことで、これまでの整形外科の領域とは別の足の問題が注目されるようになったのだと考えられます。

―先生のご専門や積極的に取り組まれている分野を教えてください。

形成外科の医師として、これまでは足の傷や痛みやしびれを診る機会が多かったのですが、足の傷は足が心臓から遠いため血行が悪くなりやすく、それが原因で治りが悪いことが問題でした。そこで専門の先生と協力して心臓のようにバイパス手術やカテーテルによって傷を治すことをテーマにしてきましたが、今、問題になっているのは歩行することですぐに傷が再発してしまうこと。これは当たり前なのですが、歩くということは傷を擦りつけているのと同じことです。そこで、整形外科の先生、義肢装具士とともにインソールや靴、手術までを治療の選択肢に入れ、足趾の変形や骨の突出などの変形がある足そのものを歩行のストレスから守り、治すことを積極的に取り組んでいます。どうして傷が治りにくいかという問題から変形を治すことで足の傷を治すという発想が生まれ、傷の再発を防止するための専門治療に取り組んでいます。

―診療やスタッフとの関わりの中で大切にされていることはありますか?

専門用語はできるだけ使わずに、いかに理解していただくかを重視しています。また、チーム医療には患者さんとそのご家族の協力も欠かせません。いくら僕らが頑張って治療をしても、家でインソールを履いてもらえなければどうしようもないですからね。患者さんと家族を巻き込んで治療の必要性を理解していただくのが一番大切だと思います。特に糖尿病は今の生活が病につながっていて、それを変えていくことが重要だということを理解していただかないと難しく、安静、インソール、ストレッチを守っていただくために模型や資料を使っての説明や、医師だけではなく看護師も理学療法士も共通したことを毎回伝えていくようにしています。また、院長としては、スタッフのモチベーションを維持するためにも、相手の話を聞くことを心がけ、今後に役立てていきたいと考えています。



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